2011年01月30日
マイネット・ジャパン代表挨拶 2011年2月1日版
「どこでもドアの実現」。一見突飛に見えるこの言葉が私たちマイネット・ジャパンの企業理念です。どこでもドアは人と人が会うための未来の道具。人と人が会うところには刺激や共感を通じて価値が生まれます。その機会をインターネットの力でたくさん生み出していくことが私たちの使命です。
ソーシャルネットが普及の途について早6年、当社は創業事業として国内でソーシャルニュースというジャンルを切り拓き、それ以来国内ソーシャルネット進化の一端を担ってまいりました。そのソーシャルネットが昨今爆発的な普及と市場拡大の時期に入っています。またツイッターに代表されるネットのリアルタイム化も大きなトレンドです。
このような環境の到来を見据えて、当社はローカル店舗のインターネットへの窓口となるウェブサービス「ケイティ」を提供し、飲食店を中心に30,000店超のお客様に広げてまいりました。また生活者向けに50,000件超のクーポンを掲載する国内最大級のクーポンジオメディア「どこでも!ケイティ」を提供しております。
私たちはこれらのサービスを通じて、ソーシャルネット上で交わされる会話から日々生まれている友人知人との「会う」という場面と、ケイティを通じて発信されるお店のリアルタイムな情報をマッチングしていき、生活者にとっては楽しく豊かなミートアップを、お店にとってはよりリアルタイムな集客機会を創出しています。
このようなローカル消費を促進する領域ではさらにO2O(オンラインtoオフライン)と呼ばれる国内135兆円のサービス消費を取り込む急拡大市場が眼前に広がっています。当社はO2O領域のリーディングカンパニーとなることを目指してサービス開発に取り組んでいます。
また今後は日本国内のみならずアジア各地域でのサービス展開を視野に入れ、株主である住友商事の協力を受けて海外情報の集積や外国人採用の積極化にも取り組んでいます。
当社は業界屈指の技術陣と事業陣の融合集団としてインターネットが拓く新たな文化創造を牽引し、自社の掲げる社会目標「会いたいときに会いたい人に会える社会」の実現に向けて邁進してまいります。
皆様、どうぞご支援ご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
2011年2月1日
株式会社マイネット・ジャパン
代表取締役社長 上原 仁
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2011年01月23日
映画ソーシャルネットワーク 雑感
話題の映画「ソーシャルネットワーク」を見ました。起業社会に生きる者としてぐっとくるところの多い映画でした。様々なシーンや登場人物に実感が持てすぎて、おそらくスタートアップ周辺に関わっていない人とは異なる感想だと思います。
個人的にはFacebookの共同創業者エドゥアルドにまつわるストーリーが印象的です。そこに込められたテーマは「爆発の高揚感」「カネの力」「資本の論理」「スーツとギーク」「自身の価値」「友情とビジネス」など多彩。21・2歳の頃にあの激流に飲み込まれたら正常ではいられないと思う。
一つ言えるのはあれを「裏切りのドラマ」と捉えているようではスタートアップには向かないということ。起業は感情より道理。エドゥアルドに自己投影しながら、サービスに、事業に、会社に、その将来に自身が価値を出せる存在かどうか絶えず問うていなければならない。
スタートアップに生きるということは自己の価値を市場に問い続けるということ。それは創業者でもメンバーでも同じ。私も社長としていつも自分に価値の刃を突きつけ続けています。
「ソーシャルネットワーク」をこれから見る方にはこちらおすすめです↓
ソーシャル・ネットワーク 特集: 映画を読み解くビジネス用語&IT用語辞典
追記: あと一つ。「偏執狂=パラノイアじゃなきゃ起業なんてできないよ」ってこともこの映画を見て思い出した。
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2011年01月17日
2012年度新卒向けマイネット・ジャパン会社説明会
2012年度新卒学生の方を対象に、以下の日程にて会社説明会を開催します。
今回新卒募集する職種はWebエンジニアや企画営業、マーケティングサポートをはじめとする全職種。
説明会では上原が企業理念や事業内容、今後のビジョンについてお話させていただきます。また、現場社員とのフリートークの時間もご用意しています。
◆開催日程
・2011年2月3日 (木)14:00~16:30
・2011年2月4日 (金)17:00~19:30
・2011年2月9日 (水)14:00~16:30
・2011年2月10日(木)17:00~19:30
◆会場
本社会議室 (東京都中央区銀座8-16-13 中銀・城山ビル10F) [MAP]
Tel: 03-3544-4221(代表)
(最寄駅)
新橋駅(JR・銀座線・浅草線)から徒歩7分
東銀座駅(日比谷線・浅草線)から徒歩7分
築地市場駅(大江戸線)から徒歩5分
◆持ち物
筆記用具
※説明会当日はエントリーシートの記入や選考等を行う予定はありませんのでお気軽にご参加ください。
◆服装
自由(スーツでなくて構いません)
◆お申し込み方法
詳細な募集要項はこちらをご確認の上、エントリーフォームよりお申し込みください。
※ジョブウェブ会員の方はこちらからお申込みください。
マイネットメンバーと直接お話いただくことで、会社の雰囲気もより肌で感じていただけることと思います。
たくさんの学生さんのエントリーをお待ちしてます!
関連:
・新卒社員の定着・成長と多様性の担保|近江商人JINBLOG
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起業から30人の会社になるまでに学んだ3つのこと
マイネット・ジャパンを起業して4年半が経ちました。本当にたくさんの方々のおかげでようやく当初マイルストーンに置いていた「30人の黒字会社」というラインまでやってくることができました。ちなみにそのラインは私が起業を決めた時点のイーマーキュリー(現ミクシィ)をベンチマークしたものです。今はもう次の段階に向けて動き出しています。
まだ起業の第一段階から第二段階に進むくらいのところなので振り返っている場合ではないのですが、最近よく起業を志す方や起業したばかりの若い方とお話する機会があって、その際自分の経験を踏まえていつもお話する内容が3つあるので一度書きとめておこうと思います。
起業から30人の会社になるまでに守っておきたい3つのこと

1.共に「給料を払う側」に立つパートナーを持つこと
共に経営側に立って逃げ場のない戦場に立ってくれる同志を持つことです。←これは私の場合の表現で起業時のスタンスや覚悟によって言葉は異なってよいと思います。要は給料を貰う側でなく払う側に立つ人が自分以外にもいるということです。
経営者とは社員の給料は借金してでも払って当たり前の立場です。起業後すぐの数ヶ月のキャッシュも見えない、1年後会社があるかもわからない状況で同じ志を持ってそのリスクサイドに立ってくれる相手がいることは社長にとって無上の力となります。
実際的な面でもビジョンに裏書きをする人間がいるということからくる金融機関の信用、役割分担(例えば営業を任せきって自分はサービスに集中するなど)による事業拡張性の担保、権力集中による社長のモラルハザードの回避といった大きな効果があります。
2.1年半の「創業オーラ」を存分に活かすこと
創業から1年半程度の期間、起業家には「創業オーラ」が身につきます。変な宗教の話ではありません。創業には通常とは桁違いの熱く強い思いがこもっていますので、起業家のそのテンションの高さが熱病のように周りに伝わっていきます。それが創業オーラです。
この時期は起業家の魅力が爆発していますので、周囲からいいお仕事をいただけたり、PRすればあちこちのメディアで取り上げられたり、レベルの高い人材を採用できたり、社内メンバーも期待以上に活躍してくれたりします。でもその効果は徐々に減衰します。
起業家自身のテンションは変わらなくても周りのテンションは徐々に通常モードになっていきます。そのギャップに大火傷することもあります。周りのモードが切り替わる前に創業のノリだけではない実力とビジネスモデルを手にしておくことが大事です。
3.「選択と集中」の決断を行うこと
創業初期から思い通りのビジネスモデルが立ち上がることは滅多にありません。私の周囲でもほぼ全てのベンチャー企業の創業事業は失敗しています。失敗の場数を踏み、実力と信用を積んでようやく思い通りのビジネスが立ち上がるものと思っておくとよいです。
当初は本業以外のワンショットの仕事がよく舞い込んで来ます。それはもちろんありがたいことなのでガツガツやるのもよいでしょう。またトレンドや周りの話に影響されていろんな事業に手を出したりすることにもなります。それも場数になるのでよいでしょう。
しかし必ず「時は今」と決断して一つの事業を選択し集中しなければならないことを覚えておいてください。リソースの分散状態を廃し、ビジョン・力量・タイミングがピタリと合わさる事業に自身の豪腕で一点集中することなくしてベンチャーとしての飛躍はありません。
一人でも多くのベンチャー起業家が起ち、生き残り、社会に価値を生み出し続けられることを強く願っています。
関連:
・起業を志す若い友人へ|近江商人JINBLOG
・大企業人の起業が嵌る3つの落とし穴|近江商人JINBLOG
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2011年01月16日
マーケティングのシンプルな定義
マーケティングという言葉は定義がまちまちで扱いづらいところがあります。よくある誤解は市場調査をマーケティングと呼んだり販売活動をマーケティングと呼んだりすることです。言葉は記号でしかないので企業毎に使い方が異なるのを否定するものではありませんが、マイネット・ジャパンではマーケティングという言葉を濫用しないようシンプルな定義をおいています。
その定義は「マーケティングとはおのずと売れるようにする活動」というものです。
この考え方において企業活動のすべてにはマーケティングが染み込んでいなければなりません。それはサービス企画に始まり、サービス開発、営業活動、サービス運営、サポート、果ては人材採用や総務サービスまであらゆる活動にわたります。
例えばサービスを企画する際にはそれを使うユーザーの心理を十分に理解してスムーズに価値享受してもらえる仕組みを作らなくてはいけませんし、サービス開発においてもユーザーの自助的な行動が心地よくスループットまで至るよう作りこんでいなくてはいけません。営業活動も無理に売るようなことではなくお客の自然な理解と行動を促してお客のためになるものを売っていなくてはなりません。
このような各種のマーケティング的企業活動を行うためにもっとも大切なことは一人ひとりが「相手の立場になりきって考える」ようになることです。相手とはお客様やユーザーのこと。これは単に客観的に相手の立場を考えるというのではなく、相手のあらゆるシーンでの気持ちや態度を理解することで相手に"憑依"された状態でものを考えられるようになることです。
憑依されるほどに相手を理解するというのはもちろん容易なことではありません。しかも相手は一人ではなく多数のお客様やユーザーさんですので一人ずつ理解していてはたいへんです。このため一つのサービスや活動の度に必ず「ターゲットペルソナ」を設定します。そしてそのペルソナに該当するクラスタにいる相手のできるだけ多数に「話を聞く」ということを徹底します。
ペルソナの話を聞いて聞いて聞きまくることを通じて初めて自分たちのサービスや活動を受ける人たちの気持ちを理解して相手の立場になりきって考えることができるようになり、そうすることで「おのずと売れる」という状態に向けた策を講じることができます。
マーケティングのシンプルな第一歩は「話を聞く」というとても簡単なことなのです。
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2011年01月15日
日本市場は前からずっと"The Web Is Dead"
昨年8月に発表された”The Web Is Dead.Long Live the Internet”-「ウェブは死んだ」と題するクリス・アンダーセンらのコラムが年末年始にかけて国内でも和訳が広がり、局所的に話題となっています。
The Web Is Dead 和訳 - GQ Japan(PDF)
私たちはオープンで制限のないウェブが好きだが、より単純でスマートなサービスが機能するからという理由で、ウェブを捨てはじめた。
ここで言う「ウェブ」とは純粋にWorld Wide Webを指しています。Googleで検索してブラウザで見ることのできるインターネットのことです。このコラムでは私たちがインターネットをそれと意識して利用してきた「ウェブ」から、iPhoneアプリのように使っていたら必要に応じ勝手にアプリがインターネットから情報を引いて提供してくれる「アップス」にメインストリームが移行していくと予言しています。
また利用者の中心がネットに詳しい人からネットを知らない人に移って行き、求められるものが機能要件から体験価値に(「あれができる」から「使って心地いい」に)変化していくことで、体験価値に直接お金が支払われ、経済がまわるに伴って規模の経済やネットワークの経済といった経済原理が働き寡占が進んでいる、と現状を分析しています。
ここからは私の私見ですが、この現状分析と予言は現実を言い当てていると思っています。そしてその現実はすでに日本のインターネット市場が証明してきたことだと思います。
日本ではiモードやモバイルSNSが「ネットを知らないふつうの人」をインターネットに連れてくることに成功し、世界に先駆けてここで語られている状況を作っていました。"The Web Is Dead"は寡占プラットフォーム支配という意味でiモード的で、ネットワーク効果とクローズネットという意味でmixi的で、ネットを意識させなかったという意味でモバゲー的です。
日本の国内市場では「ふつうの人」を取り込むことに成功した事業者だけが生き残る構図があります。逆を言うと適度な市場規模がある故に「ふつうの人」を取り込むことができれば国内市場だけでも十分食っていけたのです。
ところがこれまで「ネットに詳しい人」だけを相手にしてもやっていけたグローバルプレイヤーが市場の成熟に伴って「ふつうの人」にも手を広げ始め、その触手がiPhoneやFacebookという体で日本のふつうの人を取り込み始めて日本のプレイヤーもグローバル競争に晒されるようになったというのがここ1年ほどの動きです。
現時点で最もThe Web Is Dead を体現しているのはFacebookのiPhoneアプリだと思います。友人が十分アクティブな状態でこれを利用するとあまりの気持ちよさに驚きます。今までブラウザで体験していたインターネットがいかに自分たちに我慢を強いていたのか。これなら自分の親でも使う気になるかも知れない、携帯のネイティブメーラーだけはなんとか使っている彼女らでも、と。
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2011年01月14日
新規事業とストレスコントロール
マイネット・ジャパンは今年のテーマに『変革』を掲げて活動をスタートしています。インターネットビジネスの市場全体に大きな変化が訪れるであろう2011年に会社としても新規事業を起こして次の飛躍的な成長を企図しているところです。
『新規事業』と口で言うのは簡単ですが新規事業を起こして軌道に乗せるのはたいへんパワーのいる仕事です。すでにあるビジネスモデルとオペレーションの仕組みを回して収益を上げるのはある意味「解き方を知っている方程式を解く」という仕事ですが、未だビジネスモデルの成立していない新規事業の場合は「公式を作る」という仕事にあたります。
「公式を作る仕事」と言えば耳障りはよいのですが、実態はなかなか解けない問題に何度も何度も取り組んで試行錯誤を繰り返す作業ですので、解けない間はとてもストレスが溜まります。新規事業大好きな人の多くはこの手のストレスに鈍感(私もそのクチ(^^;)なので本人は楽しげに働いているのですが周りのメンバーはたいへんというのがよくあるパターンです。
このため私は新規事業に取り組むとき事前にメンバーに「これからストレスくるよー」と予告をしています。もちろん新しいことに取り組む時期なのでワクワク感はとてつもないし事業が軌道に乗ったときの喜びは言葉では言い表わせないほどのものなのですが、そんなプラスの面だけを見て新規事業に取り組むと火傷するのです。
事前に予告することで本人は心の準備を整えることができます。ストレッサーの特定ができていればストレスとの付き合い方もコントロールしやすく途中でへこたれるようなことが起きにくくなります。そして「ストレスのかかっている私」をメタ認知してその状況自体を楽しめるようになってくると上級者の域です。
とかなんとか言いつつ、しばらくぶりの新規事業でワクワクが止まらない毎日です(・∀・)
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2011年01月12日
ツイッター脳と長文脳
長らくお休みしていたブログを先日から更新再開しました。すっかりご無沙汰になっていたのは昨夏頃までは考えることより業務執行に時間を割いていたことと秋以降は学校などインプットの時間を多くしてきたことなどが理由にはなります。でもやはり一番の原因はツイッターに時間とアウトプット欲求を吸われていたからだと思っています。
ブログと比較して位置づけたときのツイッターの素晴らしいところは思考の切れ端や発想を時間を費やさずに書きとめることができる点とそこに高確率でフォロワーからのフィードバックがある点だと思います。これに加えてリアルタイムコミュニケーションの欲求が満たされるために時間がどんどん吸い取られることになります。
しかしながらツイッターのみのアウトプットを長期間続けていると、脳が140文字以内の思考を1スロットと見なしてしまう「ツイッター脳」に嵌ってしまうことを今回実感しています。思考がフラクタルなままに外部及び脳内に保管され、文脈に乗せて他者へコミュニケーションするためのプロトコル変換を怠ってしまう状態です。
今回ブログを再開して「長文脳」を取り戻すために敢えて長文でライティングする訓練をしていますが、最初は表現をむやみに短縮しようとしたり、短文間を接続詞でつないで意味を通すのに四苦八苦したりしてしまいました。そして回を重ねる毎に脳が文章コミュニケーションのための変換に慣れてくるのを感じます。
ツイッターは新しい外脳とリアルタイムコミュニケーションをもたらした画期的なツールだとつとに感じているところですが、反面抱える従来のコミュニケーションや思考力に支障を来すリスクを踏まえておくとより上手い付き合い方ができるなと実感した次第です。当分ツイッターとブログのハイブリッド生活を続けようと思います。
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2011年01月11日
スクーリングパッド-外食の大学 受講を終えて
「スクーリングパッド」という学校のことをこのブログをご覧の方はほぼご存知ないと思います。スクーリングパッドは外食・農業・映画・デザインの4学部を擁する社会人大学です。
私は2010年9月から12月にかけて開講されたレストランビジネスデザイン学部の第11期講座に入学し、3ヶ月間の講義を受講していました。この学部は飲食ビジネスをテーマとしており、飲食店開業を目論む起業予備軍から飲食店主、外食企業の幹部やメンバー、飲料・不動産・販促等の外食支援事業者などが生徒として集まっています。
講師に立つのはダイヤモンドダイニングの松村社長や際コーポレーションの中島社長ら外食産業をリードする経営者の方々や飲食店プロデューサー、飲食メディアのリーダーたち。スクーリングパッドの受講は外食業界内でも幹部育成に活用されるなど一定の地位を築きつつあります。
今回私がスクーリングパッドの受講を決めたのは、ケイティを通じて多くの飲食店や外食企業を支援する者として飲食ビジネスへの理解を深めたかったから。マーケティングを生業とする者として「お客様の立場になりきって」ものを考えられることが何より大事だが、私自身が飲食店オーナーや外食経営者になりきって考えるための地図とコンパスを手に入れたいという意欲からでした。
その目的は3ヶ月間の受講を通じて大いに果たすことができました。今回私がスクーリングパッドにもらったものを3つ挙げておきます。
「地図」
毎週様々な外食リーダーの生の声を聞き、講義の後も様々なバックグラウンドを持つ同期生たちとディスカッションを重ねました。これを通じて外食インサイダーでなければ身につかないであろう外食企業/飲食店を客観的に捉えるための切り口・フレームワークを体得できました。今では新たな外食企業/飲食店を見るときに概要を知ればおおよその戦略KFSや競争環境を想起することができます。
「コンパス」
学部長講義では飲食店のコスト構造や立ち上げモデル、繁盛店のビジネス構造などを学びました。飲食ビジネスを診断する上で基準となる各種数値を頭に叩き込むことができたので、飲食店の集客を支援する上でのKPI設定を目標繁盛度に合わせて行えるようになりました。ここは自社内でも展開して早速顧客サービスに反映し始めています。
「輪」
ある意味で最も大きかったのが同期生との輪です。毎回講義の後は必ず数名~10名ほどで議論をしたり講義で取り上げられた飲食店を訪問していました。「飲食」という共通項で括られながらも様々な世代で様々な志を持って集まった仲間との邂逅。その時間を通じて紡いだ同期生との利害なき人間関係はこれからの宝になると思います。
もし飲食ビジネスに関わろうという人でこういったものを手にしたいと思っている方がいたら、スクーリングパッドの受講は胸を張っておすすめできますよ。
関連:
・レストランビジネスデザイン学部|スクーリング・パッド
・Amazon.co.jp: 「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ (新潮新書): 子安 大輔
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2011年01月10日
新卒社員の定着・成長と多様性の担保
マイネット・ジャパンは創業翌年の2007年から新卒採用をしています。インターネットという新興で変化の激しい市場に対応できる変化耐性の強い若い人材の層を厚くしたいという思いと、100年続く組織の生態系を創業初期から作っていきたいという思いからの人事戦略です。
これまでに7名の新卒正社員がおり、3ヵ月後の'11年4月にはまた4名の加入があります。新卒正社員は7名全員が現在もマイネットに在籍しており、全員がチームの核となって活躍しています。新卒社員が早期に成長してしかも現状離職者ゼロであることはマイネットの自慢です。
マイネットの平均年齢は27.5歳と若く実力主義で仕事を掴み取れるため、新卒社員も能力に応じて出る杭打たれることなく力を発揮できています。また職種別採用、1チーム1名育成、社外研修プログラム、技能フレームワーク研修、個人別CDPといったベンチャーとしては特徴的な採用育成施策を持っています。
そういった環境要因や施策要因もさることながら、マイネットで新卒社員が伸びながら定着する一番の理由は「多様性との遭遇」にあると思っています。
マイネットは内製主義によりエンジニアから企画、ダイレクトマーケ、法人営業、デザイナー、コンサルタント、ユーザーサポート、経営等々多様な職種のメンバーがいます。30人強の会社でこれら全ての職種を内包し、しかも日々全員と濃厚にコミュニケーションを取れる場所はベンチャーの中でもマイネットに独特のものだと思います。
マイネットでは創業の日から1日も欠かさず毎朝の全社ミーティングを行っています。ここではチーム/職務毎の課題とアクションが共有されつつ、職種の異なるメンバーへの簡単なレクチャーが行われます。ここで通常ならなかなか知ることのできない多様な職種/価値観の考え方をシャワーのように浴びて日々吸収することができます。
またマイネットでは歓迎会や誕生会などの機会で総務チームの手料理による社内パーティが月に1回ペースで行われ、同じく月1回の「右脳ミーティング」という時間を通じて、チームや職種をまたいだコミュニケーションの機会が設けられています。オフタイムや非日常の時間で異なる価値観と接して刺激を受けることにより、無意識のうちに視野を広げて自己の価値観の拡張・再構築を繰り返せるということです。
通常の社会人生活に入るとどうしても近い価値観・同じコミュニティの人ばかりと接して自ら多様性を排除しがちです。それがイヤで社内コミュニケーションを敬遠したり転職を繰り返したりするのが典型的な近年の20代ビジネスパーソンだと思います。ただ転職を繰り返すことで長期のキャリアプランを描けなくなっては元も子もありません。
マイネットでは多様性との遭遇と長期のキャリアプランを両立させながら、組織年齢が若いゆえに若いうちから大きな責任を任され成長しやすいという環境をずっと大切にしていきたいと思っています。
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2011年01月08日
グルーポンの功罪とローカルプラットフォームの勃興
グルーポンの登場はローカルビジネスのウェブ化が始まる兆候であったと捉えています。グルーポンは「お得・限定」という価値付けを行うことをフックにウェブで情報を回し、ローカル内のお店とユーザーのマッチングを促進するものでした。
しかしながら昨今問題視されているように、元来のウェブ広告的な役割を価値と捉え切れずにコストリクープを優先したモラルハザード(過剰受注、二重価格等)は今後も雨後のタケノコとなるでしょう。これは構造的な問題で、押さえつければビジネス成長も滞るジレンマですのでグルーポンビジネス成長の壁と捉えられます。
ただし「ローカルビジネスのウェブ化」という文脈はまったくはじまったばかりで、今年にはより各種のネットサービスとして可視化されるでしょう。その背景はユーザーへの常時接続のモバイル端末とリアルタイムソーシャルウェブの普及、及びローカル店舗側へのインターネット普及です。
これらの普及に伴って、一地域内で一定時間枠内に適切なマッチングが行われるに十分な双方(ユーザーと店舗)の母数が整うようになり、ローカルビジネスのウェブ化が促進されるようになります。
例えば従来のぐるなびのようなもので「一週間後に」「職場の仲間と」「会社の近くの」というレンジで行われていたマッチングが、ツイッターなどのリアルタイムウェブコミュニケーションで「今すぐに」、mixiなどのソーシャルグラフで「リアルの友人と」、スマホ等の常時接続位置情報端末で「今いる近くの」、お店側のリアルタイムな情報により「今ちょうどいいお店で」というマッチングに変化してきます。
このようなマッチングを行える母数とプラットフォームが整ってきた日本では今年様々なローカルプラットフォームサービスがお目見えするでしょう。その時に単にプラットフォームをつなぎ合わせるだけでは不十分で、何かこれまでに死蔵されてきたユーザーの消費マインドを刺激して顕在化させる仕掛けが肝になります。
この面、ローカルビジネスのウェブ化が死蔵消費欲を顕在化させることが日本~グローバルの地域経済拡大を促進するという面がマクロ視点でのこのサービス領域の魅力でもあります。
関連:
・ケイティ -3万店が利用するお店のモバイルASP
・どこでも!ケイティ -クーポン数5万件超。国内最大級のクーポン検索サイト(携帯用)
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2011年01月05日
2011年 新年の抱負
2011年を迎えました。応援くださる皆様のおかげでマイネット・ジャパンは創業から4年半の時を重ねることができました。本当にありがとうございます。
決算期第6期となる2011年の年初に際して、事業・会社・個人それぞれの抱負を書いておこうと思います。
【事業】
2011年はインターネット市場環境が大きく変貌し、特にマイネットの事業に関わるところではスマートフォンのキャズム越え、ローカルプラットフォームの勃興、O2Oビジネスの急拡大といった動きが起きると考えています。ここにソーシャルプラットフォームとリアルタイムウェブの普及が重なることは元より。
これに対してマイネットではこれまでケイティで積み上げてきた3万店との顧客接点と国内最大級(クーポン数5.3万)のクーポン検索サイト『どこでも!ケイティ』を土台にしながら、店舗向けと生活者向けそれぞれに新機軸でサービスをリリースしてまいります。目指すは「お店のウェブサービス世界一」です。ご期待ください。
【会社】
2010年は新卒社員3名が入社し、多国籍化に向けて中国人社員も加わりました。2011年新卒入社予定の4名はすでにインターンとして業務を開始しており、現在は2012年新卒生の採用活動中です。今年は留学生枠を設けての採用活動をすでに進めており、アジアでの事業展開に向けた準備進行中です。
1月からの陣容は正社員30名、インターン含め38名。ケイティの利用店舗は3万店を数え、企業体としては安定黒字化を越えて次の飛躍的成長がテーマとなっています。今年は昨年10月に始めた新体制の下多様なメンバー全員が火の玉になって走り抜き、今後数年間の成長モデルを作り上げる一年にしたいと思います。
【個人】
個人的には2011年は36歳の一年。不惑まであと4年。
自らを律して仕事も生活も質を高めることにこだわり、100年の会社、世界一を目指す企業の代表としてふさわしい格を身に着ける一年にしたいと思います。
どうぞ本年もよろしくお願いします。
関連:
・2010年:2010年 新年の抱負 | 近江商人JINBLOG
・2009年:2009年 新年の抱負 | 近江商人JINBLOG
・2008年:2008年 新年の挨拶 | 近江商人JINBLOG
・2007年:新年と個人的テーマ | 近江商人JINBLOG
・2006年:リーダーの原則 | 近江商人JINBLOG
・2005年:2005年 | 近江商人JINBLOG
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2011年01月04日
スマートフォンのキャズム越え
2011年はインターネット産業全体が大きな変化の年となるでしょう。中でも最大の事項はスマートフォンのキャズム越えです。
'10年12月の販売台数は単月ベースでスマホが過半数となった報がありましたが、この勢いは止まらず各種の普及予測(ex:'11年度末スマホ率12%)はなお上方修正を繰り返すと思われます。
スマホ端末の普及率は'11年中に過半とはなりませんが、mixi・GREE・モバゲーらモバイル強者がスマホ対応を急速展開していることもあり、個人的にはモバイルインターネットトラヒックに関しては年内にスマホがガラケーを逆転することもあり得ると見ています。
モバイルサービス事業者としては端末普及<パケホ利用者<トラヒック量 の順で意味ある比率であり、この点から見てもマイネットは大胆にスマートフォン向け強化に舵を切ってまいります。
口火として昨年12月から法人向けケイティのスマートフォン最適化を実施し、順次提供を開始しています。
ex)ダイヤモンドダイニング社 DDモバイル スマホ版
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