2009年08月22日
日本のウェブは残念じゃないよ-WISH2009後録
昨日は国内気鋭のウェブサービスの新規発表の場『WISH2009』に出席していました。たいへんワクワクでき、日本のウェブの未来に期待を膨らませられる素敵なイベントでした。
ウェブ関連サービスや端末を開発されている様々な企業・個人の皆様に、多数のメディアやブロガーの目の前でプレゼンテーションを実施する機会を提供することにより、まだ知名度が低いけれども可能性のあるサービスや端末が飛躍するきっかけになることを目指しています。
この主旨に書かれている通り、たいへん大きな可能性を秘めたサービス・プロダクトが14者集結してのプレゼンラッシュ。USではTechCrunchが同種のものを開催していたり、日本でもクローズドながらIVSのLaunchPadなどがあります。WISH2009はよりユーザーサイドの目線で運営されていたように思います。空気のゆるさといい、集まったプレゼンターといい。
今回はAMNの主催ということで、徳力社長の人徳力によってプレゼンターには見事な方々が揃っていたと思います。若干「有名人」が多かったかも知れませんが、イベント初回にハクをつけるには最適でした。このような主旨のイベントはできれば長く続いてほしいところですしね。
イトマサさん、赤松さん、akkyさん、田口さん、和蓮和尚などなどといったラインナップは、これからのウェブ開発者・企画者がお手本にするモデルとして多様かつ最適な布陣といえたと思います。次回以降はLang-8や30minのような新進気鋭の人物・サービスの濃度がもう少し濃くなっていくのが望ましいですね。
14者のプレゼンの中で私がMyMVPを差し上げたいのは田口さんの「日本のエンジニアが元気になるために、いい物には金が払われる構造を作らなくては」というメッセージ。日本のウェブサービスウォッチャーの原典である「百式」が日本のウェブが元気になるためには”カネ稼がにゃ”を宣言したのは地味にエポックメイクな出来事だったのではないかと思います。
「いいものを作っていれば収益はついてくる」なんてことを実践できるのは天才だけ。これまでのウェブサービスは天才以外は死屍累々です。日本のウェブメディアがやってきたような「天才探し」だけをしていてもウェブを愛して幸せになれる人の数は限られたままになる。ウェブサービス経済圏に適切に流通するお金を増やすことで、ウェブ好きがHappyになれる世の中にしよう!という宣言に私には映りましたし、そこに強く共感しました。
今回のイベントはブログ新大陸論の後遺症で続いていたウェブ好きだけのタコ壷忌避を「もうそろそろいいっしょ」とばかりにウェブ好きのアツいところを大集約した場だったと言えると思います。そしてそれはとてもいいタイミングだったと思う。
あれだけの数のウェブ好きが一同に会すると、「ウェブの未来にワクワク」という熱量が天井で渦巻いているのが感じられる。少し分散していた日本のウェブ好きたちの熱量が結集して、また次のムーブメントが始まるような、そんな予感を強く感じた。本当に行ってよかったと思えるイベントでした。スタッフの皆さん、登壇の皆さん、本当にお疲れ様でした。
関連:
・WISH2009公式: WISH2009 ウェブの未来を担う可能性を発掘・共有・応援
・イベント映像: WISH2009 (AMN Live ) on USTREAM
・ブログ記事: WISH 2009 関連記事一覧
posted by huehara88
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2009年08月16日
うれしい招待状
先ほどある友人の結婚披露宴の招待状をいただきました。
結婚の報せというのはどんなときもうれしいものですが、今回の報せは喜びもひとしおでした。
この二人が出会ったのはマイネットを含む数社の技術系ベンチャーの交流勉強会『gungi』(グンギ)のメンバーが中心になって開催した『転職グンギ』という名の採用イベントでのこと。
当日はエンジニア中心の採用イベントということもあって男子率90%。そんなたいへんむさくるしい男どもの中に一輪の花が咲いておりました。
イベントの会場提供を買って出てくださった会社からヘルプメンバーに入っていた女性。彼女は笑顔も身のこなしもとても魅力的な人で、イベント運営メンバーたちは会の間じゅうwktkしておりました。
そしてイベントも終了した打ち上げの場でのこと。女性は彼女ただ一人。
意外にひとりみだということのわかった彼女に無数の男たちが群がろうとしていましたが、ここで彼女が気分を害してはいかんと、彼女の対面席にはその日もっともイケてたと思われる男性が配置されました。
彼は仕事はできるししゃべりもいける、プライベートがスパマーでベーマガーなのは玉に瑕だがそんなことはこの場は隠しおおせ。
打ち上げの間、時折彼らの方をながめてみると、何やら楽しげに話している。というか男が一方的にボケ続けてただただ彼女はコロコロと笑い転げている。
これはよかった、この場はうまくいったようだと胸を撫で下ろしてその日は解散した。
そして・・
二人は自然と恋仲になり、それぞれの仕事も順風満帆にはこび、いつしか将来を約束しあう間柄となって・・ この秋ついに結婚することになりました。
うれしいねぇ。あの時たまたま堀Pが会場を出してくれて、彼女にヘルプを頼んでいてくれて、他に女子がいなくて、打ち上げ会場がちょい狭めで、周りの男がみな引き立て役に徹してくれてて、あの時イベントで彼のプレゼンがそこそこウケよくて夜はちょっとゴキゲンになってて。
いろんな偶然が重なって人と人が出会い、出会いがつむがれて生涯をともに歩んでいくことになるって、なんて素敵なことでしょう。おめでとうございます、ほんと。
出会いってどこに待っているかわかりませんね。
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2009年08月13日
Twitterとエコーについて雑記
1ヶ月ぶりの更新です。5年前にブログを始めてからこれだけ間が空いたのは初めてのことです。これまでは2週間空きそうになったら無理やりにでも更新するクセをつけていたのですがね。今回はアレです。Twitterに吐き出すことでブログ更新欲がすっかり削がれてしまっていて、気づいたら1ヶ月が瞬く間に過ぎていました。
更新しているTwitterはこちらになります。
個人アカウント: http://twitter.com/huehara88
会社のほぼ公式なアカウントもぼちぼち更新しています。
会社アカウント: http://twitter.com/mynetjapan
Twitterはサービスが開始されてからもう3年経っていますが、今年の2・3月あたりから国内でもアクティブユーザーが一気に増えてきています。私自身は話題になった当初(07年4月)にアカウント作ってずっと放置していて、昨年の7月頃にふと思い立って投稿を増やし始め、今年の2月頃に「たぶんこれだな」と思えるTwitterのおもしろさを感じて以降、Twitterはホームポジションの一つになっています。
最近は広瀬香美さんがTwitterソングを作詞作曲した件が話題になるなど一部で「Twitterブーム」ともいえる現象が起こっています。Google Adplannerによれば日本だけで月間420万UU(これはサンプルの偏りで膨らんだ数字と思いますが)という値まで伸びており、ここ半年で500%の伸びとなっています。
このTwitterの驚異的な伸びには様々な要因があると思いますが、まずユーザー目線で言えばTwitterが極めて「気軽」なものであることが言えると思います。140文字という制限がむしろ「一言でいい」「思いつきでいい」という気軽さを生んで投稿を促進します。読み手は相互関係なしに気軽に片方向で「フォロー」することができます。
相互関係を気にせずにフォロー/フォロー返しを繰り返していると、自然とそこに自分だけのしゃべり場(タイムライン)ができます。例えると「たばこ部屋」に近いと思います。上下や部署など関係なく気軽に話せて、だけどパブリックスペースなのでなんとなくオンとオフの間、みたいな。そういう場が一番脳が活性化するスイートスポットになる。
別の切り口で言うと「SNS×携帯メール」とでも表現できるでしょうか。つながりたい相手と軽い一言でいつでもつながることができる。なのでデバイスとしてはPCよりも携帯の方が親和性が高いと思います。私はF-shinさんが開発しているモバツイッターを愛用していますが、今度デジタルガレージらがTwitterオフィシャルの携帯電話向けサービスを開始するとのことで、おそらくこれの公開に伴って国内でも次の裾野拡大が起こるのでないかと思われます。マーケティングを誤らなければ。
関連するところでは、先日mixiが自サービス配下にあるTwitterライクなサービス「エコー」を正式サービスに格上げし、APIも公開していくという方向を示しました。現時点でβ版公開がなされているエコーが(ウェブサービス好き層の周辺では)お世辞にも盛り上がっているとは言えなかったために、このニュースは驚きを以って捉えられました。
しかし思い返せば4~5年前ブログが先端層の間でブームとなってきた折、その先端層のブログを「プログラミングとかなんかきもーい」「ネットジャーナリズムとか何それー」「シゴトくさくていや」というような目線で見ていた普通の人々のブログ的欲求の受け皿となって成長したのがmixiでした。
今回の場合は「SNSの楽しさと携帯メールの気軽さ」を肌感覚で理解しているユーザーを多数抱えた状態なので一層アドバンテージがあるともいえます。まだまだ先端層のおもちゃの域を超えていないTwitterからこぼれてくる「普通の人々」の受け皿にエコーがなることができれば、ソーシャルアプリの展開と合わせてmixiの第2の成長期を支える存在になるかも知れませんね。「(日記+コミュニティ)×SNS」から「(つぶやき+ソーシャルアプリ)×SNS」へ。
posted by huehara88
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