2009年06月30日
携帯ウェブアプリ開発する人によい件
PHPでウェブアプリを開発している方はネット界隈に多数いらっしゃると思いますが、PHPで「携帯向け」の開発を実務でやっている方はまだまだ少ないものと思います。絵文字処理、UID活用やGPS情報の扱いなど、便利とはわかっていてもなかなかとっつきにくいもののようです。
そんな「とっつきにくさ」のある携帯ウェブアプリの開発に関して、すでにある程度プログラミングに触れたことのある方向けに、サンプルコード付の実践的でわかりやすい解説書は世の中にまだほとんどないようです。
そこでマイネット・ジャパンの開発陣が取り組みました。マイネット・ジャパンの技術メンバーの3名(平島・伊藤・中元)が共著した『PHP×携帯サイト 実践アプリケーション集』という本が6月27日に発売されています。
PHP×携帯サイト 実践アプリケーション集
<CONTENTS>
1、PHP携帯サイトへの誘い
2、ニュースサイト RSS表示アプリケーション
3、簡易BBSアプリの開発
4、絵文字対応BBSの開発
5、携帯ブログの開発
6、写メールアルバムの開発
7、携帯電話にメールを送る
8、GPSとWebサービスのマッシュアップ
9、携帯SNSアプリの作成
さっそく各所でご紹介をいただいています。
【書評】 サンプルコードを丸ごと!収録!『PHP×携帯サイト 実践アプリケーション集』 - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ ~
これは実にふとっぱらな本ですよ。なんといっても、今風のケータイサイトのサンプルコードがまるごと全部要りという企画がすごい。
携帯サイト制作に役立つ書籍 -PHP×携帯サイト 実践アプリケーション集- | 携帯サイトをつくろう。
絵文字処理やログイン情報の管理、空メールの処理といった携帯独特の処理がソースコード付きで紹介されており、「どうしよう。急に携帯サイトの開発も任されてしまった!」というような方には非常に重宝するのではないでしょうか。
memokami :: 【書評】PHPx携帯サイト実践アプリケーション集
簡易BBSを作ったりと実際の簡易アプリケーションを作るという内容になっており、前回では網羅できなかったXAMPPのインストール設定やDBの接続を含めて内容に動かせるサンプル集となっています。
@ネットおたく:献本頂きました「PHP×携帯サイト 実践アプリケーション集」
宣伝はほぼなく、一冊でこんなにもアプリケーションのサンプルのっけるかーって言うくらいのってます。
PHP×携帯サイト 実践アプリケーション集 - 書籍紹介:phpspot開発日誌
掲示板や写メールアルバムなど、多数の実用アプリケーションが収録されているということで、2940円は安い投資と言えるかもしれません。
とにかく「できあがり」コードが大量に載っているところが好評のようですよ。
ソフトバンククリエイティブ
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関連: 著者のエントリ PHPで携帯サイトを開発するためのサンプルプログラム本が出ます! (treasuring misc.)
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2009年06月14日
大企業人の起業が嵌る3つの落とし穴
さっきふと気づきましたが、今日6月14日はマイネット・ジャパンという法人の生まれた日。マイネット・ジャパンは2006年7月1日の創業に先立って、2006年6月14日に法人登記をしました。
当時自分はNTTレゾナントの社員として引き継ぎ準備の最後の時間を送っていた時期。幸い周囲の人が起業に理解を示してくれていたため、想像していたほどには会社登記の手続きにそれほど大きな障壁はありませんでした。
このブログを読む人の中で起業を意識する企業人の方もいらっしゃるかと思います。今は時期的に景気動向的にも起業準備にたいへんよい時期だと思います。そんな方に私の小さな大企業出身起業の体験からお伝えできる「大企業人の起業が嵌る3つの落とし穴」を並べてみます。
1.退職前後のものごとを「損得」で決める
ありがちな「ボーナス出てから辞める」などに始まり、飲み会の誘いは「起業後役立ちそうかどうか」で峻別したり、起業してから自分の給料を無理に多くしたり人への払いを無理に少なくしたり。起業モードじゃない頭ならダメな理由は明快にわかることですね。エゴのための起業など長続きしない。
2.創業ご祝儀発注を実力と勘違いする
創業期は起業家や会社の勢いが周囲にいる人を巻き込み、応援の気持ちから元々の縁の方にお仕事をいただけたりします。これは他の起業家に聞いてもほぼ共通します。しかしこれはあくまでご祝儀です。勢いが緩む頃まで(2-3年)に本当の実力を付けていないと全て消えてなくなります。もちろん人間関係まで。
3.売上を前職に頼る
前職以上に相手の求めるものや金の出方がわかる相手はいない。そうなれば営業上、当然前職を上客と捉えて仕事を取りたくなります。相手も”他の業者と比較して”満足してくれたりします。そして気づくと売上比率の7割が前職関連。1人当り人件費は前職70%。体のいい下請(景気変動特約無)がまた一つ出来上がり。それがやりたかったんだっけ?
起業家が生み出す「起業」という麻薬は周りを巻き込み、支援者を巻き込み、そして自分自身を酔わせていきます。そして気づけば起業家自身が麻薬に巻かれて本来の思いを忘れ、起業自体が目的化していく。
理と縁の間に、自分なりの道を拓くのが起業というものだと思います。利に寄り過ぎず、縁を腐すことなく、真に自社の理念を社会に問う姿でありたいものです。
※追記: ご指摘をいただきました。幸い、マイネット・ジャパンは今のところ上記の落とし穴にはおよそ嵌っていないつもりでおります。嵌った場合の想定シーンは伝聞と想定に基づくフィクションですが、リアリスティックに捉えていただけるとこのエントリの主旨には合うと思います。
posted by huehara88
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2009年06月07日
『日本のネット業界に時の鐘を鳴らすのはいつも梅田望夫』説
今週の一番のトピックスと言えば日本W杯出場決定・・ と言えなくもないが、日本のウェブ界隈では何と言っても梅田残念騒動だったかと思います。
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) - ITmedia News
ユカタンこと岡田有花記者としては、梅田インタビューで「日本のWebは残念」なる記事タイトルをつけた時点でこのくらい燃えることは想定していたことでしょう。内容は若干過激ではあるものの、梅田氏がこれまで語ってきた言葉を若干ネガティブオブラートに包んだだけでそれほど突拍子もないことは言っていないような気がしています。ユカタンに何か思うところあって仕掛けた炎上だったのかな、と思っています。
そんな妄想好きな上原の中でここ数日ブームになっているのが、『日本のネット業界に時の鐘を鳴らすのはいつも梅田望夫』説。これまで幾度も梅田氏の鳴らした”鐘”が日本国内のネット産業の空気・景気の「山」と「谷」を告げていた、という見方です。それが見事に「3年周期」であるところも美しい。
1度目の鐘は2003年3月31日に鳴らされた。梅田信者の間では今も語り草となっているCNETでの連載『梅田望夫・英語で読むITトレンド』が開始された日。この連載を通じて日本に持ち込まれたシリコンバレー動向とGoogle神話が後の「Web2.0」ブームをもたらすことになる。ネットバブルからの長いトンネルを抜ける「谷」の宣言がそこにあった。
2度目の鐘は約3年後の2006年2月7日。梅田氏の名を一躍世間に轟かせることとなった代表作『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』が発刊された日。この本は60万部を越えるベストセラーとなり広く一般人にまで「ウェブ」の可能性を布教することとなった。しかし、その頃裏番組ではライブドア堀江氏の逮捕、新興市場の急落などが起きており、産業動向としては「山の頂上」のタイミングを報せる鐘となった。
そして2009年6月1日。「梅田残念論」。
今回彼(とユカタン)が提起した日本のウェブに対する悲観論とそれに対して起きたネットピープルによる憤怒のネガティブキャンペーンは、長らく続いた日本のネット業界の下げの流れに終止符を打つ”谷”の宣言となるのではないかな、と。
先日IVSで感じた空気の高揚も然り、リアルな新興株式の上昇ムード然り、今回の残念論が後で振り返ると「”谷”の宣言だったね」と語られることになるような、そんな気がする初夏の日曜日なのです。
参考: Amazon.co.jp: アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから: FPN, 徳力 基彦, 渡辺 聡, 佐藤 匡彦, 上原 仁
4年前、2005年8月頃に私が梅田さんにさせてもらったインタビューがこれに載ってますよ。当時とそんなに言ってること変わってないって。
posted by huehara88
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