2009年05月31日

機能ではなく体験

自社の運営しているサービスというのは我が子のようなものです。夢を託して腹を痛めて生み出した子なので可愛くて可愛くて仕方ない。そして社会との関係性の中で成長していくために親の思い通りそのままに育つ訳ではない、というところも似ています。

1年半ほど前にnewsingで低俗騒動小炎上を起こしてしまった時に、小飼弾さんから「サービスが自分の思い通りにならなくなったってのは素晴らしい。我が子が手を離れたんだよ。」というようなことを言われて妙に納得できたのを覚えています。

とは言えサービスというのはお客様や世の中に自社の存在価値を問うもの。なので年中細部までこだわって「ここをもっとよくしたい」と思っています。自らが一人のユーザーとなって「ここ気持ちよくない」と感じるところをつぶして回ります。

ここで「×をつぶして回る」なのが大事だと思っています。自分がテスターになって自社サービスを見ているときに「あれほしいこれほしい」を言い始めると、まず例外なくマニア向けサービスに変形していきます。親に合わせて子供を育てるとマザコンになるようなもの。

マニア向けも一つのカタチとは思うものの、私は「ウェブの喜びをまだ味わえていない人たちにウェブの価値を届ける」という考えを大事にして、自分たちの作るサービスは広くあまねくわかりやすいものでありたいと思っています。

そのために「機能」よりも「心地よい体験」を掘り下げたい。使いたくなる、使わずにいられない、しかも使えば使うほどユーザーにとってリアルな価値が生まれる、そういうのん。「すごい」よりも「気持ちいー」を大事に。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2009年05月24日

日本のネット産業に元気の兆し -IVS 2009 Spring 後録

5月21日・22日と札幌で開催されていた Infinity Ventures Summit 2009 Spring(IVS) に参加してきました。今回のIVSを通じての感想を一言で表すと「あ、日本のネット産業が元気取り戻してきた」というところ。

なお、IVSの模様はTwitterで思うがままリアルタイム中継しておりましたのでご興味あればログをご覧ください。アカウントはhuehara88です。

今回「元気」という感想を持ったポイントは3つ。

1.新しいテーマとしての「ソーシャルアプリ」の登場
 (=本質はソーシャルグラフのオープン化)
2.不況おなかいっぱい感が全体に浸透
3.日本の携帯サービスのグローバルアドバンテージ論

冒頭、久々にmixi笠原氏が登壇してmixiのオープン化について語りました。その後、モデレーターの小野氏とIVS前日に取締役就任が発表されたmixiの原田明典氏のアジテーションに乗って、会場にいたDeNA守安氏とGREE田中氏が交り入ってのバトルトーク。内容は(適度にマイルドになって)CNETの記事に詳しいです。

正直この場面は、ここ数年微妙に大人しくなっている日本のネットベンチャーがどこかに置き忘れていた『牙』が甦ってくるような、中央でバトった彼らのエネルギーが会場全体に『牙』を取り戻させるような、そんな感覚を覚えました。たぶん日本のネットベンチャー、ここからわかりやすいくらいにアゲ方向に入りますよ、あくまで感覚ですが。

もう一つ印象的なのは、今回初登壇だったDeNA南場氏が最終セッションの中で語り、他の外国人パネリストも乗っかった『モバイルサービスが水平化して世界競争になることは自明。日本の携帯サービスプレイヤーは他の誰もが味わったことのない体験をしながら、世界のモバイルサービス市場の先駆者となっている。日本のモバイルサービスは世界で勝てるアドバンテージを持っていることを自覚せよ』(フル意訳)というメッセージ。

日本のモバイルサービス産業がキャリアの保護の下立ち上がった7-10年前から、ようやくオープンビジネスとしての姿を見せ始めた3-6年前、世代論やガラパゴス論の波にもまれたこの3年を経て、ここからは真に世界で最も先進的なモバイル生活文化/市場を拓いた産業としてグローバルに”逆タイムマシン戦略”を仕掛ける時期。

そんな考えをこの1年持ち続けていた中で、南場さんのメッセージにあまりに完全に同意できたので、セッションの後の懇親会で南場さんに「一緒に世界にまいります!」とお伝えさせていただきました。まだ少し先ですが。

あと、夏野御大のiPhoneに対する視線がUX面/ビジネス面でたいへん共感できたことや、Launch Pad で近しい方々が賞をもらっていて尻を叩かれたことなど。

他にも見所たくさんの会でした。IVSが経営者カンファレンスとしての完成度を高めてきたことと、参加者の”空気”がよくなってきたこともあって、次回参加できそうな方には Value for Time だと思いますよ。

参考:
Infinity Ventures Summit 2009 Spring
mixiオープン化でモバゲー、グリーとのモバイルSNS戦争の行く末は? - CNET Japan
IVSのLaunch Pad、ベンチャー企業12社がしのぎを削ったデモ大会の勝者は? - CNET Japan

ivs2009spring2

ivs2009spring1

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2009年05月18日

出会いのかけら

上原のケツメイシ好きはこのところ一部でよく知られるところなのですが。 GW明け1週目の週末に何ともなく開けたYoutubeがとても心地よかったので貼り付けてみるよ。

YouTube - 出会いのかけら - ケツメイシ


明日もあさっても、みんなあちこちでいろんな出会いがあるといいと思うんだよね。

僕にケツメとの出会いのきっかけをくれた大阪のとくちゃんに感謝の意を表しつつ。


もうすぐまた夏がくる。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2009年05月17日

ウェブサービスに粘着性が重要な件

私はmixiが出たての頃にユーザーとしてドンはまりしていたクチなのですが、その当時他の人にその魅力を伝えるときによく「粘着性」という言葉を使っていました。その後mixi疲れなどと表現されるに至ったあの「見に行かずにいられない感」のことですね。

当時他に適切な言葉が見当たらなかったので「粘着性」という言葉を使っていましたが、この言葉の元来持つ意味と当時のmixiのあしあとや新着コメント赤文字表記などの与える感覚が合致していたのか、強く共感されることが多かったのが印象にあります。

今ググッてみてもあまりこの言葉をウェブサービスにおける常用性・依存性を表現する語としては使用されてないようですね。でもまあ気にせず今後も使っていこうと思います。

※追記21:59: 情報社会学で使われる「スティッキネス」という言葉そのままじゃないか、という突っ込みをいただきました。スティッキネスでググるとそれっぽいのたくさん出てきます。わーはずかし。

いろんな側面でPV/UU神話が崩壊しつつある昨今、ウェブサービスの最重要KPIは「アクティブ率」になってくると思います。そして「粘着性」という語はその最重要KPIの趨勢を握るウェブサービスのキモとなってくると思います。

現状、粘着性のある機能はコミュニティ系に実装されているものが多いです。

「人に見られてる感」を演出することで、それが「自己の存在確認」となって安心できる・快感となる、というもの。「承認欲求」を満たすというところに帰結します。具体的な粘着機能としては、mixiの初期機能群、ブログのリアルタイムアクセス解析など。

同様の粘着性を持つものに「育成・コンプリート系」があります。モバゲーを始めとするアバタものはここに該当するでしょうか。GREEのクリノッペや携帯コミックの連話買い、最近話題の位置ゲーにも多いですね。これは人が持つ「征服欲」に帰結するでしょうか。もう少し分類できる気もします。

最近早速「twitter疲れ」という言葉が生まれているくらいなので、twitterが持つ粘着性にもすさまじいものがあると思いますが、これまでのコミュニティ系が持つものに加えて少し異なるものがありそうですね。短文タイムシフトコミュニケーションがナマ感・ありのまま感を引き出して、それが「つながりの心地よさ」を膨らまして粘着質になるような。今までで一番草薙素子に近づいている気がします。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2009年05月09日

メディア論 -新しいメディアの姿に対する一考察

明日某所で「新しいメディアの姿」というテーマで議論することになっていますので少し下書き。

「メディア」と言っても前後の文脈で全く意味が異なってくる語ですので扱うのがたいへん難しいところですが、ここではおそらく「ソーシャルメディアの進化とマスメディアの構造疲労」というところになるかと思います。

ここで「ソーシャルメディア」とはブログ・SNSを中心とする「個人発信メディア」と、その力を増幅・整理するSBM/ソーシャルニュースやウェブソース媒体(J-CAST等)などの「ミドルメディア」を指しています。UIはPCであれ携帯であれ、ここ5年で小さな爆発と淘汰を繰り返しながら一気に社会的な存在感を増したと言えるでしょう。

ソーシャルメディアの進化ベクトルは2つに大きく分かれます。「マスメディア対抗」を軸として1:Nチャネルの多様化を生んだベクトルと、「ネットワーク」を軸としてN:Nのコミュニケーション拡張を生んだベクトル。

ソーシャルメディアに参加する生活者の態度もいずれかのベクトルに因っていますが、日本国内では後者のベクトルの方に振れる層が多く、結果的に日記ベースのSNSであるmixiや携帯コミュニティの成長速度が速くなっています。

前者の「マスメディア対抗」のベクトルはその進化を牽引できるリーダー(それが個人であれ何らかのミドルメディア事業者であれ)の不在と裾野の狭さによって緩やかな成長に止まっているのが現状と言えます。

「マスメディア対抗」のベクトルにそれほど勢いがないことと、元来マスメディアが5大紙グループに偏って強大であることが相まって、国内では「マスメディアVSソーシャルメディア」というような論点を起こしてもあまり火が着きません。ソーシャルメディアはマスメディアの対抗軸たりえていない(そもそもそうあるべきかも見えない)、というのが現状です。

そんな中ですが、マスメディアが構造疲労から自己崩壊を起こしているのは事実です。要因は生活者ニーズの多様化、ドメスティックな消費経済の成長停止、管理職以上の高齢化と人件費高騰などにあり、結果として、視聴者・購読者の減、広告収入のマイナス成長、高コスト・守旧体質による新規事業の停滞、押し紙などの流通網いじめ、下請いじめ、消費者の欺き、低俗化と、かつての隆盛からは見る影もありません。

ではマスメディアはこのまま終焉を迎えるのかというとそう簡単にはいきません。


メディアというものを考える上で、構造を6つのレイヤに分けてみると捉えやすくなります。

1.対象: 視聴者・購読者・読者の層・量
2.端末: ユーザーインターフェース
3.流通: ディストリビューション
4.中身: コンテンツ
5.思想: バックグラウンド
6.商流: ビジネスモデル
 
例えば「新聞(全国紙)」というメディアの場合で考えると、

1.対象: 壮年中心の購読者
2.端末: 紙面・宅配
3.流通: 全国の宅配販売網・再販制度
4.中身: 取材網・編集力
5.思想: ジャーナリズム
6.商流: 購読料・広告料

「地上波放送(キー局)」というメディアの場合で考えると、

1.対象: 主婦中心の視聴者
2.端末: TV受像機
3.流通: 電波・行政に守られた既得権
4.中身: 同時性・創作力
5.思想: 楽しくなくちゃテレビじゃない(古い?)
6.商流: 広告料

ということになります。

マスメディアの構造疲労をこの層別で見ると、
1.対象が見えていない、欺いている
2.端末と流通がバンドルされている
3.元来強みの源泉だった流通網が最も疲弊している
4.コンテンツ創出力は未だ比類ない★
5.思想の欠如が見られる
6.ビジネスはガタついている

ということになるでしょうか。

ここで★をつけた4.コンテンツ創出力 については今もなお代替不能なものであり、これを以ってメディアのコンピタンスと捉えてよいのではないでしょうか。私がマスメディアの方とお話する折によく「ネット媒体に記事卸すなら0一個大きな額にすべき。で、収益性成長性の低い自社のネット媒体などは閉鎖してコンピタンス強化と既存ビジネス死守に集中すべき。」と主張する所以です。


長くなったので端折ると、
「新しいメディアの姿」というのは、然るべき「思想」の下に、適切に絞られた「対象」の求めに応じて、その対象の層と規模に応じた「ビジネスモデル」と投資規模が組まれ、マスメディアの創出力とソーシャルメディアの生の声DBが組み合わされた「コンテンツ」が、「端末」・「流通」アンバンドル/マルチプラットフォームで提供されることを通じて実現するものだと思います。

それに現時点で最も近い存在は・・・  newsing(ニューシング)だということでここはどうぞ一つよろしくお願いします。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2009年05月08日

「携帯ウェブ」 とは

『携帯ウェブ』という言葉を最近よく使用します。昨年10月からはマイネット・ジャパンの事業ドメインも『携帯ウェブ』と明示しているところですが、この語を使うときに私が意味しているところを一度書いておこうと思います。

携帯ウェブというのは読んで字のごとく、「携帯」と「ウェブ」を組合わせた造語です。これは類似に使用されている「携帯コンテンツ」や「モバイルビジネス」といった用語とは異なる、今後新たに市場として定義されることとなる以下の領域を指しています。


「携帯」とは国内に既に1億台以上普及している「携帯電話」を指しています。日本の場合、人口の9割が所持し、そのうちの9割が3G端末(第3世代≒データ通信が速い)という特殊環境にあります。かつ、その過半数(4,700万超)がパケット定額制ユーザー。言わば国民の半数が携帯データ通信の広帯域常時接続環境にあります。

ちなみに欧米各国の3G比率は20-30%程度、中国に至っては0%(未整備)。パケット定額などはほぼ軒並10%未満です。相対的に日本の携帯電話によるデータ通信環境は他国より3-5年早い異常値とも言える進度にあります。これは日本の携帯キャリアが端末メーカーと流通網、コンテンツプロバイダを垂直で支配する構造にあってこそ進んだものです。

この環境は他国に見られない周辺市場の成長を生み、その進化の余りに「ガラパゴス」と揶揄されたりもします。ですが、これは「広帯域」「常時接続」というデータ通信インフラの基本性能が早々に整備されたことによる普遍性の高い進化であり、携帯の領域でも固定通信の高速化同様に他国が追随するものと考えられます。このことは、国内の携帯周辺市場の事業者が他国でのインフラ整備時には先行者として高い競争力を持つ潜在性を表しているともいえます。


このように整備の進んだ携帯データ通信環境の下でこの10年で日本国内に育まれた「モバイルビジネス」にカテゴライズされる市場が3つあります。

まず携帯コンテンツ市場(cf:4,200億円規模・07年度)。携帯キャリアの準備した集客ポータルと課金プラットフォームを介してデジタルコンテンツ(ex:着メロ・待受・ゲーム・デコメ等)やサイト機能を販売することで、たいへん早期に市場として育成されました。代表的な事業者はインデックス、サイバード、ドワンゴなど。

次に進んだ市場は携帯コマース市場(cf:7,200億円規模・07年度)。コンテンツ同様、携帯キャリアの集客力や一部課金PFを活用しつつ、独自のアフィリエイト集客やクレジット課金、雑誌連動・リアル連動の企画による集客・コンバージョンといった新たな手法も取り入れ、流通額としては早々にデジタルコンテンツを超えています。代表的な事業者はCAモバイル、ブランディング(前 ゼイヴェル)、DeNAなど。

そして現在隆盛を極めているのが携帯コミュニティ市場(cf:500-1,000億円規模・08年度)。折しもPCウェブ側で流行していたSNS+日記型のコミュニティにアバタ・ゲームを組み合わせてデジタルコンテンツ課金と広告収入で収益性を担保する事業者が'06年頃から登場し、トラヒック量としてはすでに携帯データ通信の過半を超えると言われます。代表的な事業者はDeNA(モバゲータウン)、GREE、mixiなど。


これらの携帯データ通信下の市場が形成される途上で大きな役割を果たしたのが携帯キャリアポータルの集客力と課金プラットフォームでした。ディレクトリ形式で掲載されるキャリア公式コンテンツに付与された集客流入と課金権限の収益貢献力は絶大であり、影響力低下を指摘される昨今でも未だ無視できるものではありません。

そんな携帯キャリアの集客と課金を司る携帯キャリアポータル(iメニュー・auOne・Yahoo!ケータイ)が次の一手として'06年に相次いで行ったのが「携帯検索」の導入です。この「携帯検索」は、すでにその時点で全体の7割を超えると言われた一般サイトへのトラヒックの窓をキャリア公式ポータルに設置する行為であり、これまでキャリア自身が育んできた「キャリア公式」の価値を毀損させる「パンドラの箱」でした。

'06年7月にauがGoogleとの検索エンジン連携を行い、'06年秋にはドコモ・ソフトバンクも追随しました。これにより、これまで公式コンテンツに集中していたキャリアポータルの集客力が携帯検索経由で一般サイトへオープンとなるに至りました。キャリアポータルに検索窓が設置されたことに伴い、ユーザーの「携帯検索」に対する認知と利用度は急上昇しました。

そして、この'06年の携帯キャリアの検索オープン化をきっかけにして、携帯ブラウザを介して表示されるサイトデータが「ウェブ」と呼べるものとなりました。ハイパーリンクによるネットワーク構造を持ち、自由な参加者によりコンテンツ生成が為される、オープンなデータベースである「ウェブ」。これが携帯電話の2.5インチのインターフェースに最適化されたユーザーに心地よいデータ形式で提供されるようになったものが現在の『携帯ウェブ』です。

この市場は、現在PCウェブにおいて7,000億円の規模となった「インターネット広告市場」を生んだ構造に移動性・即時性を掛けあわせた潜在力を持ち、さらに2.6兆円規模のSP費市場(特にエリア広告・販促費)をも取り込むものと考えられます。


このように、広帯域・大容量のデータ通信インフラを移動体で実現し、オープンネットワーク下で携帯UIに最適化されたサイトDBが広くあまねく供給されている環境を以って 『携帯ウェブ』と呼んでいます。

# この「携帯ウェブ市場」に向けて私たちが投入している主力サービスが携帯ASPの
# 『katy』(ケイティ)ということになります。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2009年05月07日

エフルートと超店舗検索が連携した件

集客のエフルート、店舗DBの超店舗検索、位置連動広告のシリウステクノロジーズという3者の美しい連携ですね。携帯ジオメディアを市場として育成していく上での一つのモデルケースとなりそうです。

エフルート、「バーガー検索」「牛丼検索」の超店舗検索と提携:MarkeZine(マーケジン)

今回エフルートが採用した「超店舗検索」は、携帯のGPS機能を使って、チェーン店を検索する「バーガー検索」「牛丼検索」や、「ドラッグストア検索」「100 円ショップ検索」「無線LN検索」などを含み、16種類の25万店舗を検索することができる。

超店舗検索の強みはクロール×手作業で収集・蓄積した25万件という店舗データベース。ユーザー目線で「誰でも知っているチェーンなら信頼できる」ということで敢えて個店を無視したDBとしたことで、結果的にユーザーとメディア双方から使いやすいDBとなっている。

この「信頼性」の担保には食べログに代表されるようなユーザー間のクチコミに頼るのがインターネット的と考えられるところだが、そこを86世代の「ネット的かどうかも相対的な価値軸の一つでしかない」という軽やかな価値観でさらりと(ほぼ無意識に)中小個店の存在を無視しているところがニクい。

おじさん達はすぐに「地域情報ってのはなぁ、地元の商店主の顔が見えてだなぁ、地域を活性でだなぁ・・」といったねっとりしたことを考え出してしまうものね。顧客接点を考える上では個店と大手両面で手を打っておくのが吉ですが、DBとしてだけならねっとりは機械か他人に任せるという手は大いにあり。

そして連携相手のエフルートも昨年軽やかな社長交代劇を演じた企業。行く先楽しみな連携です。

関連:
超店舗検索 柴山嶺取締役 | 近江商人JINBLOG
九段ではたらく社長が会長になった件 | 近江商人JINBLOG
シリウステクノロジーズ 三好雅士執行役員 | 近江商人JINBLOG

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク