2008年08月31日

携帯検索は『5分後のメディア』

携帯検索の進化に伴って生活者の行動は大きく変わる。生活者は自らの『5分後の行動』を携帯検索で規定するようになる。


これまでのクローズドな携帯ウェブでは、1.キャリア公式コンテンツ、2.EC、3.コミュニティ、がよく利用されてきた。1の代表は着メロ・着うた・ゲーム・コミックなどのエンタメ系、2はファッションや雑貨・健康グッズなどの生活需要、3はSNSやレンタル掲示板、プロフなどで10-20代の空き時間コミュニケーションのニーズを捉えてきた。

これらはその利便性の高さと利用障壁の低さから10年で1兆円を超える携帯ウェブビジネス市場を生み出すに至った。しかしながら、これらは全て生活者のニーズが携帯電話の中だけで完結する用途であり、未だ生活者が携帯ウェブを通じて「行動」を変えるには至っていない。

生活者のリアルな「行動」の先には30兆円を超える外食市場をはじめ、美容、旅行、教育、医療など巨大な消費マーケットが存在している。既に国内1億人の生活者が絶えず行動を共にする情報端末「ケータイ」にはこれまでのどんな媒体にもない可能性が秘められている。

ケータイを通じて生まれる生活者の「行動」がより心地よいものに変われば、消費は活性化し日本社会は活力を取り戻す。そのキーとなるのが『5分後の行動』である。

例えば外食について。これまでであれば、テレビCMや折込広告で知ったお店のことをしっかり覚えておいて後からふと気づいたときに行く、という行動や、PCインターネットやフリーペーパーで見つけて1週間前に予約しておいたお店に当日行く、という行動が一般的であった。

しかし近年、特にインターネット登場以降生活者が接触する情報量は爆発的に増え、覚えておいたお店のことなど数日のうちに新たな興味に上書きされてしまう。1週間後の予約をしていても、約束のその日にふと見かけた情報のせいで別のものが食べたくなっていることもままある。

つまり情報洪水の中で生活者が本当に「心地よい」と感じるには、「覚えておく」とか「1週間後の予約」とかではなく、「そう、それ!」「今それがほしかったの!」と思える情報に気づき、選択し、実行するための情報サービスが必要となっている。そこに登場し、徐々に支持され始めているのが「携帯検索」である。


今日はここまで。

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2008年08月29日

九段ではたらく社長が会長になった件

驚いた。

エフルートの佐藤社長が社長を退いて会長に、副社長の尾下さんが代表取締役社長になるとのこと。

九段ではたらく会長のここだけの話

零細中小企業でおわるなら、若い20代~30代をあえてこの厳しい世界に身をおいて生きていく必要もないと思いますし、それで終えはならないという強い使命感を私自身持っています。

昨夜ご本人からのメールで知った。真意は伺っていないが、大好きな佐藤さんが決定したこの英断を応援したい。

佐藤さんと尾下さんのコンビネーションの良さについては以前も書いたことがある。右脳の起業家・佐藤さん×左脳の実務家・尾下さんの見事な役割/キャラ分担は他ではなかなか見られないレベル。今回のフォーメーションチェンジはその役割分担を次のフェーズに切り替えるサインなのだろうな、と。


個人的には起業と事業と経営とは全く別のものだと思っている。業を生み出すことと、業をビジネスとして成立させることと、業が回っていく会社を運営することの違い。当然それぞれに必要な資質は別。起業家は発想力、事業家は構想力、経営者は構成力。

起業家タイプは一定の期間で事業家としても発露しなければ一過性の存在で終わってしまう。最初から事業家タイプの人は凡庸なビジネスに陥りがち。経営者タイプはなんだかんだ言って起業できずにハイパーサラリーマンになったりする。

起業家が事業家になり、企業の成長と共に経営者となって次の起業家を育てていくというのは絵面としては理想的だが、実際そうそううまくはいかない。起業家から事業家になった人は経営者にまではなりきれなかったりする。否、ならなくてはいけない訳ではない。経営者は外で見つけてきたらいいのだ。GoogleのシュミットCEOとペイジ&ブリンの関係のように。

しかし日本の社会ではベンチャー周辺まで含めて「創業社長」なる人物が事業も会社もすべてを司るスーパーマンであるべし、というような風潮がある。実際、50人くらいまでのうちはそんな役割分担もへったくれもなく駆け上がらなくてはならないのだけど、そこから次に行くには一人で全部の役回りをやっていては企業成長が止まる。その規模になる前に自分の役回りを決め、別の役を担う人物が登場していないといけない。

日本のベンチャー環境は変わってきた。2003年頃からはベンチャーマネーがそこそこ回り始め、新興市場が整備(不備多いけど)され、上場するならJ-SOX対応だ。そんなもの全てを相手しようと思ったら「大人」でないと立ち行かない(もしくは多重人格化)。でも大人になるのは起業家にとって死だ、基本的に。大人になると「世界を変える」とかできなくなるから。

だから本当に世界を変えるつもりの起業家は経営者になどならなくていい。経営者(≒社長@日本)は然るべき人を迎えればいい。起業家は社長じゃなくなったっていい。理念を通じて社会に価値を生むのが企業の存在意義なのだから、その存在意義を果たすためなら社長だって会社のカタチだって変えていけばいいのだ。

佐藤さんが今回した決断はそういうことなのかな、と思っている。そしてこれから多くの本当に世界を変えたい国内ベンチャー起業家が追随していけばいい動き方だと思う。

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2008年08月25日

【保存版】ケータイマーケティングマップ

マイネット・ジャパンの藤川(ケイティ事業の責任者)が寄稿した「ケータイマーケティングマップ」と「ケータイマーケティング入門」の記事がWeb担当者Forumにアップされています。

■保存版・ケータイマーケティングマップ
-PCとケータイはここが違う ひと目でわかるケータイマーケティングマップ

ketai_marketing_map
印刷用のPDF版はこちら

今後一層重要度が増してくる携帯ウェブ経由での集客・マーケティングをPCウェブと比較しながら概観したマップになっています。みなさまの携帯マーケティングの戦略づくりなどにお役立て下さい。

PCと携帯でのCMSの違いについての記事も以下にアップされています。

Web担当者なら知っておきたいケータイCMSとウェブCMSの違い - 携帯マーケ入門#9 | Web担当者Forum

ウェブCMSを使っている企業は多いと思うが、残念ながら通常のウェブCMSはケータイキャリア別機能に対応されていないため、生成したページを携帯電話から閲覧することはできない。ケータイCMSは以下の点において、各キャリアの携帯電話に特化したサイトやページが生成できるようになっている。

携帯ウェブオープン化時代の携帯マーケティングについては、徐々に事例も貯まってノウハウ化できはじめてきました。より多くの商業者の皆様が携帯ウェブを活かした集客・販促を実現できるように、私たちもkaty(ケイティ)のサービスをより進化させていきたいと思います。

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2008年08月22日

デジタルサイネージでもEFOでもおもてなしの工夫はある

最近にわかにデジタルサイネージまわりの話が賑やかですね。AdInnovator織田さんが紹介してたこれみたいなの大好きだ、僕は。

Ad Innovator: 店内プロモーションもパーソナル化

Dunkin' Donutsの例では、コーヒーをオーダーした人にレジで朝食用のサンドイッチを薦める広告を出したり、P&Gはある種の髪のためのシャンプーを手にした消費者に対して、同じタイプのコンディショナーの広告を、その棚にあるデジタルサイネージで流すというもの。

デジタルサイネージのような領域はまだまだプレイヤーも熟していないからほとんどの場合「プッシュ」とか「リッチ」とか「クロスメディア」みたいな浮つき気味のカタカナ話(いいカタカナもあるが怪しいことが多い)が前面に出てしまいがちですが、こういうのは「おもてなし」に近い思考の物事なので好感が持てますね。売り手が売りたいから押し出すのではなく、お客様がほしいと思われるからそっと添えてみる、というマーケティング。

リアル店舗側でデジタルサイネージが盛り上がるのは顧客/見込み客のAttentionやInterestを惹いたりActionのタイミングで動的な情報を出したいというニーズに基づくものです。ネット側の場合、元々からそこに動的に情報を出せる画面があるものなので、そこがレコメンデーションや行動ターゲティングのプレイヤーが頑張っていくところになります。そのチューニングにおいて精度を上げるキーになるのはリアル側と同じ「おもてなし」をどこまでアルゴリズムに組み込めるかなんでしょうね。

同じことは同種のプレイヤーだけの話ではなくて、ユーザーに何らかのアクションを強いるサービスであればちょっと一工夫できるところもあると思います。最近EFO(Entry Form Optimization:入力フォーム最適化)という語が出てきていますが、その策の一つであるPIP(Person in Presentation)に出てくるナビゲーターを、男性向けには若い女性オペレーター、おばさま向けにはイケメンナビゲーターが出てきたり、学生向けにはおかんぽい人が出てきて入力ミスしたらしかられたり。とか。

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mixi OpenID発表24時間で対応サービスリリース

素晴らしい。とにかく早いことはいいことだ。

mixi OpenID、公開1日後にもかかわらず早速対応サービスが登場 - VENTURE VIEW

ディバータは8月21日に「MixGroup」を公開した。mixi Open IDの「コミュニティ認証」を利用することで、mixiの同じコミュニティのメンバーだけが利用できる会員制のサイトを作成できる。

サービスの中身自体は従来同社が持っていたコミュニティCMSをベースにしているようで取り立てて騒ぐほどのものではないですが、とにかくこのスピード感が素晴らしいですね。リンク:MixGroup
早速一つコミュニティを作成してみました。mixiの滋賀県コミュニティの外部版ということで。 滋賀県 -MixGroup

何はともあれこのスピードで実行されたディバータさんは素敵ですね。元来はCMSサービスで着実に地歩を固めていらっしゃっている企業さんの様子。事業案内ページの自社サービスRCMSの紹介文の冒頭が

「いわゆるCMSです。」

とはなんと潔くかつシンプルな説明。瞬時に好感を持ってしまいました。

とか何とか、人様のことつべこべ言ってないで自分らもがんばります。

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2008年08月21日

IVSのLaunch Padが気鋭の起業家には大チャンスな件

完全に機を逸した感もあるのですが、ひとつ募集応援です。新進気鋭のベンチャー起業家(or予備軍)さん向け。

IVS(Infinity Ventures Summit)というアブラっぽくないベンチャー経営者300人くらいが泊りがけで勉強したり交流したりする集まりごとが年に2回あるのですが、そこで「Launch Pad」(ローンチパッド)というコーナーがあります。

「Launch Pad」という枠はシリコンバレー系のイベントでは定番にもなっているもので、5-10社の気鋭の事業家がン百人のインフルエンサーの前で未発表or発表したてのサービスを10分程度の短時間でプレゼンし、審査によって事後に所定の賞やプロモートを受けたり影響力ある聴衆から有形無形の支援を受けることができるというもの。エイヤで言うと「マネーの虎」みたいなものです。

で、そのIVS Fall2008の Launch Pad の発表者エントリーを主催の小林さんがオープンに大募集中ということなのです。これはチャンス!

個人的には「東京のベンチャーはタコつぼで囃し合ったり近場のネットメディアがさくさく取り上げてくれてええのー、わしらは地方で東京モンよりよほどおもろいもん作っとるんやで、わしを露出させんかい!」という具合に感じていらっしゃるNOT東京ベンチャーの方が集まったらきっとおもしろいに違いない、と思ったりします。

というかこれ、まだ会社設立はしていないけどサービスは出来てる、という人にも門戸は開かれているんでしょ?>小林さん   たぶんそうなはずです。

ということで、「いっちょエントリーしてみるか!」という方はこちらの詳しいページをご覧になってご応募ください。


以下、私と同じ小林雅ブログ広報ネットワーク(笑)のメンバーと思われる皆様のエントリ-
九段ではたらく社長のここだけの話: IVSで賞を取って時計をもらい玄関に飾る?
Infinity Ventures Summit 2008 FallのLaunchPad の募集が開始 : ワークスタイル・メモ
IVS fall 08: launch pad 発表者の募集開始!:Dr.本荘の新事業blog
湯川鶴章のIT潮流 powered by ココログ: ベンチャー企業の登竜門IIVS Launch Pad
Infinity Ventures Summit 2008 Fall Launch Pad 募集開始 | ジェイマジックCEO宮田拓弥のBlog
IVS Launch Pad:Keita's Blog

過去の受賞者や審査員、アドバイザーやメディアパートナーにあたる方々が募集応援をされているようで・・

僕プレイヤー側のはずなんですけど何でそちら側扱いなの?>小林さん

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2008年08月20日

mixiはソーシャルプラットフォームとして次のステージに

3年間待ち望んだmixiソーシャルグラフのオープン化がついに実行された。

mixiがOpenID対応 「マイミク限定」を外部サイトでも - ITmedia News

ユーザーのマイミクシィ情報や、所属する「コミュニティ」の情報を、OpenID対応サイトに提供する仕組み「マイミクシィ認証」「コミュニティ認証」も提供。ブログサイトでコメント欄をマイミクだけに開放したり、動画共有サイトに投稿した動画を、特定のコミュニティ限定で閲覧可能にする――といった使い方ができる。

厳密にはソーシャルグラフそのもののオープン化ではありませんが、現時点でトランザクション数の制限は示されていませんのでほぼ同義と思います。

これでmixiはソーシャルプラットフォームとして次のステージに上がります。おめでとうございます。

さて、と。

関連:
mixiのOpen Social対応宣言 -次のウェブ進化への転換点 | 近江商人JINBLOG

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いいことばメモ -顧客と接する15秒こそが経営の真価

大西宏さんがいいこと言った!

顧客と接する15秒こそが経営の真価を問われる「真実の瞬間」である

大西 宏のマーケティング・エッセンス:トヨタの不振は円高が原因でなく戦略転換の遅れだと強調しておきます - livedoor Blog(ブログ)

郵政民営化されるかもしれないという危機感が高まっていたころに、突然サービスが向上し、これはいいことだと思っていたら、民営化が決定したとたんに、手のひらを返したように担当者の態度が悪化する一方となりました。経営の質が悪いということを象徴している現象としか思えません。顧客と接する15秒こそが経営の真価を問われる「真実の瞬間」であることを、日本郵便は学び直すべきでしょう。

マーケティングブロガーのドン・大西先生の少し前のエントリーより。


企業経営の究極のアウトプットは価値創造であり、その最大の価値享受者は顧客である。経営をやっていると様々なステイクホルダーの利益やバリューチェーンの部分最適や、ストラテジーやらテクノロジーやらのカタカナ麗句に苛まれる。「苛まれる」などと言うと明らかに語弊はあるしそれらそれぞれが大切な要素でありそれらの組み立て・建付けが経営活動の基盤となるわけだが、それでも経営の本質が 顧客・価値・創造 であることを忘れてはならない。

その本質を肝に銘じる上で、人であれサービス・プロダクトであれが顧客と接するその「15秒」の瞬間を大切にしていきたい。していこう。

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2008年08月19日

さようなら株式会社WEB2.0

なんかこのブログへのY!サーチからの流入多いな、と思って見てみたらリファラーワードは「株式会社WEB2.0」だった。

流入先はこの記事。
株式会社Web2.0 (笑) | 近江商人JINBLOG

様々なデータソースをオープンAPIにして、小手先の技ではなく所持するデータの魅力とその事業に組み込まれたビジネスモデルで勝負し合える環境を目指すというのはたいへん理想的ではあります。Web2.0的には”Data is the Next Intel Inside"「データの所有がデファクトを制す」の体現ですね。

読み返してみたけど、結構まともなこと書いてるような気がする(3年前の俺)。

このワード流入の理由はもちろんこれですね。
「株式会社WEB2.0」解散へ 「収益化困難」 - ITmedia News

コンセプト通りに事が運べば本当にWeb2.0を体現する事業になったかも知れないと思います。結果的にはコンセプトからリリースされたサービス、その後のリニューアルと、一貫性の無さが露見して、JV型の新規事業の難しさを体現することになったのがとても残念です。人のふり見て我がふり直せ。

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Google Base ってあったなぁ

Google Baseってあったなぁ。ものすごい久々に目にした。

グーグルにまた特許侵害訴訟--「Google Base」などをめぐり - CNET Japan

ソフトウェアメーカーのGraphOnが検索大手のGoogleに対して訴訟を起こした。Googleのサービスである「Google Base」「Google AdWords」「Blogger」「Google Sites」、および「YouTube」がGraphOnの特許を侵害したとしている。

Google Base登場は2005年11月15日(どうでもいいが私の誕生日)。当時は世界国家を作ってしまおうとするGoogleの最終兵器的プラットフォームサービスかのように憶測を呼んだり喧伝されたりしていたが、今思えばあの時期くらいがGoogleの有していた底知れなさ・得も言われぬ期待感バブルのようなもののピークだったような気がする。

Google Base、ついに姿を現す--実態は「何でも共有サイト」か - CNET Japan

Googleが今も凄まじく強大でまだまだ巨大化する存在であることには変わりないし、Google Base自体コンセプトは素晴らしいとは思うんだけどね。コンセプト的にはkatyのそれは少し近い。

あと、脈絡ないけどこないだシュミットCEOが言ったこの話はモバイルウェブにぶっこんで行ってる自分たちには心強いお話です。
メディア・パブ: Google CEOのシュミットが予言,将来はモバイル事業がPC事業を上回ると

iPhone3Gもきっかけとなってシリコンバレーではモバイル熱が想像以上に高まっているとのことです。ガラパゴスケータイも熱上げていきましょう。

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Change the World

今日はシリコンバレーから一時帰国された某氏とお会いしていた。結構久しぶりだと思うのだがあまりそんな気はしない。たぶんいいことなんだと思う。

現実として、人口減少経済下の日本市場のみに基盤をおいたプレイヤーは、成長経済国や成熟した投資経済・競争経済システムを有する国を基盤として同質量の価値創出を行うプレイヤーと比して成長期待値や被投下可能な燃料の量は当然異なる。総合して貨幣価値換算すればそれが時価。

投資経済システムが未熟なままに成熟経済・総量低下経済に入ってしまっているこの国のベンチャーエコシステムがまともに成立することはあるのか、金融経済になど拠らずミクロな価値創出のみを極限まで突き詰めて至高のプライベートカンパニーとなることをゴールとして活動することに理があるのではないか。とか。思うことも当然あるのだけど。

今時成長方策として海外展開を一縷も考えないベンチャー(もどき含む)の経営者は日本にはいないと思うのだけれど、とはいえグローバル(笑)のみに身を浸してその創出価値を全く自国・自民族に濃縮還元することを放棄することはこの素晴らしき日本の四季と調和と教育とを享受してしまった上では想像もし得ない。そのこと自体を笑われてもどうぞご自由に。

しかしながら人口減少をひたすら嘆きマクロミクロが絡まりあうこの課題を前にして途方に暮れることよりもまずは Change the World  そこにある世界を変えてみる胆力・志のパワーを集約して一定セグメントの創出価値と成長度数を異常な値まで高めることが社会全体へも影響を与えるのだからつべこべ言わずに Change the World 真剣に突き抜けてみな、ということだ、と。

落ち着いて語を連ねてみているがかなり大きな発見だったりする。コロンブスの卵。

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2008年08月18日

提供者目線によるクチコミが失敗する11の理由

AdInnovator織田さんのとこでいいの見つけたので(古いけど)メモメモ。

Ad Innovator: クチコミが失敗する11の理由

1. 本物でない 70.7%
2. 双方向の対話を作り上げていない 51.2%
3. 誰かのふりをする(偽ブログなど) 51.2%
4. 何が起こっているかを計測していない 46.3%
5. 戦略を持っていない 43.9%
6. ビジネス目的を達成することに関係していない 26.8%
7. クチコミの結果、企業の慣習を変えていない 22.0%
8. ブランドメッセージを失ってしまう 14.6%
9. 必要なリスクを取らない 9.8%
10. 十分な予算をかけない 9.8%
11. 長期にわたって作っていかない 7.3%

見たところ十分に選択肢が精査されていないこととWOMMA原理主義的な視点に偏っているような気がするがまあそんなにおかしくないと思う、提供側目線としては。

実際のとこ、ユーザー目線で言えば「おもしろくない」の一言だったりすると思う。そのおもしろくなさを分析して行ったほうがいい選択肢が作れそう。「魂胆ミエミエ」とか「押し付けがウザイ」とか「前にも見た気がする」とか。

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2008年08月17日

都心と地方は当然違う

この盆前後は実家のある滋賀と妻の実家のある鳥取、学生時代を過ごした神戸とを行脚していた。改めて感じたのが、「都心と地方は違う」ということ。当たり前だが時々目の当たりにしないと実感できない。

商売をする人からすれば、商圏内の直接競合同業者の数が決定的にその生存競争の環境を異ならせる。現実的に、東京都心でなら3年も同じ店構えで商売を続けられたら大成功の部類だ。だが150万都市である神戸では驚くほど多くの店が10年前と同じ場所に居並ぶ。滋賀・鳥取での商業者の価値観となればもう全く別世界のお話になる。

こうした競争環境の違いは当然商業者のプライオリティを異ならせる。競争の激しい商圏に属するほど「新規獲得数×客単価×リピート率」に重点が置かれ、競争の緩めの商圏では「既存顧客数×客単価×期間内訪問頻度」の方に重点が置かれる。相対的に。

前者を高める販促費用を狙って提供されている地域ウェブ販促商材がぐるなびやHotPepperであり、後者を狙っているのが・・・ 携帯メールエンジンやポイント系のサービスなのだが未だ決定打に至っている事業者はいない。

じゃあ誰がそこをどうやって浚えるかという話だよな、当然。

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芸人社長のブログとブログのコンテクスト話

前回のエントリーの最後で紹介していた株式会社NetaTenの志茂社長のブログをふとしたところで見つけた。

芸人社長のブログ
読んでみていろいろ考えていらっしゃるんだな、早速動き出されたのだな、と改めて応援したくなったので晒しておきます。NetaTenは笑いのわかる投資家募集中!

で、このブログを見つけたふとしたところってのが半月遅れで読み返してた没落エリート話 (J-CASTニュース : 京大卒「就職難民」が大量発生 これは大学や社会が悪い?)のトラックバック群の中だったりして。この騒動ってタイミング的に泥カンの件も文脈の端っこに連なっていたりするのかな。だとしたらおもしろいなと思う。もちろん全然関係ないかもしれないけど。

ブログというもののおもしろさはエントリーの連なりによって生まれるコンテクストにあると私は信じて疑わないのだけど、何らかの意味ある議論、それが直接アウトプットにまで至らずとも多くの人の脳内に刺激を与えて、そのうちのほんの些少な比率の人の些細な行動にでも何かの創造性を生むに至ればそれでいい、そんな議論のシナプスの一端に自分の思考の切れ端がつながっていることを体感したときにそのおもしろさは得も言われぬものになる。叩かれようと諭されようと、その体感自体が大いなる価値享受だ。

既存の社会というものは人々にとって巨大で既定で不可変な有形物であり、そこに対して何かを感じ考えたとしても自らが何か行動してそこに影響を与えるなどということは想像もつかない物事だったりするのが実情。森羅万象を自己責任の中に取り込むことでサバイブし続けられるマッチョな人間はほんの一握りであり、これは失われた10年もポストフォーディズムも関係なくおよそ一定の比率(人口の0.1%未満)のものだと思う、現時点においてはまだ。

そして、マッチョ増産装置になりえたはずのブログなるものもひとまずここまでにおいては既存マッチョの筋肉増幅装置としてしか機能していない、乱暴に言えば。ブログを通じてたまたま生まれた極少数の新マッチョはマッチョ亜種としてWeb2.0(笑)のキャズムにずっぽし嵌ってそこから這い上がらんと10年スパンでもがき苦しむ、含む俺。

とは言え、そんな状況に対してやはり自ら感謝していたり、マッチョが増えることが民族なり種なりの進化を促すと考えていたり、ウェブによるコンテクストと個の直結が増産のためのキーになることは信じて疑わなかったり、ただウェブの爆発力を次の層に伝播させるためにはその便益を得る敷居を大いに下げなくてはならない、そうこうしているうちに爆発力自体が減衰してこれら一式消滅しかねないと思っていたり、その敷居を下げるために情報のI/Oチャネルとしての携帯電話は当座20年スパンで最適解であろうと考えて取り組んでいるわけだ。

で、何の話してたんだっけ? あー、芸人社長だ。芸人社長の志茂さん('74生・同い年)、がんばれー! マッチョにいきましょ、マッチョに。

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2008年08月07日

青春的な近況

また更新が止まってました。一度止まると止まりっぱなしになりますよね、ブログって。
書きたいことが山盛りあったのですが、青春的にまとめて上げときます。

オルターマインド国藤社長

上原は12年ほど前に1年間ニューヨークに留学してました。その時に現地でよくアホなことをご一緒してたアニキ分から先日mixiメッセージで12年ぶりに連絡をもらいまして。その方がこの画像の国藤広之さん。現在はオルターマインド(IEでご覧ください)という会社の社長さん。昨年「Bフレッツを日本一売ったNTT代理店」になったということで、さすがアニキ!とうれしくなりました。12年ぶりに顔を合わせて、青春プレイバックしまくりでした。

江戸川花火1

8月2日は江戸川花火。ウノウさんやインスプラウトさん関係者の仕切りによる「100人花火見物」に参加させてもらっていました。「ご家族ご友人をお誘い合わせて」と書かれていたのでその通り家族と友人を連れて伺いましたところ、妻子連れは私とその友人だけで、周りは皆さん”夏・青春!”という雰囲気だったので見事に浮いてしまいました(笑)。でもおかげ様で花火の上がるまん前で見ることができて子供たちもたいへん喜んでくれて、ほんとよかったです。主催の皆様、本当にありがとうございます。

湘南BBQ

8月3日はマイネットメンバーとその家族たち20人くらいで湘南バーベキュー。うちの川口さんとその奥さんたちがかなりおいしい準備をしてくれていて、一同大喜びで楽しませてもらいました。うちの子供らもめったにない夏の海遊びということでおおはしゃぎ。で、うちのメンバーみんな「夏・青春!」てな具合でたいへんまぶしかったよ、おっちゃんには。

ネタテン志茂社長

一昨日、「日本初のお笑いベンチャー」を名乗ってソーシャル・ネタサイト NetaTenお笑いポータル 大笑い.comというサイトを運営している志茂社長が遊びに来て下さいました。「前職が芸人のプログラマー社長」と、聞いただけで興味湧きますよね。いい感じの社長さんですよ、おすすめ。 あれ?青春と関係ない。

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