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2008年07月17日

研究開発部門のマネジメント雑感とサイボウズ新卒さん


昨日、サイボウズ・ラボ畑社長奥さん山口さんとお会いしていた。オンでちょっとしたアイデアミーティングのようなことをしたのだけど、やっぱり技術ベースでの発想がどんどん出てきて素敵だな、と感じた。

その後ランチをご一緒して、そこでは畑さんにサイボウズの創業頃のお話を伺ったり、事業会社における研究開発部門マネジメントのお話などをした。

サイボウズ・ラボさんは立ち上がってほんの数年でサイボウズ社の技術面でのブランディングに大きく貢献していることは言うまでもないと思うし、おそらく採用面でも大きな効果を発揮していると思う。もちろんR&D機関としても本体への貢献をなさっている。

個人的にはNTTという研究予算に年間数千億円の投資を行う会社の出身ということもあって、研究開発部門のマネジメントの大変さを聞きかじり程度には認識しているつもり。最大のポイントは「研究開発が生み出す価値を現在価値に置き換えて貨幣換算することの困難さ」だと思っている。

例えば、失われた10年で国内電機メーカーの研究開発の方々が味わったこととして、事業業績悪化の折に研究開発予算がざっくりと削られるという事態がある。研究開発現場からすれば「あと少しでとてつもない価値が生まれていたのに」という声がそこここで挙がったことは想像に難くない。実際、その予算削減が企業全体として取り返しのつかない判断となった事案もあったことだろう。

そのようなときに事業側と研究開発側が「価値」を理解し合う明快なプロトコルを持っていたとしたら、不幸な事態は回避しやすくなると思う。それが必ずしも貨幣換算そのものでなくとも、事業におけるKPIにあたる指標が研究開発部門においても置かれてるべきではないか、という仮説を私は持っている。「目利きのできる人が事業側にいればいい」は再現性・説明責任が担保できないので、運用上は「指標と目利きのハイブリッド」となるのだが、いずれにしても定量指標は欠かせないと思う。

しかし「定量指標で管理されること」を忌み嫌い、そのような視点でのマネジメントが存在していること自体でモチベーションを低下させる研究者も多いと思うし、実際そのせいでパフォーマンス/アウトプットが下がってしまうこともあるだろう。だから研究開発マネジメントはその責任者のマネジメントスキルが重く問われるところになる思う。

サイボウズラボさんの場合はそこがうまく機能して現在のプレゼンスを発揮していらっしゃるものと思うので、それを実現している畑社長には今後もぜひ学ばせていただきたいと思います。


あと全然別の話ですが、先ほどマイネット・ジャパンのオフィスにサイボウズ社の新卒社員さんが飛び込み営業でいらっしゃいました。

最近マイネットは席替えをして上原は受付に近い島に移っていて、その新卒社員さんがいらしたときに私がたまたま受付電話を取ってご対応させていただきました。その新卒社員さんもそろそろ飛び込みにも慣れてきているのか、素敵な笑顔を絶やさずに1stタッチとしてはとても好印象を残していかれました。サイボウズさんはさすがいい採用育成をしていらっしゃるな、と実感。

サイボウズ新卒の田畑さん、これからも素敵な笑顔でがんばってくださいね!

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