2008年06月09日
どこでもドア作らな と再認識した -IVS 2008 Spring
[08.経営] ![]()
6月5日・6日に札幌で開催されたInfinity Ventures Summit (IVS) 2008 Spring に参加してきました。セッションの内容はCNET岩本記者が孤軍奮闘していらっしゃる下のまとめ記事で。
国内外ベンチャーの無限の可能性探る--「Infinity Ventures Summit 2008 Spring」開催 - CNET Japan
今回はこのイベントが「NILS」だったときから数えて4回目の参加だったのだけど、参加者の質もまた以前とは変わって、フラットな空気、親しみやすい雰囲気が出ていたような気がします。以前はどうしても「今をときめくネットベンチャーだぜへへん」な空気(アブラっぽい空気)がにじみ出ていたのですが、ネットベンチャーもいい意味で敷居の低い普通な存在(水性絵の具っぽい感じ)になってきたような気がしますし、ね。
これまでのこの会は、主催側から「会の内容をブログに書いちゃだめ」というアナウンスがあり、そのこともそのアブラっぽさを引き立たせていたのですが、今回は会のしおりの中でわざわざ下線を引いて「ブログに書いてもいいですよ、むしろ書いて!」みたいなことが書かれていました。大きな変化ですね。
そもそもタコツボは違えど「ブログのおかげ」組の一人(と私は認識している)小林雅さんが顔になっているイベントなんだし、落ち着くべき姿に落ち着いた、というところでしょうか。
今回感じたことを3つ挙げるとするとこのあたり。
1.国内ウェブ/モバイル業界は明らかに停滞しているがそろそろ折り返し地点も近づいてる
みんな何だか景気悪そー。もちろん全員が全員というわけじゃないけど、人が集まると空気/熱量で景気を感じ取ることができます。日本経済マクロと歩調が合ってきたということでもあるのだろうけど、そろそろ折り返し地点も近づいているような感覚を持つ。理由は極めて感覚的なものだけど「底打った感」かな。理由になってない(笑)
2.英語大事
今回はセッション登壇者だけでなく、会場側も国際色豊かになっていました。英語で質問する日本人の方も増えて。1年半前くらいのNILSでは突然質問を英語で語り始めた人がいたら周りは眼をパチクリさせていたものだった。そのときのことを思うと隔世の感。最近のネットベンチャーで「グローバル」というのをまったく意識していないとこは少ないと思うけど、その空気を作ってきたのはNILS→IVSの一番の功績じゃないかな、と改めて感じました。
ちなみにマイネット・ジャパンも当初からグローバルを意識してます。個人的に「グローバル化」の定義は「現地化する価値提供」だと思っています。メニューや説明を多国語対応することでも、とりあえず他の国で商売することでもない。本気で「現地化」しに行くつもりでやらないとそれぞれの国の方に失礼だと思っています。なので、やるときには「マイネット・コリア」とか「マイネット・ブラジル」とかでやるつもりです。
ただし、他民族・他言語の方々と身近に触れ合う機会を多くするのはグローバル化以前に大切なことだと思う。価値観の相違認識をすることが視野を広げてくれる。その触れ合う機会を作るためにも、やっぱり英語大事。US留学から12年ほどさびつかせている英語力を磨きなおそうかな、と思ったりしています。
3.企業の存在意義は株主価値の最大化 ではなく、理念の実践でしょ
最終のセッションで各国企業のCEOが壇上で「そもそも企業とは」あたりで話していて、「企業のミッションは株主価値の最大化」というタイプのお話をしていた。それはそれで単一事業イグジット型の人にはそうなのかもしれないな、とも思ったけど、やっぱり自分には肌に合わないな、と思った。
企業の存在意義は株主価値の最大化でも永続そのものでもない。誤解を恐れず言えばステイクホルダー全体の価値最大化でもない。 理念の実践だ。 他のことはすべて過程であり方法だ。そうでなければ他の誰かがやったっていい。 私はそう考えている。そのことを再認識できた。
総論、今回もとても行ってよかった会でした。主催の小林さん、小野さん、田中さん、運営の皆さん、どうもありがとうございました!
さ、どこでもドア作ろ。
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※申告を受け、文中の文言と固有名詞を訂正しました。(08-06-15 17:25)
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