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2007年12月14日

行動ターゲティングは個人メディアには合わないと思っている件


ヤフーさんがブログや個人サイト向けに行動ターゲティング広告ネットワークのサービスを始めたとのことですね。

ヤフー、行動ターゲティング広告配信システムを個人サイトに提供:マーケティング - CNET Japan

広告はサイトを訪れた人がYahoo! JAPANでどのようなサービスを閲覧したか、どんなキーワードで検索したかといった行動を元に、興味を持ちそうなものが配信される。掲載される広告をサイト運営者が選ぶことはできない。

この話からすると、行動ターゲティングといっても、行動履歴解析ではなくてリターゲティング(Yahoo!オートを見た人を追いかけて行って、他のサイトでも車の広告出す、みたいな)のようですね。これ↓に近い。
逃した見込み顧客を取り戻せ--サイバーエージェント、リターゲティング広告を開始

※リターゲティングと言い切るのは早とちりかもしれません。Yahoo!さんレベルの訪問者数があれば、カテゴライズされた自社媒体内での行動履歴解析に基づいてパートナーサイトにターゲティング広告を配信することができますね。

個人的にはリターゲティングを「行動ターゲティング」と呼ぶのは紛らわしくてよくないと思っているのですが、まあそんなこだわりはどうでもいいですね。

2006年時点でブログ向けの広告ネットワークに行動ターゲティングを組み込んで華々しくデビューしたMicroAdさんが結構苦戦されてるのは、ブログというものが一貫した話題で書き続けられるものではないために、ユーザーの嗜好性を解析しようにも媒体側が可変過ぎてまともに嗜好性を定義できない、という理由があったものと思います。

USの方で行動ターゲティング広告が市場として成立しているのは、市場勃興時点でブログがメディアとして認識されるほどになっていなかったので、媒体側がちゃんと一貫したコンテンツ提供をしている前提があって設計され、その通りに1:Nな媒体に早くに普及してネットワークが成立したからだと認識しています。というか、そもそも行動履歴解析型の広告は個人メディアには向いてないんですよね。

でもって、リターゲティングってそれなりに効果が出るのは当然だとは思いますが、何というかちょっとストーキング的でユーザー視点ではやっぱり嫌な感じがしてしまいますし、そういうものってなかなか普及し切らないんだろうな、と。べき論として、行動ターゲティングって「ユーザー的にうれしい情報が提示される」という視点でこそ意味があるし普及もするのだろうと思うし。

ロングテールな個人メディアの書き手が気持ちよくおこづかい稼ぎする手法としてAdsenseを超えるものを、という思考は多くの人が回しているところだと思いますが、行動ターゲティングはその答えではないんだろうな、ということまでは個人的に思っているところです。

なつかしい、だいぶ前にこんな記事書いてたの思い出しつつ、もうちょっと頭まわしてみよう。
MarkeZine:◎行動ターゲティング~広告をコンテンツにする~

 「行動ターゲティング」の本質は「ユーザにとって価値の高い情報・広告を提示する」という部分にあり、インターネット業界全体の共通課題である「広告をコンテンツにする」というテーマに対するアプローチであることを忘れてはいけません。

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