2007年09月27日

社員が集中できる環境づくり

UEI清水社長がブログであげていらした施策「社員への耳栓の無制限供給」。

これいいわー。うちもやろう >to総務部長

夏が過ぎてこのところマイネットでは節電のため(泣 エアコンを止めて窓を開け放して仕事しているのですが、銀座8丁目築地寄りのこのオフィス界隈では最近地上げが流行しているようでして、周りのビルや家屋がガシガシと崩されていく音が鳴り響いているわけです。

この音響の中ではメンバーの生産性が落ちまくりだな、なんとかしなきゃ、と思っていたところですてきなヒントをいただきました。ヒントというかこれはそのままインスパイアうけさせていただきます(勝手に。 ありがとうございます、清水社長。

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2007年09月24日

経営者はいなくなるために存在する

Life is Beautifulの中島さんの記事に共感したので反応エントリー。

Life is beautiful: ジョブズの本当の偉大さは彼が引退してから分かる

最終的には、「ジョブズが本当に偉大なCEOであれば、(ジャック・ウェルチのように)彼がいなくなっても引き続きすばらしいデバイスを作り続けることができる組織を作ってから引退するはず」という結論で決着。

プロデューサーと経営者が持つべき能力は異なるものだ。名選手名監督にあらずという言葉もある。プロデューサーは現役中にいかに自らの世界観をプロダクトやサービスを通じて世に問うていくかに長けた人。その人の価値は現役中においてこそ計ることができる。

経営者は現役中は人の仕事・人の居場所をどんどんと作って行って、自分の仕事や居場所をどんどんと失わせていくのが仕事。そして、その経営者本人が引退したときに彼の作った仕事・場所・人によって構成されている企業組織が、彼がいなくても(彼がいないからこそ)うまく回転するようにしていく人。その人の価値は引退後においてこそ計ることができる。

経営者はそこにいなくなるために存在しているのだ。

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2007年09月20日

RTCカンファレンス 福岡Ver.『ブログと起業』

10月のRTCカンファレンスは、7月に開催してご好評をいただいた大阪Verに続き、もう一歩足を伸ばして福岡で開催します。テーマは「ブログと起業」。今回もITエンジニア派遣のパソナテックさんの会場提供により、参加費無料での会となっています。

福岡近辺の「ブログ」「起業」に興味のある方、ぜひお集まりください。

2005年前後に「ブログ」が一般社会も巻き込むムーブメントとなってから早2年が過ぎようとしています。この間、多くのブロガー達がウェブ上での自己表現や新たな出会いを得て、自らのキャリアを変化させてきました。

ブログには普段自分が当たり前と感じていることを書き留めておいただけなのに、思わぬ人々に見られ、感謝され、そこで得た出会いがまた新たな出会いと自己認識につながっていくという効能があると言われます。その効能のアウトプットとしてキャリアチェンジを選ぶブロガーは多いです。

所属する会社で描けるキャリアとウェブ上での自分の姿にギャップを感じて転職を決めた人、ブログという自己表現メディアを梃子にして書籍出版に至った人、ウェブ上とリアルでの出会いをきっかけにやりたい仕事を見つけて独立した人など。

そんなブログをきっかけとしたキャリアチェンジの中でも、最近多く見られるようになってきたのが「ブログをきっかけに起業した」という人々です。今回のRTCカンファレンスは、「起業」を意識している方々がアクションを起こすきっかけとしてブログというものをいかに活かしていけばよいのかを、RTC主催者2人のブログ起業体験からその現実の有様、ハッピーな物事からアンハッピーな現実の部分までをお話しながら、みなさんで議論する時間にしたいと思います。

●トークセッションスピーカー
■保田隆明 (ワクワク経済研究所LLP代表)
1974年生。早稲田大学商学部卒。リーマンブラザーズ証券、UBS証券で多数のM&Aファイナンス業務を経験の後、ウェブ業界で自ら起業。その後VC投資分野でのキャピタリスト業務を経て、2005年に「経済をやわらかく伝えること」をミッションとしてワクワク経済研究所LLPを設立。現在は社外役員業務、ベンチャー企業の財務アドバイザリやM&Aアドバイザリの傍らTV出演や講演も多数。著書に『図解 ・株式市場とM&A』(翔泳社)、『投資銀行青春白書』(ダイヤモンド社)ほか10冊。ブログはちょーちょーちょーいい感じ

■上原仁 (株式会社マイネット・ジャパン代表取締役)
1974年滋賀県生まれ。神戸大学経営学部卒業後、1998年NTT入社。光サービスの企画等の後、2001年にNTTのインターネット映像配信事業の立ち上げに参画。2004年NTTレゾナントに転じ、ポータルサイトgooのサービス統括。gooではマーケティング、新事業戦略を担当。Web 2.0関連の執筆・講演多数。2006年7月、仲間6人とマイネット・ジャパンを創業し、日本初のソーシャルニュースサイト『newsing(ニューシング)』や無料携帯サイト作成ツール(CMS)の『katy(ケイティ)』を運営。著書に『アルファブロガー』(翔泳社)、『口コミ2.0-正直マーケティングのすすめ』(明日香出版社)。ブログは近江商人JINBLOG

●RTCカンファレンス 福岡Ver.『ブログと起業』
○日時: 2007年10月4日(木)19:00-21:00(18:30受付)
○場所: アクロス福岡 608会議室
     地下鉄天神駅徒歩2分(16番出口)
○料金: 無料 (株式会社パソナテックのご協力により)

○申込方法: こちらの申し込みフォームからお申込ください。
○その他:
・筆記用具と名刺を1枚以上はご持参ください
・簡単なケーススタディとディスカッションの時間があります
・飲食物の持ち込みは原則禁止です
・21:30~23:00で懇親会を予定しています(参加自由)

「起業」に興味のある方々は、お気軽にご参加いただければと思います。案内文は仰々しく書いていますが、かなりフランク(すぎる)な楽しい会です。

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訳のわからないことをやらないと勝てないという真実

貧乏暇なし万歳の上原です。このところまた毎日脳を揺さぶりながら暇なし人生を楽しんでいるわけですが、今日はもう、この記事見てビビビときたのでメモだけしておきます。

「訳が分からないことをやらないと勝てない」――ニフティ和田社長

 「訳が分からないことをやらないと勝てない」と和田社長は言う。「例えばアバウトミーは他社ブログとも連携できるが、他社サービスが同じ基盤に乗った時、広告は誰が仕入れるのか――そういう分野になると、訳が分からなくなる」

 ニフティ同様、積極的に他社と連携を進めているヤフーは、自前の広告のネットワークに他社メディアを組み入れて収益を上げようとしている。だが「ヤフーと同じことを今からやっても仕方ない」。

 どのサービスが収益を上げそうか、どんなビジネスモデルが最良かは「やってみなきゃ分からない」という。「簡単に芽が出る商売は簡単にだめになる。すぐに収益にはならないだろうから、積み上げていくべき」

キタコレオカダユカ、という感じで久々に入りました。近藤さんがUSいっちゃって以降で一番おもしろいイキメンインタビューだったんじゃないですかね。なんかもう、こういうアタマイッてるおじさんがいてしまったりするから日本のエスタブってまだまだ大丈夫なんだよねよくもわるくも、って思いました。でも、3年後はこの方どうしていらっしゃるのかな。素敵なニフティを爆発させてくださってたらいいけど。

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2007年09月18日

newsing(ニューシング)にカテゴリ機能を追加しました

先週の土曜日、newsingに新たに「カテゴリ機能」が追加されました。これまでずっとユーザーの方々から「記事がごちゃ混ぜで見にくい」「記事を分類してほしい」といった声をいただいていたところでしたので、ようやくお応えすることができてほっと一段落です。

newsing(ニューシング)

070917newsing_category

ページヘッダにある、それぞれのカテゴリのタブをクリックすることで、各カテゴリに分類された記事ランキングをお楽しみいただくことができます。

これまでnewsingのニュースランキングは、あらゆる種類のニュースやブログ記事が表示されるトップページのみで提供されてきましたが、今回追加された「カテゴリ機能」により以下の6つのニュースジャンルに分類されたニュースランキングをご利用いただけるようになります。

-総合
-ビジネス・政治
-社会・生活
-IT
-エンタメ
-海外

「総合」につきましては、これまでのトップページ同様、全てのカテゴリの総合ランキングになっています。

正直、まだまだチューニング中なので、ここ数日のうちにもまたカテゴリランキングの姿が少し変わるかもしれません。あと、同時にスパムユーザー通報などの機能も追加しています。

今回の機能追加が落ち着いたところで、次はまた早々に一つ大きめの機能改善を予定しています。今度はユーザーさんがもっと気軽に参加できるように、というタイプのものです。

newsing、日に日にいいサイトに成長してきています。よかったらぜひ使ってみて、要望や改善すべき点などがあればぜひぜひお知らせくださいね。

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2007年09月14日

newsingが「ニュースサイト」とググって6位にきてる

さっき何となくあれこれググってて、これ見つけてコーヒー吹いた。

Googleで「ニュースサイト」と検索

newsing(ニューシング)が「ニュースサイト」と検索して6位になってる! 

朝日、Yahoo!カテゴリ、はてなキーワードのニュースサイト、読売、の次にnewsing。その下にCNNとかITmediaとか日経とか。

確かに最近newsing盛り上がってるしいい感じなんだけど、さすがにNIKKEINETやITmediaの上に出てくるのは恐れ多いですよ、Googleさん。

でもうれしい。ものすごいうれしかったので脊髄反射エントリ。

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2007年09月13日

生活者ニーズの切り口毎に検索結果レレバンシーは異なる

おはようございます。gooのまわしもんの上原です。

相変わらず着実にgooラボアツいですね。

gooラボ、5W1Hの観点で結果を表示する検索サービスの実証実験を開始:ニュース - CNET Japan

5W1H検索は、次世代ユーザーインターフェースデザインに関する実証実験を行う「検索UIラボ」の取り組みの1つで、ユーザーが入力した検索キーワードに対して、5W1H――When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何)、Why(なぜ)、How(どのように)――の観点に分けて検索結果をそれぞれ表示する検索サービス。

Whatはベーシックなウェブ検索、Whoは人名に加重を、Whenは時間関連語に加重を、Whereは位置関連語に、Whyは「理由」とか「由来」とかいった語彙に、Howは「方法」とか「技」とかいった語彙に重みをつけている様子。「mixi」でWhere検索したら「ぼくはまちちゃん!」のhamachiya.comがトップに出てきたのは笑ったけどまあご愛敬。

GoogleやYahoo!のメイン検索の結果はその言語圏全体の民主的総意を表すことにチューニングされているわけだが、今回の5W1H検索やチームラボのSagoolのように(猪子社長曰く「オモロい順に重みづけ」)、生活者のニーズの切り口ごとに異なる検索結果を提示するというアプローチは意味深いと思う。

次におもしろくなってくるのは、様々な切り口が用意された状態で、ユーザーのインプットを何らかの形で然るべき切り口の検索結果に着地させるアプローチかな。それができたらGoogleYahoo!よりも気持ちいいサービス=Post Google(ですか?)になり得るかもね。

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2007年09月12日

モバイル検索の検索キーワードは2つ

もう2日前の記事だけど、結構へーっと思ったのでメモ。

携帯電話の検索に関する調査--67.3%のユーザーが検索キーワードを平均して2つ以上入力する:リサーチ - CNET Japan

第2回携帯電話の検索に関する調査では、「1つ」と回答したユーザーが47.2%と最も多く、次いで「2つ」の41.5%が続く結果となっており、今回の調査結果とは順位が逆転していることには注目する必要がある。また、その数値については「1つ」と回答したユーザーが14.5%減少しており、検索キーワードを2つ以上入力するユーザーの割合が15%弱増加していることがわかった。

1年くらい前は、モバイル検索事業者の人たちやキャリアの人と話していてもモバイル検索の検索キーワードは1つな場合が多いよね、しかもまともなワードじゃなくってつぶやきみたいなのが多いよね、なんて話が定説だったりした。そこからドコモの検索オープン化がモバイル検索業界全体を活性化させ、ユーザーの目に触れる機会も増えたためか、ユーザーのモバイル検索リテラシも上がってきたようだ。

昨日エントリに上げたシリウスの三好雅士氏なんかは2ワードでの検索時の片方のワードは地域名であることが多く、携帯SEO対策上もそこを意識した対策を打つことが望ましい、としている。マイネットの携帯サイト作成ツールのkaty(ケイティ)は、ナビに則ってページを作るとその対策が打たれた状態でページが生成されるようになっている(と、ちょっと宣伝)。

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2007年09月11日

シリウステクノロジーズ 三好雅士執行役員

シリウステクノロジーズの三好執行役員がWeb担Forumに登場している。シリウスさんのモバイルSEOの事業責任者さんです。個人的にはNTT時代、偶然もあって大阪・東京を転々としながら8年間ずっと同じ釜の飯を食った仲間。彼が昨年シリウスに移ってからのシリウス社の伸び上がり(特にモバイルSEO事業)はすごいことになっている様子。宮澤さんはほんとにいい人材にめぐり合えましたね、と勝手に微笑ましく見つめている今日この頃。

携帯サイト向けSEO最新事情 | Web担当者Forum

実際のEZweb検索結果と照らし合わせると図3のようになる。検索結果の10件中、最上部に4件表示される公式サイトのクリック率が22%。その下に3件しか表示されない一般サイトに、実に約半数(47%)のクリックが集まっている。普通は、上位に4件表示される公式サイトに40%以上のクリックが集まるはずだと思うだろう。

おーっ、そうなのかー、と思わせつつ、よくよく読んでみたらあんた、自分とこのノウハウは全然出してまへんがなっ!


うそです、冗談です。この内容だけでもこれから携帯SEOに取り組む人には有意義な情報ですね。はてブもたっぷりついて、三好君メジャーデビューだ。

(私信)
つうかまあ、まちゃちくん結婚おめでとう!! 週末はがっつり暴れに行かせてもらうからね!

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Web2.0時代を勝ち残るためとかなんとか

タイトルが「Web2.0時代を勝ち残るためにうんぬん」という最強のベタさ加減ではあるけど、中身はその通り、と感じたのでメモ。

Web 2.0時代を勝ち残るためにCEOは何をすべきか?:コラム - CNET Japan

企業主体の視点から発信したメッセージは顧客の心に届かない

日本では2004年頃にAdInnovatorの織田さんあたりから流布され始めたこの考え方。生活者サイドに立てばかなり当然と感じられるはずなのに、提供者側に回った瞬間に忘れてしまいがち。生活者はコントロール対象ではない。むしろ提供者が生活者にコントロールされることを適切に受け入れることこそがマーケティングだ。

買い手市場の今日、顧客の満足度を測ることは極めて重要だ。マーケティング担当者は長々とした顧客向けアンケートを取りやめ、「この製品またはサービスを友人や同僚に勧めたいと思いますか?」の1点に質問を絞るべきである。

まったくAgree。主体は生活者。行動を決定するのも他の生活者のIntentionを喚起するのも生活者なのだ。単に口にしたり施策毎にそれっぽいことをするのではなく、そのことを当然と捉える企業文化を作ることが生き残るCEOの仕事なのだと思う。

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2007年09月09日

RTCカンファレンス Vol.27:『上場と起業』

起業したことのない人々にとって『起業』という言葉にはどこか晴れがましく甘美な響きがあるようです。その理由はおそらく「自分の好きな仕事で身を起てる」という職業人としてのあこがれと、「株式上場して一攫千金」という金銭面でのあこがれが生んでいるイメージなのだろうと思います。実際に、好きな仕事で起業して社会に価値を提供している人もいますし、株式上場して一攫千金に至った人もいます(上場してからがいよいよ大変なわけですが)。

ただし、それを手に入れる人はごく一握りでその道程は死屍累々であることもよく知られる事実。「成功するのは1500人に1人(と、成功していない人が言う)」「上場なんてロクなことない(と、上場してない人が言う)」「安定が一番だって(と、輝きを失い済の人が言う)」 自分が屍になることなど想像もしない起業家予備軍にとっては、現実感のない統計論や感情論を聞いても何の意味も為さないと思います。

また反対に、創業社長の上場物語だけを聞いて夢をふくらましていても、そこにあるのはすでに見事な脚本と演出で彩られた輝かしい苦難と栄光のストーリーしかないわけです。疑似体験に酔っているだけでは何も前に進まない。


今回のRTCでは『上場と起業』の現実を、それを語るのにふさわしい2人(3人になるかも)の方をお迎えします。

2005年・2006年のネット系目玉上場企業と言えば、ディー・エヌ・エー、ドリコム、ミクシィの3社。このところ、これらの上場ベンチャーの幹部として社の上場に貢献し、一定期間を経て退職、自ら起業、という道を選んでいる人物が続々と現れています。

今回はそんな彼らの体感したベンチャー企業の上場前・上場後の変化、ベンチャー幹部からの退職・起業の体験、そして彼ら自身の描いたキャリアの喜びと苦悩を余すところなく語ってもらおうと思っています。

■塚田寛一氏 (元 株式会社ミクシィ取締役 FindJob!事業部長)
1978年生。東京大学法学部在籍中に株式会社イー・マーキュリー(現ミクシィ)にインターンとして参加し、卒業後に入社。同社の創業期よりFindJob!事業の発展を支え、事業部長として「満足度No.1転職サイト」にまで育成。ミクシィの上場から9ヶ月後の2007年6月同社を退社し、現在はソーシャルアントレプレナーとして新たな事業を準備中。

■岡田龍氏 (元 株式会社ディー・エヌ・エー モバイル統括部長)
現 株式会社ロッソ代表取締役。1974年生。大学卒業後、日本オラクルに入社。同社の上場を経験の後、創業間もないDeNAにエンジニアとして入社し、ビッダーズ事業の渉外責任者やモバイル事業の統括部長を歴任。2007年初頭に同社を退職し、現在は株式会社ロッソ代表として再び事業のスタートアップに取り組む。

■もう一人、サプライズゲストも予定

●RTCカンファレンスVol.27 『上場と起業』
○日時: 2007年9月26日(水)19:00-21:005(18:30受付)
○場所: 慶応義塾大学三田キャンパス内 図書館新館B1 AVホール
     会場へのアクセスキャンパス内マップ(⑤です)
○料金: 無料 (慶応大学図書館のご協力により)

○申込方法: こちらの申し込みフォームからお申込ください。
○その他:
・筆記用具と名刺を1枚以上はご持参ください
・簡単なケーススタディとディスカッションの時間があります
・飲食物の持ち込みは原則禁止です
・21:30~23:00で懇親会を予定しています(参加自由)

今回は慶應義塾大学図書館のご協力を得ているため、皆様には無料でご参加いただけます。特に「上場」と「起業」に興味のある方々は、初めてでもお気軽にご参加いただければと思います。毎回4割程度は初参加の方です。

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2007年09月04日

地図ラボ -エンジニア交流勉強会『gungi』の第5回

マイネット・ジャパンやシリウス、ブログウォッチャー、フォートラベルらのエンジニア集団で運営しているエンジニア交流勉強会『gungi』(グンギ)の第5回が9月21日に開催されます。

今回のテーマは「地図ラボ」ということで、ゲストにALPSLABとマピオンラボ、そしておそらくブログ界隈でもおなじみのMapFanのなかの人も入り交じっての地図トーク、ということになるようです。

シリウステクノロジーズは位置連動広告「Adlocal」、ブログウォッチャーの羽野社長はリクルートの「スゴイ地図」のプロデューサー、フォートラベルはそもそも旅行と地図は切っても切れない存在だし、フューチャースコープさんは「mincle」という携帯地図SNSを提供されている、といったところで、地図そのものだけではなくて、地図プラットフォームの上で提供されているおもしろサービスの開発者たちの生トークもあるようです。

詳しくはこちらで。

マイネットも影でコソコソ地図モノ開発実施中なので、会社的にも個人的にも楽しみな会です。ご参加の方、会場で会ったら気軽に声かけてくださいね。

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2007年09月03日

大企業とベンチャー企業を隔てる3つのポイント

最近になって、前職(NTT)関連の方からウェブビジネスや起業についての相談やセミナーの依頼を受けることが多くなってきた。これを言うと嫌う人もいるかも知れないが、私自身は未だにNTTという企業を(功罪あれど)本当にいい会社だと思っているし、今もNTTで働くNTT時代の仲間たち・後輩たちに一つでも自分が役立てることがあれば、と思ってできる限りの貢献(恩返しとも言う)はしようとしている。

NTTという会社は、社外に出てみると本当に素晴らしい人材に恵まれ、良くも悪くも総・人・労・財の圧倒的な強さと、とてつもない規模の研究開発リソース、積み上げ型の理想的なビジネスモデルと設備リソース、全国くまなく張り巡らされた販売チャネル・保守チャネル、計算しつくされた労使共存モデルなどなど、挙げていくと本当にきりがないくらいに完成された企業である。そして言わずもがな激しい大企業病に苛まれながら、重い足を引きずって生存と進化のための活動を続けている集団である。

私の会社はNTTで言えば一つの課から小さな部門程度の規模であり、彼らの感覚でいけばそれ単体で企画・生産・販売・保守・総務といった一連の企業活動をその人数でまわしていること、しかもその規模でいくつものサービス・プロダクトをまわしているということは不思議に映るものと思うが、ベンチャーの世界ではその規模感・スピード感でことを進めていかないと話にならないのは、こちら側にいる人々からは当然のことだったりする。

そんな異なる世界観の両方に軸足を置いてみた人間として、その差を作っているものを三つ挙げるとすると、以下のようになる。

1.ビジネスのライフサイクル
 ベンチャーというのは、概して短期サイクルのビジネスで勝負している。今をときめくブログやSNSでも、ほんの3年前には一般社会では箸にも棒にもかからない存在であった。ブログなどのように社会的にクリティカルマスを越えて認知・普及するビジネス領域であればまだよいが、多くのビジネスはキャズムを越えることなく生まれては消えていくことが普通である。

そんなニッチなビジネスチャンスを収益化し、市場化していく活動に3年4年の投資期間をかけていては、すぐにキャッシュショートを起こしてクビを括ることになる。そうなると、当然絞り尽くした小規模のマーケットに対して一気にリソースを投下し、短期で回収してまた次の少し大きなマーケットへ、というサイクルを繰り返すことになる。

大企業というはそのサイクルと規模の雪だるま作りを既に長期間をかけて繰り返し終えた状態にあるので、スピード感が異なるのは当然ということになる。そこに加えてNTTという企業は国営の下で5兆円規模のビジネススケールまで育まれた上で市場に放出された事業者なので、そのビジネスのライフサイクルを企業文化として蓄積していないことから、そんな雪だるま作りの感覚が実感しにくい、という側面もあると感じている。

2.社外に対する発言権
 大企業にいると、「自分が会社の看板を背負う」という機会を与えられる人の比率が低くなってしまう。球体の体積は大きくなっても表面積は比例して大きくなるわけではない、という比喩が合うだろうか。大企業の構成メンバーは社内の人間とコミュニケーションをとる時間の方がほとんどになり(それは、多くの人間が付加価値をつけてからマーケットに価値を産み落としているということでもあるのだが)、社外の人間に全体性を持って企業間コミュニケーションを行う機会が極めて少ない。これが結果的にはスピードを落とすことにつながっていると私は考えている。

ベンチャー企業の場合は、社員が(それが営業であれ技術であれ総務であれ)社外の人と接する機会がそのまま会社の存在を代表していることが多い。選挙権の地域格差ではないが、社員一人当たりの存在の大きさが全く異なるのだ。ビジネスの多くは企業間や企業対消費者の間で進展するものなので、社外と責任を有してコミュニケーションをとる人間の比率が高いと必然的にビジネススピードは上がる。ただし動きが早い分、意志決定の改廃も素早く行われるものなので、その点は忘れてはいけない。

3.「システム」ではなく「人」
 大企業では、一部の特殊な新規事業開発や研究開発の部門以外では、すでにできあがったビジネスシステムをぐるぐると回転させることそのものに人手がかかり、気づいてか気づかずかそのシステムの一部として機能している人員が多い。戦略や組織上の意志決定においても、すでにあるより確実性の高い意志決定システムの下に物事が動いていくため、突然変異のような新規ビジネスや人の”センス”に頼ったサービスは生まれにくい(あくまで生まれにくいだけで特殊な例ももちろんある)。

ベンチャーの場合は、そもそも回転させておけばみんなが食っていけるようなビジネスシステムはできあがっていないことがほとんどであり、その回転を何とか一回目、二回目回すこと、ダメだったら別のシステムを、上手くいったらまた変化をつけてもっと大きく、という試行錯誤を繰り返している状態にあることが多い。そして、意志決定も極めて個人の”センス”に頼って行われることが多い(もちろん、一定レベルのマーケット評価や技術評価などは行われるが)。

大企業はシステムを有しているが故に、個人が「これをやっていれば大丈夫」と安心して日々の仕事に打ち込めるが、反面新しいことを自ら考えついて始めることに大きな苦労がある。ベンチャーは人に頼って物事が進むために、個人のセンスや個性が存分に発揮できるのだが、確率論で言えば間違いなく大企業よりもリスキーな日々(ビジネスでも個人生活でも)を送ることになる。


勢いで書き切ったのでまだ他にもありそうな気はするが、少なくとも言えることは、NTTのような大企業(しかも特殊)とベンチャー企業ではそこで過ごす中での価値観ががらりと異なるものだ、ということ。そして、どちらが素晴らしいとか勝ちとかいったことではなく、それぞれの世界で個人が演じるべき役割、味わえるキャリアは全く異なるものだ、ということだ。

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