2007年05月23日
履歴書としてのブログ
「ブログは履歴書」である。
個人的にもブログのおかげで起業できたり、起業の仲間とブログで知り合っていたりする中なので強く実感しているし、ここ1年くらいあちこちで話してきていることではあるのだが、「ブログは履歴書」である。この流れはまだまだ加速すると思う。AdInnovator織田さんがAMNに絡めてこのことを語っていらっしゃったので反応。
Ad Innovator: 今日の解説:ブログは新時代の履歴書
この動きがことタイトルにあるように「履歴書としてのブログ」ということにつながるのではないかと考えている。日本でもAgile Media Networkに入っている人のように会社を辞めてブログに専念できる人も出てきたし、そうでなくてもブログによって自分の意見などを発信することで、所属する企業の外側での評価が上がり、転職をしやすくすることが起こっているように見受けられる。
時々「ブログを書いていて一番感じるメリットは何ですか?」と問われることがあるが、そのときにはまず「リアルで会ったときに自己紹介タイムが必要ないこと」と答えるようになっている。要は「履歴書」兼「思考経歴書」にブログがなってくれている、というところである。
もちろん、伝えたいことを広く伝える個人メディアであることや、ブログを介してのコミュニケーションが楽しい、というようなこともある。しかし今の時点で一番メリットを感じるのはブログを読んでくれている人とリアルでつながったときに、相手が自分の興味・思考・人となりをおおよそ理解してくれて話がスムーズに進むということだと感じる。より実際的なところで言えば、ブログを書いていることによって、営業の成約率が高まったり、アライアンス先との提携成約率が高まったり、というメリットを享受できる。
そして、反対に相手のブログを読んでいたときに無駄な背景説明を求めずに核心に入った会話ができる。これはわかりやすいところで、採用面接にかなり役立っている。本来なら1時間×3回くらいの接触がないと理解できないところが、1時間の接触だけでおよそ相手への理解を深めることができる。実際に、08新卒採用の最終面接前には基本的に学生さんのブログ(もしくはサイト)をかなり読み通すことで、間違いのない内々定出しができたように思っている。
今の就職学生は、就職活動時に活動用のブログを開設したりしているようだが、個人的にはそういう「作り物」の履歴書ブログを書くよりも、1年生のうちから書き溜めてきてアンナコトやコンナコトまで書いてあるブログを履歴書として提示することをお勧めする。あまり心配しなくても、面接する側の人間もそれなりにアンナコトやコンナコトをやってきているものだし、それをありのままに提示された方が相手の深い背景を知ってキャリアデベロップメントプランを描くことに役立ち、結果的にハッピーな就職活動のアウトプットにつながりやすくなると思う。
また、転職や起業をにらんでいる人たちにもブログを書くことは強くおすすめします。理由は上で書いているモロモロがそのまま当てはまります。
その上で言えることは、「あなたは自分で思っているよりすごい」ということを認識できます、ということです。2年以上くらいの社会人経験を積んでいる方は、自分が普段いる環境の中で「当たり前」になっている物事を着実に身に着けているものです。ですが、普段接する人々というのがほとんどの場合その「当たり前」を共有している相手ばかりだったりするので、なかなか自分の価値に気づけず「自分に書けることなんかないよ」と思ってしまいがちです。でもそんなことありません。あなたはすごいのです。
ブログを介して出会う異なる「当たり前」を持つ人々(おそらく世の中の99.9%以上の人々)にとっては、あなたの蓄積はほぼ間違いなく新たな気づきをくれるものです。その気づきや新しさを市場の目に晒してみることで自らの市場価値を改めて知ることができますし、その市場価値が転職や起業する上でのあなたの価値になります。
そして、そんな市場価値算定テストのようなブログを書くという営みを続けていく中で、多くの興味の近い人や自分よりも高い力を持っている人、そしてそんなものできるわけがないと思っていた「読者」なる人々とのコミュニケーションやフィードバックを通じて、気づかないうちに自分の市場価値を高めることにもなっているのです。
そんな市場価値を転職の時にバンと相手にたたきつけて、「私のこと買いませんか?間違いなくお得ですよ」なんて言えるのが、理にかなった転職だと思いませんか?
履歴書ブログ、おすすめです。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://huehara88.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/503


