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2007年01月07日

マスメディアは消える? わけない


今もよく「CGMの拡大でマスメディアは消えるのでしょうか?」というような質問をいただくことがあります。特にマスメディア側の方からいただくことが多いです。これに対して私は「決して消えません」という回答をしています。CGMとマスメディアの間には役割の分担がなされていくと考えています。

CGMが発達することで、これまでのようにマスメディアが情報の権威を独り占めすることはなくなっていくでしょう。ただし、マスメディアの「一時情報源」としての役割と「ディストリビューター」としての役割はまだほとんど揺らいでいません。

ブログの登場とともにインターネットに流れる情報量が増えたことで、一般ユーザーもネットで情報を収集・分析して論じることができる状況になってきました。しかし、例えば新聞の論説委員とブロガーが同じ立ち位置かというとそうではないと思います。プロフェッショナルとそうでない者には、使える時間の差、情報源となる取材網の差、プロ集団における競争に勝ち残ってきた蓄積の差があります。これらの差からくるクオリティの差は依然として残るでしょう。

CGMがマスメディアと異なる価値を発揮するのは、一つの事象に対して一人の有力ブロガーがすばらしい論説を行うことではなく、多数のユーザーが個々のバックグラウンドから多様な切り口の意見を発し、それがまとまって文脈を形成する「群集の叡智」の側面です。言論メディアとしてのインターネットを追求する上では、この側面がうまく機能するプラットフォームが重要になると考えています。

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