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2006年11月24日

ライブドア金融事業売却の歪み

ライブドアが金融事業をすべて売却したとのこと。

ライブドア、全金融事業を投資会社に551億円で売却 - CNET Japan

ライブドアは11月22日、全金融事業を投資会社に売却すると発表した。譲渡金額は実質551億円。金融事業はライブドアの利益面を支える屋台骨だったが、一連の「ライブドア事件」が影響し、売却を余儀なくされた。

清水氏は今後ネットメディア事業に注力とすることを強調する。いわゆるライブドア事件の直後、一時はピークの30%まで落ちた広告も代表取締役社長兼 CEOに平松庚三氏が就任してから順調に回復し、現在ピークの70%まで回復していると説明。「現状単月赤字だが、2007年第4四半期には単月黒字化する見込み」とした。

本来の実業に絞ったリーンな経営を目指すものとして一見リーズナブルな戦略にも映る今回の売却劇だが、一点ものすごく気になるところがある。これまでオン・ザ・エッジがライブドアを買収して以来、ポータル事業の立ち上げ、国内最大のブログサービスとなったlivedoorブログの育成などの陣頭指揮をとってきた伊地知氏(前ポータル事業のトップ)が先日ライブドアを辞してゼロスタートコミュニケーションズに移られた点である。伊地知氏の見識・戦略眼の高さはITmediaでのCGMに関する連載を見るにつけても明らかだ。

・参考: ライブドア伊地知氏とライブドアポータルの今後 | 近江商人 JINBLOG

個人的にも、ライブドアのポータル事業はライブドア事件時の「メディア中立宣言」やライブドアPJをはじめとして、色眼鏡で見られているライブドア社の姿とは一線を画した将来ある事業部門として認識していた。が、そんな質実剛健さを率いてきた長年の事業トップがこの時期にいなくなっているという事実は相当大きな問題なのではないかと感じる。

インターネットサービスは未だ新規領域の大きい世界であり、人、特にリーダーの存在が事業の成否に与える影響は大きい。

ライブドアは一体どこへ行くのか。憂う。


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