2006年09月04日
Feedpath小川浩COO
今日はFeedpathの小川浩さんと久しぶりにご一緒しました。小川さんはWeb2.0というワードに興味を持つ多くの方がご存知の人物。彼のことをWeb2.0エバンジェリストと讃える人もDISる人もいらっしゃいます。賛否はあれどここ2年ほどのブログ~2.0ムーブメントの中で最も注目を浴びている人物の一人なわけですが、今日お話してやはりその注目/Attentionを得るに値する地力と努力を有している人物だと改めて感じました。
彼とは1年ほど前にブロガーの集まりでお知り合いになり、Web2.0という語が出だしの頃にRTCカンファレンスで登壇いただいたり、私も彼が中心となって運営しているFBSカンファレンスでお話させていただいたりしていました。その後の小川さんの活躍は公知のとおりです。特に『Web2.0 BOOK』出版後は国内のWeb2.0プレゼンテーターとして各方面で精力的に活動してこられています。
今日は前段で私が取材を受ける側としてお会いしていたので、そこですでに自分のことは話してしまったということもあって、食事の場では私が彼に質問し続けました。個人的に、ここ1年での彼の露出ぶりを見ていて彼にどのような目的・真意があり、ここからどこに行こうとしているのか、たいへん知りたかったので。
小川さんの話の中でまず興味深かったのは、露出すること自体は自分の努力と小さなコツを押さえていくことで可能になることだ、というお話。彼は「手品と魔法は違う。自分は手品は使うけれど、それにはタネも仕掛けもある。ただ、人からその手品をあやしい魔法かのように捉えられてしまうことは多い。実際は努力とコツの積み重ねですよ。」と言いました。
彼は社会に出て最初は商社マンとして海外勤務なども長年経験し、今もそこで培ったコミュニケーションやプレゼンテーション、ビジネススタイルをベースにしているとのこと。またあまり語られていませんが、彼は商社を辞めて一度ネットビジネスを立ち上げて畳むまでを味わっています。その蓄積を持って自分を今のネット産業に適応させていくことで、普通ではできないことのように思われるアウトプットを実現しています。「普通では出来ないこと」を成せる蓄積と努力がそこにあるわけですね。
私から見て、小川さんは自分自身を商品化しブランディングすることによって、地位や名誉とは違う何かを得ようとしているように見受けられていました。自分自身を商品化するということは、自分個人をプロダクトライフサイクルの波の中に投げ込む行為であり、当然上りもあれば下りもあるものです。ビジネスパーソンとしてそのリスクを冒してまで得ようとしたものは、「自分が立ち上げたFeedpathプロジェクトの成功」だと。納得と同時にそのプロフェッショナリズムに驚きました。
もう一つ、彼の言葉で印象に残ったもの。
「私はうそは嫌いなんですよ。お世辞やオブラートも嫌い。人間、正直でないと。」
まだまだヨチヨチ歩きな日本のネット産業(特に新興領域)にとって、彼のような人物が内外をエバンジェライズしてくれていることはきっと大きな価値なのだろう、と感じる時間でした。
小川さん、セッティングしてくださった西川さん、ありがとうございました。
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