2006年04月29日
ワークハック×ブログ
ライフハック・ワークハックで知られるシゴタノ!の大橋さんが4月20日に本を出版されました。タイトルが「『手帳ブログ』のススメ」。副題が「日々の記録から成功を引き出すブログ術」ということで、シゴタノ!×ブログ な感じを流行りの”手帳”のメタファーに落とし込んだものですね。
読んでみた最初印象は、「よくこれだけブログを書くための引き出しがあるものだなぁ」というところ。週2~3回更新がいいとこな怠け者の私には思い切り役立つ考え方がたっぷりでした。。
例えば「答えるべき問いをつくり、定期的にその問いに文章で答える」とか、「ブログからTeachable Point of View(人に語れるちょっとしたコツ)を抜き出し、目的に応じてリスト形式にまとめる」なんかは、さっそくやり始めてみようと思えたものでした。
シゴタノ!内にさっそく書評まとめが上がってますが、だいぶ話題になってるようですね。
「ブログは役に立つものだってわかっちゃいるけどなかなか始められない・続かない」というような方におすすめできます。
あと、この本からのエッセンスで「仕事に活かすブログ術」という無料セミナーも実施されるようです。私も伺います。5月11日(木)です。
大橋さんの”ワークハック×ブログ”なお話をまとめて聴かせてもらう機会はなかなかないので楽しみです。
関連: FPNの徳力さんの書評
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2006年04月28日
Podcasting -RTC Vol.11『ビジネスにするWeb2.0』
4月26日開催の RTCカンファレンス Vol.11『ビジネスにするWeb2.0』の模様をPodcastingでお送りします。
今回はアンプ接続で収録していますので、ラジオ番組調の聴きやすいものになっています。
![]()
こちらのアイコンをiTunes等(Podcasting用RSSフィードを受信できるプレイヤー)にドラッグ&ドロップし、No.01~02までのファイルをお楽しみください。 前回Vol.10のファイルも絶賛公開中です。
こちらのページで直接ストリーミングでお聞きになることもできます。

協力: Jストリーム 猪又さん、石田さん
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2006年04月27日
RTC Vol.11『ビジネスにするWeb2.0』 後録
4月26日、RTCカンファレンスVol.11『ビジネスにするWeb2.0』を開催しました。
ドリコム内藤社長と電脳卸の木村大将をゲストトーカーにお迎えし、これまでで最も多い参加者(100名強)が集まってのディスカッションとなりました。初めての試みとしてカヤックさん・バスキュールさん・ペパボさんのご協力で「オンライン参加」もできるようにし、冒頭若干の音声トラブルはあったものの、たくさんのオンラインからの参加もありました。オンライン参加者からのリアルタイムで直感的なコメントが会場に笑いや一体感をもたらし、また新しい面白さが加わったように思います。
内藤さんと木村さんの小気味よくかつ本質を捉えたトーク、会場のディスカッション後の多様な意見、3次会は激烈に3時まで。。 個人的には、もうめちゃくちゃおもしろかったです。
ご参加のみなさんのレビューがたくさんあがっていますので、以下にまとめていきます。新しいものもどんどん追加していきます。
Number7110 -ゲストの内藤社長
何が2.0で1.0でって話はあまり意味がないし、そもそもそんなの僕はわからないのですが、最近以下のような話をしています。
「みんなで、参加しよう」 この流れは、インターネットに限らず、あらゆる世界で広まっていくのではないでしょうか。
私は私なりに思っているのが、色んな要素があるけれど、私の認識を一言で言うと
「やっとこさ、人(一般ピーポー)に力が与えられた」
今回のように、そろそろ概念的な話や、肯定否定を語るのは止め、本質的なところでどうビジネスに結び付けていくのへと視点を向けていきたい。
個人的には「広告」に頼っているWeb2.0ビジネスはバブルのような感じがしている。しかし仮に「Web2.0的なビジネスバブル」がはじけたとしても、AJAXやRSSといった「Web2.0」を構成する技術は無くなりはしないだろう。
人造知能を作る礎 さん
つまり、ネットがリアルに深く食い込んできたのだと思います。小さな事象が WEB 2.0 ではなくて、ライフスタイルの変化が WEB 2.0 ではないでしょうか。現在起こっている事は、将来のライフスタイルの変貌の予兆であり、まだ、実体の全貌が見えていません。だからあまりにぼんやりとしすぎていてだれも明確な境界線を描く事ができない(=説明できない)のだと思います。
チミンモラスイ?さん
ドリコムの内藤さんが、WEBのビジネスは、「広告」か「EC」か「課金(手数料)」しか無いと繰り返しおっしゃっていましたが、ここの要素を高度化するのではなく、あたらしいビジネスモデルを発想できたら、スゴイことなんでしょうね。
我々オンラインチームの結論としては、『考えること=Web2.0』
Web2.0とは…
1.ソフトウェア⇒デスクトップ
中小企業のソフトウェア市場は4兆円
2.ソーシャルデータベースのインフラ化
商用広告を集めている会社が強い⇒求人,不動産,車の広告など
3.広告のロングテール化
- リスティング
- コンテンツマッチ
- アフィリエイト
の3つが現在の流れ
Web2.0の概念の中で一番重要なのは、やはり「Data is next intel inside」 『いかに参加を促すか?』 「集める仕組み」と「集まると集めるほど良くなる仕掛け」 これは考え続けなきゃいけないが、その前にまず何の情報を集めるべきか、から考えないとなぁ。
「(サイバーエージェントの)藤田社長から、上場するとモテるよ~と言われましたが、全く変わらないですね~。」
と控えめに言っていたあたりが、かなり好印象な青年社長でした。
うみブログさん
個人的には木村社長のweb2.0とは何か?との問いに、「ドラクエ1がドラクエ2になったみたいなもの。1は一人で戦っていたけど、2からは仲間と一緒に戦わなければいけない。」という説明が非常に分かりやすくて、感動してました。
会場に笑いを誘ったのは、オンライン参加している方々の大パネルスクリーンに映し出されるメッセージ。リアルタイムで実況が伝えられ、画面上のテキスト文字で率直な表現がされていた。
上記会合の参加の動機は、アルファブロガーさんたちの集う空気を感じ取りたいということだった。気負いやてらいのない自然体の方々だった。
これからのネットは、社会は、どうなってしまうのだろう、自分はついていけるのだろうかと不安いっぱいで参加していたのですが、回を重ねるごとに、こっちだよ、こっちだよ、君もおいでよ。自らやるしかない! と意識が変わり、わくわくしてきました。
個人的には、このweb2.0にリアルに飛び込んでいくべきものではなくって、現状のリアルな毎日(ハードな収入)を担保しつつ、バーチャルに知の集積とコストカットを展開していく方向だな。
昨日の参加者の何人かが新しい企画立ち上げ、ビジネスに体現し、成功を収めるのだと思います。きれいな理論ではないが、本音の話というのは、刺激的でいつまでも耳に残ります。まあ、そういう気持ちにさせるだけでも、儲かりそうだと思いますね。
Life2.0さん
この会で得られた知見と人脈と勇気を以って、これからも頑張れる気がします。皆様、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。(でも、みなさんのblog読んでると、2次会以降の方がも楽しそうだったなー。仕事ぶったぎって行けば良かったorz 次回は絶対いこー)
内藤さんの「BtoCのビジネスモデルは・課金・広告・ECなので集合知によって構成されたソーシャルデータベースに各社がサービスを乗せていくのでは」という発言にピンときた。
something surprise -映像担当の平島さん
web2.0と叫ばれるなかでどうカネ儲けを考えていけばいいのか、やっぱりようわからんかった、というのが正直なところです。とはいえ、ドリコム内藤社長もウェブシャーク木村大将も、「web2.0」といわれ始める前もあとも特に変わらずにただ経営者としての役目を突き進んでいるんだな、というあたりまえな姿勢が印象的でした。
ちょーちょーちょーいい感じ -共催の保田さん
今回は「いざWeb2.0を事業としてやっている人たちに話を聞こう」ということだったので、一応の完結版見たいにはなると思いますが、当人たちが方の力を抜いて、何よりも自分たちがやりたいことを具現化するというところに注力しているのが印象的でした。
いつもポカリスエットを全員分ご提供くださる大塚製薬の岡村さん、Podcasting収録・配信でご協力くださるJストリームの猪又さん・石田さん、今回創刊号の経済情報誌『FACTA』を全員分ご用意くださったFACTAの高野さん、ほか、多くの協力者のみなさん、ありがとうございました!
次回のRTCはまた5月の中・下旬を予定。次はどんなSomethingNewが待ってるかな。
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2006年04月26日
RTC Vol.11へのオンライン参加URL
RTCカンファレンスVol.11『ビジネスにするWeb2.0』のオンライン参加のURLは、
http://kayac.heteml.jp/alt/
です。
【RTC Vol.11 オンライン参加】
接続可能時間: 19:15~21:30
■FLASH以外の特別なソフトのインストールは不要です。
■ライブ受信: 先着50名
■チャット参加: 先着20名
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2006年04月25日
GREEとはてなの口コミ広告
GREEとはてなが口コミ広告で提携 -切込隊長BLOG
口コミ広告のネタを切込隊長のところで見つけるというのもヘンな話なのだが、まあなんというか、それくらい香ばしさ漂ってるネタだということだと思う。
元ネタはこちら。
グリーとはてな、SNSで「口コミ」広告 -NIKEEI NET
新手法の「グリーはてなクチコミプロモーション」は、会員の日記に「A社のB(商品名)が欲しい!」といった書き込みが増えることを促し、商品の知名度を上げる仕組み。会員が書き込み後も話題として取り上げる効果を見込んでおり、商品の印象をSNS内の口コミで広げる。
何がそんなに香ばしく感じるかというと、今時点でまだ両社ともプレスリリースも出していないくらい(単に日経にすっぱ抜かれただけかもしれないが)なんとなく後ろめたいところを感じてるんじゃないのかな、という印象を持つからかな。
以前('05.2月)、初めてはてながブラザーのプリンタでこの手法を実行したときには、CGMならではのBuzzマーケティング手法としてかなり秀逸なものだと感じたのだけど、実際に商売ごととしてこれを出していくとなるとまた話は別。
こういうものって効果が出るかどうか以前に効果測定自体も難しく、その点についての明示がないと、クライアントだけではなくユーザー側にもわだかまりが残り、コミュニティとの付き合い方次第では最悪の事態(大炎上)を起こしかねないリスクをはらんでいる。しかも起こる時にはクライアント商材周辺での炎上となるだろうから両社の将来にも関わる。そら恐ろしい。
こういったビジネス的にNewな取り組みはユーザー属性的にはGREEユーザー(学生~ガツガツビジネスマン)には熱を与えるかもしれないが、はてなユーザー(ギーク~いい意味でのおたく)からは結構酷評されるんじゃないかな。そもそも双方のユーザーはそれぞれお互いのことをよく思ってないんじゃない? 「両社の合計約70万人の会員基盤を生かし」とか言っても、コミュニティでBuzzマーケティング打つ上では母数もさることながらアクティブ率=コミュニティの熱量の方が重要なんだし。
文句ばっかり言っていても仕方ないので、自分ならどうするか、という意見を言ってみると、まずその両社が合同で、というのではなく、単社、個々のコミュニティで執行するでしょうね。GREEで実施する分には、エントリー数・コメント数・PV数などを定量指標で測定して成果報酬型で販売し、あまり「コミュニティの熱量でバズ!」とかいうような体を大きく見せるような打ち出し方はしないかな。
はてなで実施する分は、一旦クライアント候補が出たところではてなコア市民にその商品のPRを大規模展開することへの意見をもらい、コア市民のお眼鏡にかなったクライアントの商材のみを一社提供的にはてな全体で盛り上げにかかる、と。単に「A社のBほしい」手法だけではなくて、川崎さんのすごいアイデアで絶えずサムシングニューを組み込んで試行を繰り返す。その折は「Buzzマーケティング一式」みたいな見積しか出せないでしょうね。それに乗ってくれるクライアントしかとっちゃいけないでしょう。
とかなんとか勝手なことを言いましたが、ネットコミュニティ広告の興味深い取り組みであることには間違いないので、展開を見守りたいと思います。
こんなものも参考に。
顧客参加型マーケティングのつぼ 痛い目に遭った米GM
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RTC Vol.11へのオンライン参加
RTCカンファレンスVol.11『ビジネスにするWeb2.0』はいよいよ明日に迫ってきました。
今回のRTCカンファレンスVol.11では、新たな取り組みとして『オンライン参加システム』(映像とPPTのライブ配信&リアルタイムチャット)の仕組みを取り入れようと思っています。
この仕組みは、面白法人カヤックさんとFLASHプロフェッショナル集団バスキュールさん、そして個人的にも大好きなペーパーボーイアンドコーさんのご協力によって実現しています。今回の実験で負荷や運用方法をチェックして商用化される予定だそうです。
申込が間に合わなかった!とか、行きたかったのに遠くて行けない!とかいった方々にはぜひこのライブ配信&リアルタイムチャットでご参加ください。チャット経由でゲストへの質問なども受け付けます。
【RTC Vol.11 オンライン参加】
■URLは26日(水)の19:15頃(開始の15分前)、こちらのページで公開します。
■FLASH以外の特別なソフトのインストールは不要です。
■ライブ受信: 先着50名
■チャット参加: 先着20名
今までも遠隔の方のためにやりたくてなかなかやれなかった仕組みがやっと実現という感じです。みなさん、お気軽にアクセスしてください。
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2006年04月21日
Web2.0への道
4月17日、インプレスR&D社からWeb2.0の概念から技術、ビジネスへの適用までを網羅したムック『Web2.0への道』が発売されました。
先日の「InternetMagazine」の休刊のきっかけが”Web2.0時代を迎えてインターネット全体を一冊の誌面でカバーすることが困難になった”という趣意によるものであっただけに、このムックの編集には相当感慨深いものがあったことと思います。タイトルを『Web2.0』そのものとせずに『Web2.0への道』としているあたり、インプレスR&D編集部の「Web2.0はまだ全く完成していないよね」というような意識が見て取れて好感が持てます。
InternetMagazineが初めてWeb2.0を特集した'06.1月号で執筆させていただいていたおかげさまで、上原の文章をこの書籍の冒頭に「Web2.0を理解する」の題で掲載いただいています。
錚々たる執筆陣(上原以外・・・)とインタビューが並び、ここ半年のWeb2.0思考がよくまとまった良書になっていますので、Web2.0周辺の事項に興味のある方にはおすすめです。
関連:
・Ad Innobator 織田さん
・SW memo 渡辺聡さん
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2006年04月20日
神戸の思い出
私は学生時代を神戸で過ごしました。
当時私は金無し学生だったのでほぼひたすらにバイトバイトの生活。当時の彼女は薬学部の学生だったので授業に追われる毎日。住むところもちょっと遠めで二人でいっしょに過ごせる時間が少なかったので、あんまりいろんなところに遊びに連れて行ってあげることはできませんでした。
そんな風でしたが、近所のケーキ屋さんでケーキを買って、二人で半分ずつ食べる、という時間はとても大事にしていました。彼女が大のケーキ好きだったから、それが短い時間で二人で笑顔になれる一番の方法だったんですね。
私たちがいつも通ってたのは神戸市西区の神戸学院近くにあったカランダッシュというお店でした。
私と彼女が大好きだったのは、モンブランとムースショコラでした。カランダッシュのモンブランは土台がタルトになっていて、そこに甘さ控えめのマロンクリーム&生クリームが乗ったもの。
なんでかわからないけど、私は当時「男はだまってモンブラン」てなことを思っていて、ほかの店に入ってもモンブランばっかり食べてました。でも、今考えてもあの頃食べてたカランダッシュのモンブランの上を行くモンブランにはお目にかかれなかったです。
ムースショコラはいつもほんとに”ふわふわ”に仕上がってて、口に入れるとすっと溶けて口じゅうにマイルドな甘さが広がっていくケーキでした。一度、クリスマスにカランダッシュのムースショコラをホールで頼んで、二人で直接スプーンでざくざく食べた、なんてこともあったな。
いつもやさしいおばちゃんがお店に立ってて、私が「喫茶いけますか?」って聞くといつも「はい、どーぞ」と素敵な笑顔で奥に通してくれて、私にコーヒー、彼女にミックスジュースを持ってきてくれた。あのおばちゃん今頃どうしてるだろ。
卒業のときにお別れのあいさつに行ったら、「またきてちょうだいね」とおばちゃん言ってくれたけど、就職して大阪・東京と動き回って、結局一度も行けなかった。ときどきふと思い出しては「つぶれてないかな」とかって気になったりしてた。
あれから10年。
日々の仕事と生活に忙殺されてもうすっかりそのことは忘れてたけど、今回の神戸の洋菓子フェスタの話を聞いて、一番にカランダッシュがあるかどうかを調べてみた。まだちゃんとお店が残ってた。うれしかった。
また行きたいな。おばちゃん、いてるかな。
あの頃いっしょにお店に通った彼女との間には2人の子供もできた。 子供たちにもあのモンブランとムースショコラを食べさせてやりたい。
きっと気に入るよ。
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洋菓子フェスタ in Kobeのブログでトラックバック企画をやっているので乗っかってみるテストでした。
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2006年04月19日
ウィキペディア×goo辞書
goo、ウィキペディアのデータを利用した検索サービス「フリー百科事典」を開始 -CNET
梅田望夫さんもウェブ進化論の中で2.0的サービスの代表として挙げているウィキペディアが、よく「gooといえば辞書がいいよね」といってもらえるgoo辞書といっしょの入り口から使えるなったのだ。これはもうとてもうれしいことだ。
何がうれしいか。
「goo辞書2.0ですから」とか、アホなことを言ってみるつもりもない。goo辞書に限らずオンライン辞書のサービスの多くは、言語研究の世界でも相当高い位置にいる先生方の叡智の粋を投入して作り上げられる紙ベースの辞書をデジタル化・オンライン化したものだ。一部の天才、既得権を持った人間に編纂されたコンテンツサービスなのだから、1.0といえば1.0そのもの。
ただ、そのgoo辞書はたくさんの人が自然に使う辞書として選ばれている。ふつーの人にとって、言葉の意味を知りたいときにややこしい手間を経ずとも易しく直接の答えが手に入る敷居の低さ・使いやすさがよいのだと思う。2.0ブームが来てからもアクセス数は伸び続けている「みんなが便利と思って使っているサービス」。ウィキペディアはみんなの手によってまだまだ成長中の「みんなで作っているサービス」。とても2.0的だけど、永遠のβ版だし、ふつーの人への敷居が低いとはいえない。
その二つがいっしょになって「敷居の低さ」と「どんどん成長するところ」を補完しあってユーザーさんに届きやすいサービスになったということ。
純粋にインターネットが世間様にとってまた一つ便利になったのだからうれしい。それが2.0であるかどうかなど問題ではない。
(注:上原仁@近江商人の個人的見解であり、gooの公式見解ではありません。)
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2006年04月18日
ブログサーチテクノロジーの無料講座
上原が本業で携わっているgooオープンカンファレンスの告知をさせてください。
検索技術に興味のある方はぜひおいでいただきたいですし、そういうご友人がいらっしゃったら教えてあげてください。
長らく続くブログブームを背景に、ブログでの情報発信を行う個人やビジネスユースでブログを活用する企業の数が増大の一途を辿っています。それと共に大量のブログから自分に有益な情報を峻別する手段としてブログサーチの重要性が高まり、加えて様々な手段でより適切な情報を抽出するサービスが業界各社によって提供されつつあります。
第2回のgooオープンカンファレンスでは「サーチ技術に携わりたい or 強く興味がある技術者」の方を対象に、まず前半はgooのブログサーチ技術を解説しながら参加者が実際にブログサーチを組み立てる助けとなる講義を行い、後半はgooラボで実験中のブログ検索サービス「BLOGRANGER」に組み込まれている技術エッセンスを解説します。
また今回は同日に公開予定の「BLOGRANGER」新機能のブロガー様向けリリースも行う予定です。
●GOC Vol.2 『ブログサーチテクノロジー』 -技術者向け
■プログラム:
講座1:「gooのブログサーチテクノロジー」
クロール総数1億件超、1日当りのクエリ数 数百万件を誇るgooブログサーチの検索基盤と本文抽出技術、ブログ検索サービス開発・運用上のポイントなどを解説するとともに、参加者がすぐに試せるオープンソース検索エンジンの特徴紹介なども行います。
講座2:「BLOGRANGERの要素技術」
ブログの構造的な特徴と記事間のリンクを利用し、ブロガーやブログ記事の人気度を算出するEigenRumorアルゴリズムや、検索結果の中から重要な話題を抽出し、提示するトピック抽出技術等、BLOGRANGERで利用している最新の技術エッセンスを解説します。
■日時:
平成18年4月25日(火)19:30~21:00
■場所:
千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル20F
(地下鉄大手町駅A5番出口から直結)
NTTレゾナント プレゼンテーションルーム 会場地図
■講師:
○杉崎正之
NTTレゾナント株式会社ポータル事業本部技術マーケティング部在籍。前職はNTT研究所。研究所時代から検索エンジンの研究開発に携わる。業界最大級のインデックス数と検索クエリ数を誇る「gooブログSearch」の開発者。また、ソーシャルネットワーキングサイトmixiサイト内検索の開発者でもある
○戸田浩之
NTTサイバーソリューション研究所研究員。一貫してNTT研究所での研究開発に従事し、情報検索、情報抽出の研究、各種検索システムの開発を行う。ブログ検索に特化したランキングや多面的な検索結果分類インタフェースを持つブログ検索サービス『BLOGRANGER』の開発者。
■参加人数:
80名
■参加料:
無料
■持参物:
筆記用具、名刺
■お申込:
満席となりましたので、受付終了いたしました。
・件名: GOC ブログサーチテクノロジー講座申込
・氏名:
・所属:
・メールアドレス:
・エンジニア業務経験年数:
・この講座をどこで知ったか:
皆様、お気軽にご参加ください。
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2006年04月15日
近藤・家入・柳澤 「組織をツクレ」 トークセッション
今日はカヤックさんが主催した、はてな近藤社長、ペパボ家入社長、カヤック柳澤社長の3人によるトークセッション『組織をツクレ』に行って来ました。
この面子でセミナーやるなら普通「これからのネット」や「サービスづくり」系の話にしてしまいそうなものなのに、そこをあえて「組織」という切り口でパッケージしてきたカヤックの柳澤さん素敵。
セッションの模様は、バスキュールさん開発(カヤックさん販売、ペパボのheteml上でサービス)のFLASHライブストリーム&チャットツール<オンライン参加システム>を通じてネット配信されていましたが、その仕組みがたいへんいい感じだったので、ちょうど次回のRTCでそれを使わせていただきたい、とお願いをしてきました。詳細調整中です。
以下、議事内容をざっくりとメモしたものを軽く成型しただけのものです。その場だけのネタトークもありますので、話半分で読んだほうがよいと思います。ただ、もちろんポイントポイントにおもしろい示唆があるように思いますね。
「組織をツクレ」
■どんな人を中心に集めていますか? また、意図しているような人材が勝手に集まってくるような事前の仕掛けや工夫などはありますか?
家入:
・社会不適合な人が多い。黙々と仕事してるんだけど、その中でどろどろと考えている人が多い。仕事中は静か。
・目を見ない人(笑)
・デザイナーが多い
柳澤:
・社長の職種に影響されるんだろうな
近藤:
・19人のうち十数人が技術者
・「こういう考えの人」というのを集めるわけではない
・ちゃんと話ができる人
・入った後に、似たはしゃぎ方をする人が多い。ふつうありえない叫び声をオフィスで、とか。
・20人くらいまでは人柄を重視していたが、これからは・・・
家入:
・人柄かスキルか、でいうと悩ましいが、結局はフィーリング
柳澤:
・鎌倉を本社にしたために、最初からその場所でもいい、という人に限られる
近藤
・メディアにいろんな情報が出てるので、それでフィルタ(EX:自転車のりたくないなぁとか)はかかっているのでは
・はてなコアファンばかりではない
近藤:
Q:おもしろい会社であり続けられる規模はどれくらいだと思う?
柳澤:
・Googleなんかの例もある。だから採用戦略大事だと思う。
家入:
・人数が増えるたびに壁にあたるが、なんとかなってきてる
・現在技術者は20人
柳澤:
Q:どこまで技術陣ほとんどの状態でいくつもり?
近藤:
・まだ決めていない
近藤
・24歳がボコボコと4人入った。そこがJavascript部隊になってる。その世代はなんでも好きなこと言う(笑)
会場:
Q:近藤さんはこれまでは若い側の人間として見られてきたが、そうして24歳とかの人たちと接すると世代差も感じると思う。どのように接していこうと思うか?
近藤:
・尊重していこうと思う。
・自分は上の世代を古臭いと思っていたわけだけど、これから自分が思われることがないようにしたいと思う
・共存共栄していける
会場:
Q:営業社員はどの程度いるのですか?
近藤:
・営業は3人
家入:
・管理と営業が一体
■組織をつくるという視点から、社長ブログが役に立ったエピソードがあればおしえてください。
近藤:
・社訓2.0
・ブログで社員に伝えたいことを書いてみて、よりたくさんの人の中で峻別を受けながら伝えていく
家入:
・ぼくは人前でしゃべるのがダメ。ブログは子供のことばっかりだし・・
近藤:
Q:社内向けのブログは?
家入:
・社内ソーシャルがある。
近藤:
・社内向けの方が文章が多い。1日10本くらい。
・最近作文がメインの仕事になってる(笑)
■社外向けブログ
家入:
・当初は「あんなことやりたい」とかを書いてて
近藤:
・アクセス数が少ないうちはあまり理想とか書いていてもイタイ。アクセスが増えると批判もあるがその状況自体がうれしい。
・PV数は5000PV/日くらい
柳澤:
・社長ブログは有効か?
近藤:
・外向きは諸刃の剣。社員も書いて社長も書く、となると有効だと思う。
■組織をつくる上で、オープンにしない方が良いことがあるとしたら、それはどういうものですか?”社外向き”と”社内向き”それぞれ教えてください。
家入:
・社内では自分の給与もオープンにしている。社員同士はオープンじゃない。
近藤:
・プライバシー的なこと
・セキュリティ的なこと
・それ以外は出す
近藤
・グループウェアに全ミーティングをPodcastingしている
・人の悪いことを言うと全部わかる。今はそれを聞いて社員間で小さな衝突もある。
・もっと情報量を増やすことでそんなものも超えていけるように思う
・模索中
柳澤:
・負の評価は聞かない
・ネットの評価は負が多いのだが、プラスの評価がどれだけあるかで測るようにしている
家入:
・一時、社内でMVPコンテスト(1人あたり2人ずつ、前の月によくがんばったと思う人を選んで理由のコメントをつけて投票し、開票して内容をすべて公開する)というのをやっていたが、それで雰囲気はよくなった
近藤:
・半年に一度全員が全員にいいところとわるいところを書いて、全員分をオープンにしている
・相互評価ボーナス制については、やってはいるがやっぱり基本査定の方が影響大きいから・・・
柳澤
・さいころ給
会場:
Q:ブログや2ちゃんでのサービスの評判が悪かったときに社員個人がへこむことはないか?
近藤:
・事前にみんなで評価して出してるから連帯責任、という考えになってる
家入:
・ありますよ。昔はぼくもずっと2ちゃん見てました。自作自演もしてました(笑)
近藤:
・サポートの社員は名前を出す分だけ、苦しむことも多い。
会場:
Q:サポートの社員のケアはどうしているか?
・まずはそういった仕事に向いた人をあてること
・世間的に、作る人は0から始まってプラス方向に評価され、守る人は0から始まってマイナスの方向に評価される。そうなってしまうものだ、ということを社内で浸透させている
・いいところを見つけたら普通よりほめるようにしている
■目標にしている組織はありますか?
家入:
・これ、というものはない
・いろいろ考えてペパ研などやっているが、チーム毎、どっちのコストか、というところなんかが課題になる
近藤
・これ、というのはないが、部分部分でおもしろいと思うものはある
・例えばお菓子の「六花亭」 一生菓子屋という価値観。社長が社員1000人全員に日記を書かせて全部読んでいるとか。
■目標がない、という苦しさはないですか?
近藤:
・この仕事はそもそも挑戦だと思う
家入:
・最近はあまりない
■番頭はおいてる?
家入:
・それがいるからやってられる。
近藤:
・階層を増やしたくない⇒全てオープンにするから言いたいことは言ってほしい、という感じ
■はてなは創業してから誰もやめていない。なぜか?
近藤:
・意識して何かをしているわけではない。
■モチベーションをあげる仕組みについて
近藤:
・はてなは当初2年は受託だけでやっていたので管理型の組織だった。はてなサイトができて反対側に振った。
・「ほめる」。がんばった成果が評価されていることを可視化するようにする。口に出してほめる。わーっとか。
家入:
・こういうことをやりたい、というのが下から上がってきたときにすぐに実行できる体制作り。検討してることをちゃんと見えるようにする、など。
・「笑いの共有」は大事。サムイのはクビw
■オフィスレイアウトは?
近藤:
・フリーアドレス。効果的。
・パーティション切ったり、ほりごたつ入れたり。気分に合わせていけるようにしたい。
家入:
・今は普通。今度引越予定。いろいろ考えている。
柳澤:
・昔はこだわっていたが、今はみんなにあわせてる。
・順番に海外に行って働く「海外オフィス」というのは今年もやる。
■モノヅクリにこだわる組織にするために
家入:
・職種に限らず全員がクリエイティブであってほしい。意見出しは総務の子まで参加する。ネーミングやデザインなど。フラットに。
・面接で絵を描いてもらうというのはよくやる。
■資本をいれて変化は? :(近藤)
家入
・やりづらくはなった。が大きくは変わっていない。
■お金の面ではいいけどものづくり的にはダメ、というようなときはどうしているのか?(近藤)
家入:
・みんなで議論する
・最後の最後まで細かいところにこだわるのは自分。
バスキュールの朴社長:
・広告のWebサイト制作が基本なので客がいる世界。まずは期待に必ず応える。35人の全員は自分の目の届くところでやっている。みんなが自分達で情報をちゃんと共有したり。
■社長自身が手を動かす時間は?
柳澤
・ディレクションという意味ではほとんど毎日。
近藤
・週に3回コードを書く日がある。
家入
・会社のサービスは全く触らないが、ブクログなどは毎日触っている
朴
・20個の仕事のうち15個は自分が携わるが、ディレクションをするくらい。
■向こう1年の課題は?
家入:
・上場に向けた整備。管理仕事が増えてモチベーションの下がる人もいるが、そこをちゃんとすること。
近藤:
・今までは順調にユーザー数が増えてきたが、mixiのようなところもある。
・どうやって常に新しくインパクトの強いサービスを生み出すか、が最大の課題。
朴:
・受託の仕事なので、作り続けてる
・ここ2年で「ウェブの会社のカタチ」みたいなものが見えてくるんじゃないかな、と思う。
柳澤:
・去年カジをきった。それまで4人だった。今20人。今年リリースするサービスでどれだけカジをきれるか。
・新しいものを作り出し続けることが「成長」の定義なので、人が増えなくても作り出せば成長。
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2006年04月14日
RTC Vol.11『ビジネスにするWeb2.0』追加申込について
4月26日のRTCカンファレンスVol.11『ビジネスにするWeb2.0』について、12日夕方に告知したところ、その夜のうちに申込がいっぱいになってしまいました。私たちが事前に申込開始時刻をお伝えしていなかったため、普段から朝にブログやニュースチェックをする方々には気づきようがないうちに受付終了となってしまいました。
そういった方々へのリカバー策として、明日4月15日(土)0:00頃に20名の追加席分を申し込みフォームからお申込いただけるように設定変更します。
⇒4月15日1:30追加分も満員となりました。
このために当日の座席間隔が詰め気味になることをお許しくださいね。
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2006年04月13日
RTC Vol.11 の追加申込について
昨日の夕方申込開始をしたRTC Vol.11『ビジネスにするWeb2.0』について、AM2:00の段階で所定の定員90名に至ってしまいました。たいへんうれしいことではあるのですが、私たちが事前に「何日何時にアップします」ということを言ってなかったために、通常朝一にブログ等の情報チェックをする方が全く気づかないうちに受付終了となってしまい、多くの方から「キャンセル待ちは?」や「何とかならないの?」とかいったご連絡を頂いています。
このためいくつかのリカバリーの仕方を考えていますので、少々お待ちくださいね。
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2006年04月12日
RTCカンファレンスVol.11 『ビジネスにするWeb2.0』
RTCカンファレンスも気づけば11回目を迎えました。年初に「20回目までは続けます!」とアナウンスしてますので、まずは折り返し地点です。
さて、今回のRTCカンファレンスでは、前回の「Vol.10ウェブ進化論」の場でのコメントや参加者のブログエントリーでも話題に上っていた、「Web2.0はよいけれど、どうやってビジネスにするんでしょ?」というテーマを中心に議論したいと思います。
Web2.0(語自体への賛否両論は脇においといて)という概念議論や環境定義はひとしきりして一般化したり一人歩きしたりし始めています。この語が比較的長持ちして一般化しそうなところまで来ている理由は、”2.0”という接尾句の見た目と耳障りのよさもありますが、その根本にインターネット的な理想論が詰まっていて人々のこころの琴線に触れるところがあるからでしょう。
ただこの理想論なところが問題で、「理想ばっかりで長続きしないんじゃないの」という気がしてしまうのは多くの人に共通する思いではないかなと思います。決してネットバブルのときのように銭まみれにはしたくないですが、適切に経済が回らないとビジネスとして長続きしないし雇用も生まれない。
今回は「2.0企業かどうかは問題ではない」というスタンスながらに、現在のWeb2.0的な潮流に着実な経済的アプローチをかけている2つの会社の代表さんをゲストトーカーに招いて『ビジネスにするWeb2.0』のお題で全員参加のディスカッションを行いたいと思います。
■ゲストトーカー
○ 内藤 裕紀 氏 株式会社ドリコム 代表取締役社長
ブログ: Number7110
1978年東京生まれ。京都大学在学中にドリコムを創業し、MyprofileやMyblogListといった個性的なサービスを展開して人気を博す。2003年にブログ事業に取り掛かって以降急成長を遂げ、2006年2月東証マザーズに上場。夢は「ディズニーランドのような街を作る」こと。
○ 木村 誠司 氏 株式会社ウェブシャーク 代表取締役大将
異色のアフィリエイトサービス『無料商品仕入戦隊“電脳卸”』(取扱商材12万点)の代表。大阪府出身。19歳から商売を始め、ブランド古着店、インターネットショップを繁盛させた後、2001年に電脳卸を立ち上げた。100%子会社にブログ検索の「NAMAAN」があり、こちらもユニークな存在感を発揮している。
■RTCカンファレンスVol.11『ビジネスにするWeb2.0』
日時: 2006年4月26日(水)19:30~21:30
場所: 千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル20F
NTTレゾナントプレゼンルームにて
地図はこちら (地下鉄大手町駅A5番出口から直結)
■申込方法: こちらの申込フォーム からお申込ください。
⇒4月13日2:30 所定分が満席となりました。
⇒4月15日1:30 追加分も満席となりました。
■その他:
・参加者は70~90名程度(IT、金融、コンサル、メディア、学生といった方が多い)
・参加費は100円(ジュース代)としています
・筆記用具と名刺を1枚はご持参ください
・22:00~23:30で懇親会を予定しています(自由参加)
※事前のディスカッションなどをmixiのRTCカンファレンスコミュニティで進める予定です。
皆さん、お気軽にご参加くださいね。
~RTCカンファレンスは「FPNニュースコミュニティ」のアソシエイトイベントです。~
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2006年04月08日
RTC Vol.11 『2.0をビジネスにする』 の予告
次回のRTCカンファレンスは、若干ウェブ寄りの話題になりますが「Web2.0はわかったから、それをどうやってビジネスにしていくのよ?経済回らないと長続きしないでしょ?」というあたりのお題でいきたいと思います。
Web2.0という語で一括りにしているこのところのIT/ネットにある潮流を環境だとして、そこでどういうふうに経済を回すのか。端的には、短期的に収益の出るビジネス領域がどういうところで、トライアルを過ぎてもどうも利益は出なさそうな領域がどこか、その方法論の例はどうか。また、長期的にはどういう領域がめぼしくてそこに投資やアプローチできているのがどういう人なのか。とかを考えて、そこにアクションしている人たちをゲストで来てもらおうと思っています。
RTC Vol.11 『2.0をビジネスにする』
日程は4月26日(水)19:30~、アーバンネット大手町ビルにて。
もう一歩詳細が決まったところで申込フォームアップと申込開始をさせていただきます。
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2006年04月06日
Webマーケティング2.0
この数年の玉石混交なインターネットビジネスの進展を一括りにして、Web2.0という言葉がこれからのインターネットビジネスの方向性についての概念議論や環境定義として進行した時期が2005年度の後半であったと思います。2006年度に入ってここからの議論は、これまでに語られてきた論点を実際の経済活動にどのように適合させていくかを考えていくことだろうと考えています。ここではその行為をWebマーケティング2.0と呼び、それに属すると考えられる8つの要素を概説します。
Webマーケティング2.0において議論していくべきであろう内容はすでにWeb2.0以前から語られていた言葉もWeb2.0の中央にすえられていた言葉も内包していくことになると思いますが、今の時点で私の考えている論点を以下に並べてみます。
1.プロダクトプレイスメント
主に映像プロモーションの世界で使われる用語。ドラマや映画、ゲームなどのエンターテイメント作品の中に広告商品を登場させ、視聴者・ユーザーにそれが広告であることを意識させないようにしながら好感を持たせていくギミック。主にマスメディアにおいて発展してきた手法だが、ここ1年で一気にオンライン上での展開が進み始めている。映画「007」シリーズにおけるボンドカーがBMWであることでBMWをプロモートしていることなどが一つの例。AdInnovator織田氏のレポートに事例報告が多く挙げられている。
2.行動ターゲティング
サイト側でネットユーザーの行動履歴を蓄積し、それを分析してユーザーをセグメント化した上で、そのユーザーセグメントの嗜好性やマインドに適した広告を提示する広告手法。ネットバブル以前からいくつものトライ&エラーがなされている。主にプライバシーの観点から行動履歴の蓄積を拒絶するユーザーが多く、なかなか成立しない。近年ではYahoo!やGoogleが検索履歴や取得RSSフィードなどの形で蓄積を始めている。Yahoo!、米Claria、ソフトバンクの3社が4月に合弁会社を設立する例などがある。
3.SEO
言わずと知れたSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)だが、先日のサイバーエージェントサイトのGoogle八分などを見ても、過去に横行した無理やりなSEOではなく、過不足無く適正なサイトづくりが改めて必要とされている。SEOという語が陳腐化しても、ネットユーザーのインテンションを最も正確に抽出できる場面が検索行為のタイミングである状況は当分変化しないであろうことから、この領域の重要性は変わらず高い。
4.比較型プレゼンテーション
カカクコムの成功を受けて、先日上場した比較コムやECナビ、AllNaviなどの価格比較サイト・情報比較サイトが雨後のたけのこのように乱立したが、この種のサービスのユーザーの購買行為へのコンバージョン率の高さに後押しされ、総じて好調な業績で推移している様子。アフィリエイトサイトなどでも、比較型でのプレゼンテーションが高収益を生む方程式も出来上がってきている様子。
5.SMO
Social Marketing Optimization。一部で議論が始まっている、インターネットコミュニティの口コミをいかにして自社商品やサービスの認知・興味・購買につなげていくかという論点。例えば、ブログサイトの認知を広げる意味でのはてなブックマークの存在意義は大きく、はてなブックマークに取り上げられやすくするにはどうすればよいか、や、広がってゆく口コミがいかにして自然な広がりを見せるかを追求していくBuzzマーケティングと呼ばれる領域とも近似する。「10か条にする」「長文にする」「つっこみどころをつくる」「ワンワードでのキャッチフレーズと粋な背景ストーリー」などなどの具体策が各所で提示されているが、その効果検証が数値化されているサイトはまだほとんどない。
6.参加誘導マーケティング
インターネットユーザーにいかにして群集の叡智や総表現社会に参加してもらうか、というどちらかというとインターネットサービス提供者の観点からのポイント。参加しやすいコミュニティづくりから、技術・心理・時間障壁を下げること、インセンティブのつけ方までさまざまな方法が考えられるが、いまだ一般層を取り込むことに成功している事業者は明確にはいない。
7.位置ターゲティング
今後の有望市場といわれ、特にgooやGoogleが積極的に参入している地域広告市場におけるターゲティング広告手法。今すでにリリースされているものは地図・地域検索をベースにしたところが中心だが、携帯電話のGPSや行動ターゲティングと組み合わせることでよりパイも広がる領域と思われる。今のところ具体的な例はほとんどない。
8.ロングテールマーケティング
Web2.0前後に一気に有名なキーワードとなったロングテールだが、例えばAmazonのような商流ありきの例においては、インターネットによって在庫リスクの低減、陳列棚の物理制限の撤廃、DB検索性能の向上といった対リアル商流で見たときに不可能なことを可能にしたことによるものである。
最近はインテンションマーケティングというような新語も一部で聞こえていますが、これはおよそ上記のようなキーワードを概念的に内包した抽象語にあたるのかな、というふうに感じています。
今後、この8つの領域をそれぞれに議論していく形でWebマーケティング2.0の思考を進めていけるとよいな、と思っています。
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2006年04月05日
ふとしたブログ論
このところ書き仕事をいくつかいただいて進めている中で感じていることを綴ってみる。ある意味これまで私が発してきたこととの齟齬は否めない内容なのでご容赦いただきたい。
紙媒体にモノを書いてそれが残っていくというのはたいへんうれしいことではあるがその責任の重さというものはブログで情報を発信しているのとはまた異なるものがあるのを感じる。当たり前といえば当たり前。特に自分の今この瞬間の興味の中心にあるものとは異なるものを書いているときにそれを強く感じる。その違いがどこにあるのか、ということを考えてみると、おそらくそれは「誰に向かって書いているか」というところにポイントがあるのだろう、ということを思う。
ブログであれソーシャルネットワーキングであれ、このところのムーブメントの中で成立してきているインターネット上での情報発信手段は、一見メディア的なものに映るところがあるために「コンシューマー・ジェネレイティッド・メディア」などという呼び名もついてもてはやされている(私自身ももてはやしている側の一人であるが)が、それが発信者個々人の自己管理世界の下に存在しているというところに、これまでのマスメディアなどとの違いがあると感じる。
ブログがインターネット全体に対する情報発信手段であることは確かなのだが、それの存在場所があくまで書き手自身の管理下にあることで、その情報が是であれ非であれ読者側はそのあり様を根底から批判したり礼賛したりすることはできない、もしくはしても不毛なのではないか、というようなことを思う。
なぜなら、ブログでもSNSでもその情報の置き場所自体が書き手の所有物であり、究極の目的が人に何かを訴えること自体ではなく、自分の経験なり能力なり金銭なりの報酬に帰結するようにできているからだ。つまりその言葉は読者には向かっていない。読者は、読者と向かい合っていない文章に向かい合いすぎることは不毛だし、その本来向き合っていない熱量の相互関係からはあまりいい結論は得られないような気がする。おそらくそれなりに生暖かく見守ってみたり、適度に参考にしてみたり、トラックバックやコメントで適度な濃度のコミュニケーションをとっておくくらいがちょうどいいのだと思う。
ブログは自己分析に最適、とか、ブログでの出会いが自分の幅を広げた、とか、ブログは自己研鑽である、とか、ブログでセルフブランディングとかいったブログお役立ち論はそこここで見られるようになった。ブログというものの効用が最適化されるのはやはりそういった「自己」に向かうときなのだろうと思う。反対に、既存のマスメディアであれ、ネットの中でも集約サイト・集合型サイトのようなものであれ、所与において「他」に向かうことを目的としている場においては、より読者に対してマーケティングされた文章が意味を持つのであろう。
ブログを書くのにメディア向けと同じ気分で書いていちゃ、本来の意味さえも失ってしまうということだ。ブログのはずがマス媒体気分になってしまう、というのはブログのアクセス数が増えてくるとよくはまるワナなのではないかな、と思う。
忘れちゃいけない。ブログは自分のために書くのだ。
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2006年04月02日
4月のRTCカンファレンス
4月のRTCカンファレンスは24日の週のどこかで開催できるように会場やゲストを調整しているところです。
よく参加くださる方から、「時期だけでも早く教えて!」という連絡をいただきましたので、これからは決まったことから順にお知らせしていくようにしますね。
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2006年04月01日
今年のNo.1
毎年恒例のエイプリルフールのお祭り騒ぎ。
あれこれ見て回りましたが、今年のナンバー1は文句なしで これ。
まぐまぐさん、ファビコンまでえがちゃんになってるしこだわりすぎw さすがエイプリルフールの老舗です。
株式会社まぐまぐ(本社:京都市下京区 代表取締役:大川弘一)は、国内最大メールマガジンサイト『まぐまぐ!』で従来使われていた丸顔でけれんみのないキャラクター(まぐまぐちゃん)を解雇し、アラブ諸国をはじめとする世界中で著名なバレリーナ『トゥフィフティ氏』を新キャラクターとして採用することを内定いたしました。
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