2006年01月09日
2006年を予測してみる(前編)
久々の地に足のついた好況と同時に人口減少経済が始まる、という二面性を内包して幕を開けた2006年。
「ブログ・SNS」「放送と通信の融合」「Web2.0」といったキーワードに湧いた2005年から年を越して、日本のインターネット業界は今年どのように進んで行きそうか、私が考える2006年の勝手な予測を書いてみます。
まず2005年に世間を騒がせたブログとSNS(というよりmixi)は今年も着々とユーザーの裾野を広げることになるでしょう。先日Blogfan.orgのデータから試算したところ、現在の日本のアクティブブロガー(1ヶ月1回以上)は150万人程度となっており、総務省発表のブログ開設経験者数からは3分の1程度が実際に生きているブロガー数のようですが、このアクティブ率を徐々に減衰させながらも実数としては増えていく、という状況が2006年の間は続くでしょうね。また、法人によるブログ型の情報発信もますます裾野を広げることになると思われます。
放送と通信の融合については、ライブドアや楽天の騒動のような資本サイドで起こっている事象がすぐに生活者に届くサービスに反映されることはまだ2006年に目立ったものにはならないと思います。ネット事業者側からのアプローチとしては、2005年のGyaoの取り組みは2002年のブロードバンドフィーバー時とは異なる実(ユーザーのニーズ)を伴ったムーブメントになりつつあるようで、TVバンクを皮切りとしてまた多くの事業者やコンテンツホルダーがこの市場に参入することになりそうです。
Web2.0については、早くも過熱を抑制しようとする空気がネットコミュニティ内でも広まっていることから、キーワードとしてのWeb2.0はそれほど長続きはしなさそうです。しかしながら、Web2.0で議論されていることのうち、いくつかのエッセンスはおそらく今後長くインターネットビジネスの基盤的な考え方になると思われます。
・インターネットの本質は「参加のメディア」であること
・構造化されたソーシャルデータの所有がビジネスでの強みとなること
・オープンAPI(Webサービス)の公開はネットコミュニティを味方につけたディストリビューションの好手立てであること
・ユーザー基点・オープン志向・ネットワーク外部性が基本であること
・ロングテールをつかむべし。ただし、ニッチ戦略との勘違いはしないこと
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