2006年01月26日
株式会社ミクシィ
mixiを運営するイー・マーキュリー社が、2月1日付けで社名を「株式会社ミクシィ」に変更することを発表しました。
イー・マーキュリー、社名を「株式会社ミクシィ」に変更。事業の中核に
代表取締役の笠原健治氏は、「同サービスを事業展開の柱とすべく社名変更を決定しました」としている。
同社では、mixiを「OS的役割を担う事業」と位置づけ。すでに展開しているIT系求人サイト「Find Job!」や新サービスをmixiというOSでアプリケーション的に機能する事業構造をめざすという。
これはもちろん大きな賭けです。
先日笠原さん自身が語っているとおり、ネットの会社/サービスには普通の産業以上にサイクルの早い栄枯盛衰があります。みんなに愛されるインフラ的サービスとは言えそのブランドをそのまま社名にするというのは、「ミクシィこけたら自分もこける」のリスクを飲み込んで、このサービスブランドと企業イメージ・プレゼンスを統一させることのメリットを取って、その意気込みを見せる行為です。
元々イー・マーキュリー社には、笠原氏が創業した頃から地道に積み上げてきた「Find Job!」事業があります。笠原社長の印象を投影して(失礼m(_ _)m)派手な目立ち方はしませんが筋肉質。IT・ネット系求人での強さには定評があります。
mixiの立ち上がり当初に赤字が続いていた頃は、このFind Job!がイー・マーキュリーの屋台骨を支えていたわけです。ここ1年ほどでmixiのマス露出が高まるにつれてFind Job!の集客も高まり、よいシナジー効果も出ているようですが、今回の社名変更はその創業事業Find Job!を軸としていた事業ドメインをぐっとmixiにシフトすることを対内外に知らしめることになります。
イー・マーキュリーの「mercury」はローマ神話の商業の守り神。つまり、社名が企業向きの志向を表していたところから、「mixi」というコンシューマーブランドへ変更することで、名実ともに「ユーザー向き」の志向を表すことになるわけです。
長い目で見たときに吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、もちろん応援しますよ笠原さん!
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2006年01月25日
一番簡単なWeb2.0の解説
ネットの中からは半歩遅れて、最近「Web2.0」という言葉が一般メディアを賑わしていますね。今度ある新聞社さんに「Web2.0について一番簡単な説明をしてほしい」と言われているので、ちょっとここで「一番簡単なWeb2.0の話」を書き留めてみます。
Web2.0というのは一言で言うと、「インターネットが簡単で便利になった」ということです。
例えばブログ。今までのホームページなんかだといろんな書き方を覚えないといけなかったりしましたが、ブログの場合は「開く‐書く‐保存」の3つができたらそれでOKです。ブログのおかげで、ものすごく簡単にインターネットに参加することができるようになりました。そうなったことで、インターネットにたくさんの人の知恵がたまるようになりました。
その次に、みんながある「決まりごと」に合わせてページを作るようになりました。「ここに時刻を書きましょう」とか「これは地名だよ」とかいった決まりです。この決まりはXMLと呼ばれるものです。あなたのブログも、インターネット書店のアマゾンも、このXMLに合わせて作られています。
みんなが決まりに合わせてページを作るようになったので、ページとページをつなぎ合ったり、興味に合うページを見つけたりするのがものすごく簡単になっています。例えば、友達のブログの名前を自分のブログに置いておくと友達が更新するたびに自動で知らせてくれたり、子育て中のお母さんが「子育て」という言葉を登録しておくとコンピュータが自動で子育てにまつわるブログを集めて教えてくれたり、という風です。
つまり、みんなの知恵がインターネットに集まって、「あなたにちょうどよい知恵」をコンピューターが教えてくれるようになってきたということです。自分で難しい操作をして探し物をしなくてもいいので、本当に便利です。
今、「Web2.0企業」と言われている会社はみんな、参加してもらいやすくするのがうまかったり、つなぎ合わせるのがうまかったり、ちょうどよい知恵をまとめて見せるのがうまかったり、ということを「技術」で実現している会社たちです。
今のインターネットが「生活に欠かせない」と言う方はまだまだ少ない方だと思います。Web2.0というのは、インターネットがもっと簡単にもっと便利になって多くの人にとっての欠かせないものになり、社会生活がもっと豊かになっていくためのキーワードです。
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2006年01月24日
RTCカンファレンスVol.9 『ライブドア事件とこれから』
先週、偶然にもRTC Vol.8『バブル』と題した勉強会の当日に行われた家宅捜索からちょうど一週間、ライブドア堀江社長が逮捕され、ライブドア株は監理銘柄へ。時代の寵児は一夜にして築き上げた地位を失ってしまいました。
今回の事件は、私たちのこれからの仕事や生活にどのように影響し、どのような教訓を残してくれたのでしょうか。
RTCでは今回、『ライブドア事件とこれから』と題してこの事件で取り沙汰されたファイナンスのギミックと事件の実態を解析しつつ、この事件の余波を受けるビジネスや投資現場の動きについてディスカッションしたいと思います。
■関連URL
・ライブドア騒動を、ブロガーはどう捉えているのか調べてみる -FPNニュース
・ライブドア強制捜査シリーズ -ちょーちょーちょーいい感じ
・東京地検特捜部の劇場捜査ここに極まれり -ガ島通信
・livedoorポータルの独立宣言 -近江商人JINBLOG
■RTCカンファレンスVol.9 『ライブドア事件とこれから』
日時: 平成18年2月1日(水)19:30~21:30
場所: NTTレゾナントプレゼンテーションルーム
千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル20F
地下鉄大手町駅A5番出口から直結
■スピーカー:
○ 保田隆明氏 (NTV「まーけっとNavi」コメンテーター、ワクワク経済研究所代表)
略歴: '98年早稲田大学卒業後、外資系金融会社リーマン・ブラザーズに入社。ウォール街でのM&A実務やUBS証券への転職などを経て'04年株式会社Life Onを設立。被買収側の立場も経験した、ネットエイジ・キャピタルパートナーズ執行役員として活躍、'06年ワクワク経済研究所LLPを設立。現在は財務コンサルティング業務の傍ら、TV出演・執筆・講演活動など多数。著書に「図解 株式市場とM&A」。
○ 藤代裕之氏 (ガ島通信主宰、ブロガー、NTTレゾナント)
略歴: '96年広島大学文学部卒業後、徳島新聞社に入社。司法・検察担当記者を3年間務めた。現在はポータルサイトgooニュースの編集・企画担当を務める。
自身のブログ「ガ島通信」でインターネットとメディア、事件・事故とジャーナリズムとのかかわりについて独自の視点で論説を展開して人気を博する。著書に「ブログ・ジャーナリズム」。
○もう一名、調整中。
■プログラムの形式:
フレームスピーチ→質疑応答→ケースシート配布→個々人で思考→ケースについてテーブルディスカッション→テーブル毎発表→終了→名刺等適宜
■申込方法: こちらの申込フォームからお申込ください
■その他:
・参加者は50~70名程度(IT、金融、コンサル、メディア、学生といった方が多い)
・参加費は100円(ジュース代)としています
・筆記用具と名刺を1枚はご持参ください
・22:00~23:30で懇親会を予定しています(自由参加)
と、少し固めのご案内文ですが、いつも初めての方にも「居心地のいい勉強会」というふうに言っていただける会ですので、初めての方もお気軽にご参加くださいね。
~RTCカンファレンスは「FPNニュースコミュニティ」のアソシエイトイベントです。~
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2006年01月22日
MT3.2でBerkeleyDBをMySQLへ移行
昨日のMT3.2へのアップグレードに引き続き、DBをBerkeleyDBからMySQLへ移行しました
ここ2ヶ月ほど、①コメントスパムの嵐に悩まされると共に、②再構築時の500エラーが増えてきて、最近ではエントリーを上げてもPINGも飛ばないうちに500エラーになったり、ついにはまともにエントリーをアップすることもできない状況になっていました。
①への対策というつもりでMT3.2へのアップグレードを行いましたが、これは迷惑コメント/スパムが来る都度、フィルタを追加していくことでましになっていくものと思われます。
②への対策ということで、MySQLへのDB移行をやってみました。案の定途中で苦しみましたが、成功までの道のりは以下のような感じです。
1.ロリポップの「MovableTypeのMySQL移行」のページの言うとおりに進める。
2.mt-db2sql.cgi を叩けど叩けど、「Use of uninitialized value in concatenation (.) or string at mt-db2sql.cgi line 45.」というエラーが出る。
3.エラー名をgooで検索してインターネットの旅に出る。あちこち20ページくらい見て回るがMT&DBオンチな私にはトンとわからない。
4.Q&A掲示板でまったく同じ悩みの人のカキコミを見つけるが、回答が一つもついていないことにへこむ。
5.なぜか無線LANの調子が悪くなって接続断にいらつく。いつもこういうときに限って悪いことが重なるんですが、これって私だけ?
6.なんとなく、mixiのMovableTypeコミュニティで「やっぱり3.2だからいけないのかな」ということに気づく。
7.MovableTypeで行こう!さんのところを見て、やっぱりSQLiteにしようかな、などと邪心が湧いてまたムダにサーフィン範囲が広がる。
8.BLOG専門店さんやお気楽極楽ブログのところで、いじるべきファイルがMT3.1のときはmt.cfgだったものが、MT3.2ではmt-config.cgiであることを知る。
9.mt-config.cgiを指示に従って書き換える
10.1発合格!
あまり「早くなった」というような実感はありませんが、少なくとも再構築時の500エラーは出にくくなりました(それでも時々出る)。再構築がまともにできるようになって、ずっと古いエントリーの右ナビに残っていたJapanBloggerConference のロゴ(2005.12.16 Coming Soon のままw)が消えてくれてほっとしています。参考にさせていただいたみなさま、ありがとうございました。
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『Qooqle』 -大日田さんの新サービス
ペーパーボーイ&コーの大日田さん(コトノハの開発者でもある)がおもしろい検索サービスを公開されています。その名も「Qooqle」。Yahoo!Japan、Google、Amazon、はてなのAPI公開されている機能をマッシュアップしたサービス。ページ内はajaxなギミックだらけです。
まずは検索画面。検索ボックスにキーワードを投入すると、一文字入れる毎にGoogleSuggestから引いてきたキーワード候補が検索ボタン下部に表示される。GoogleSuggestのようにキーワード候補が検索ボックスからビロンと下に垂れ下がるカタチだと、検索ボタンが消えてしまって不恰好だったりすることへの配慮か。UIにも気を遣っているのがわかる。
検索結果も検索画面から遷移なく同一のページ内に表示される。検索ボックス下にはまずAmazonWebServiceから引いてきたキーワード関連書籍の画像が並ぶ。画像オンマウスでちゃんと書籍名が下に出てくるところもにくいです。
その下に並ぶ検索結果はYahoo!Japanの検索APIから引いてきたものを横並びで50件づつ、はてなブックマークのブクマ件数の多いものほど大きく見せるTagClouds形式で表示されます。Pagerank的非リンク重視ロジックに加えて、Folksonomy的ユーザー選別重視ロジックが融合している検索結果画面なので、2.0的かどうかなどもどうでもよく、一般のユーザーさんにとっても(見慣れるのに時間がかかるかもしれませんが)たいへん使いよい検索サービスといえるでしょう。
なお、51件目以降も検索結果下の「NEXT」を押すとその画面内に広がります。ユーザーとして、遷移がないことの気持ちよさを感じると同時に、PVを帰納数とする現在のWeb広告業界へのアンチテーゼを感じます。
本当におもしろいサービスです。オオヒダさんさすが!
一点残念なところは、自身もしくは自社のサービスのエンジンやデータベースがこのサービスに登場してこないところでしょうか。検索キーワードに対して、そのワードのコトノハ○×の得票数を表示したり、右ナビ位置にコトノハコメントを表示したり。そのQooqle結果画面をコトノハ投票への入口にしたり。そうしておくと、コトノハとQooqleの相乗効果でどんどんと「言葉」へのメタデータが蓄積されて、1年後くらいにはそれベースの独自のソーシャライズド検索エンジンなんかも考えられるのじゃないでしょうか。また、Amazonの書籍だけじゃなくColorMeShop! Proの商品群の検索結果が出るならColorMe店舗さんも家入さんもホクホク顔でしょうね。
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蛇足ですが。RTCにおいでいただいたりサイボウズ.niteでお話したりしているオオヒダさん。年末に名刺を整理していて、オオヒダさんと初めて会ったのが一昨年12月のKanda.barでのGREE田中社長の講演のときだったことに気づきました。>オオヒダさん、徳力さん、知ってました?
オオヒダさんがまだ前職の頃。そのときの聴講者がFPN徳力さん、mixiふぁるさん、オオヒダさん、上原ともう1人の計5人で、その後田中さんを交えて神田さん特製のほうれんそうナベを6人でつつきました。そのときの縁で上原は徳力さんのFPNに参加したんですが、まあなんというか、こういうのっておもしろいですね。
■関連:
・SOLVALOU.NET
・したらば元社長日記
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2006年01月21日
MT3.2にアップグレードしてみました
遅ればせながらMT3.2にアップグレードしてみました。
しかし、期待していたスパムコメントフィルタが思ったほど効果がないようでがっかりです。
でもCMSのUIはたいへんよくなりました。
ということで、このエントリーはアップグレードのテストです。
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2006年01月20日
livedoorポータルの独立宣言
大規模ポータルサイトはメディアであり、運営法人からは独立した「公共性」を持ち、「中立性」「独立性」を確保する、というライブドア・ニュースでの宣言。
強制捜査を受け、今後のポータルサイト「livedoor」の運営に関して
ポータルサイト「livedoor」は、月間約1400万人のユーザーの皆様からご来訪を、約300社の広告主からのご出稿を頂いており、既に法人としての株式会社ライブドアからは独立した「公共性」を有していると考えます。当社は、上記の認識に立ち、今後も、メディアとしての「中立性」「独立性」を最大限に確保しながら、ポータルサイト「livedoor」の運営を継続してまいります。
今回の事件そのものについては状勢も流動的ですのでコメントは控えますが、このlivedoorポータルの宣言については同業の者として、メディアの独立性という考え方そのものについても、不利を逆手にとったアクションとしても、高く評価します。どなたがお考えになった文章かわかりませんが、この内容が虚聞とならないようlivedoorポータル部隊の方々にはがんばっていただきたいと思いますし、切磋琢磨してこの領域をより世間様のお役に立てる仕事にしていきたいですね。
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2006年01月19日
月刊アスキーに掲載いただきました
昨日発売の月刊アスキー2月号でP58から6ページを割いて、上原を取材いただいたWeb2.0についての記事が掲載されています。「ネット系無償サービス&ソフトのパワー」という特集の中の技術編「ネットの次世代の姿『Web2.0』を解き明かす」という題のものです。
これまでこのブログで触れ切れていない思考も拾ってもらえているので、ご興味をお持ちの方はご一読いただけると幸いです。
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2006年01月18日
RTCカンファレンスVol.8 『バブル』 後録
昨日16日に実施したRTCカンファレンスVol.8「バブル」。
今回のRTCでは、年末年始に保田さんと会話している中で二人共通して感じていた「このところの世間の流れ、地から足がちょっと離れてきてない?」というところから、アンチテーゼの意味も込めて「バブル」というテーマ設定にしていました。そんなリスキーとも取られるテーマの場にも関わらず、正面から今回のフレームスピーカーを受けてくださったGMOベンチャーパートナーズ村松さんには心から感謝しつつ、その地に足ついた思考とアクティビティに敬意を新たにしています。
今回は開始時刻の丁度1時間前にライブドアへの家宅捜索が入るという、なんとも奇遇なタイミングでの勉強会となりました。
まず冒頭の村松さんの講演では、現在のベンチャーキャピタルの志向がチープ革命の環境変化に伴って、投資資金提供型から、ベンチャーの収益化・スケール加速や資本戦略の支援といったコンサルティングやHRの領域に重点を置くようになってきている、という点が強調されていました。また個人的には、村松さんが度々「投資をする上で最も重視するのは経営者」という言葉を発していたのが印象的でした。
保田さんの捉えたポイントはこの辺りだったとのことです。一緒に場の運営をしていても、バックグラウンドの違いから目につくところも異なってくるのがやっぱりおもしろいです。
株価が調整局面に入るとき、それは、バブルの崩壊の場合もあれば、踊り場の場合もある、というお話が面白かったです。また、1999年のネットバブルは19世紀のアメリカでの鉄道バブルに似ていたという話も、「なるほど~」と思ったり。
あとは、企業の利益率、成長率、それに株価評価の相関関係のお話。ネット関連企業の株価は以上に高い成長&収益期待の元、理論的には説明のつかないぐらいに高い水準にあるが、期待を裏切らない限りはその高い水準が保てる、一方で、期待を最初に裏切った会社からドンドン株価が下がっていく、というように私は理解しました。
参加の皆さんの事後評を拝見すると以下のような感じでした。
<学んだこと>
・スケーラビリティー(成長率30%、利益率70%、年商1000億!)
・誰がどんなネタを持ってどんな方の問題を解決するのか。。
・広告、課金、物販
・VCも、お金だけではなく、ネタあわせ(笑)の方向性に。金と人材とネタ勝負。
シンプルですが実業に則したまとめ方をしていらっしゃるところが面白いです。VCとITコンサルのドメインが重なってきていることも感じられます。
まさに旬の話をしていただいたが、その中で村松氏の話から特に感じたことがひとつある。それは、今やVCがベンチャー企業を選りすぐって投資する時代ではなく、逆にVCがベンチャー企業に選ばれ始めているようなのだ、ということだ。
VC自体がマーケットの目に晒されている、という視点を示してくださっている六等星さん。個人的には村松さんのVCと六等星さんのコンサルティングがマッシュアップされたサービスができたりしたら、すごいベンチャー支援だろうな、と想像します。
RioBlogさん
VCには、これまで以上に「資本提供」以外のファンクションが期待され、それによってVCが起業家側から選別をされる時代になったと村松氏は主張。これは、非常に的を得た指摘だ。
じゃあどうするんだというのが、大きな悩みどころ。
村松さんと近い職務に携わられているRioさんからも納得感の高い内容だった様子。「じゃあどうするんだ」というところの答えを今後のディスカッションの中でも導きだせたら、ですね。
収益化とはビジネスモデルのブラッシュアップであり、アライアンス戦略である。ここが一番難しい、
いろいろなキャピタリストに会ったがこれができる人に会ったことがない。
今回の参加者の中で「投資される側」の代表と言える桐谷社長の実感のこもったコメントですね。村松さんを初めとする方々が「これができる人」になっていくことが期待されます。
会の中程に証券関連の読みとして今より高値になるという話があった。しかし、その場ではすでに今回の騒動が報道されていた。ただ、それがなくても今の景気が年末まで持つとは思えなかった。
保田さんが最後にとった「年末の日経平均予測」アンケートについて、他の参加者との観点の違いを「Cui bono?」な現在の景気をポイントとして記述していらっしゃいます。おもしろいです。
知ってる方がほとんどいなかったのでかなりおどおどしてたんですが、いろんなかたと充実した話ができてよかったです。なんか小学校時代の、プール授業が始まる前を思い出しました。始まるまでは「いやだなぁ」って思うものの、いざ泳ぎだすと楽しくていつまでも泳ぎ続けていたい、というような。
「泳ぎ続けている感覚」という表現で場の空気を表してくださってるのは面白いです。その表現、今度使わせていただきます(笑)
他の皆さんも余りお話できませんでしたけど有難う御座いました、ホンマお話聞きたかった(時間がもっと欲しかった)。
終電が無くなる前にお開き。でもギリギリ。
いや~、今日はホンマに良い時間を過ごせた。もうボストンに帰りたくないもん。東京でも十分色々経験が出来る事が解った(でもボストン帰るけどな)。
日本にいたってボストンよりいい時間が過ごせる、という感覚を持っていただけるというのはうれしい限りです。いろんなバックグラウンドの人とディスカッションすることって、海外で他の文化に触れることと似ているような気がしますね。
こんな感じでRTC Vol.8はまたエキサイティングに過ごすことができました。ご参加のみなさんお疲れ様でした!
来月もまたRealTimeなお題で様々なバックグラウンドの人々が集まるディスカッションの場をセットしたいと思っています。みなさん、ぜひご参加くださいね。
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2006年01月10日
未来を見通すための6つのルール
尊敬するインフォバーンのこばへん会長のところで、'90年代からテクノロジーの予見者として有名なInstitute For The Futureのポール・サッフォ氏による「未来を見通すための6つのルール」を上げていらっしゃったのでメモ。
* Know when not to make a forecast.
* Overnight successes come out of twenty years of failure.
* Look back twice as far as forward.
* Be indifferent
* Tell a story or, better, draw a map.
* Prove yourself wrong
稚拙な英語力を承知で、敢えて翻訳すると、
一、見通しには拘泥しすぎず柔軟であれ
一、成功は幾年月もの失敗から突然訪れる
一、先を見る前にその倍は過去を見つめよ
一、中立であれ
一、ストーリーで語れ、もしくは図で描ければもっとよい
一、絶えず自らの誤りを立証せよ
といったところになるでしょうか。肝に銘じておきたいと思いますね。
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2006年01月09日
2006年を予測してみる(後編)
2006年を予測してみる(前編)より続く
そんな中、私が次に旬扱いになると見ているもののキーワードは下記のようなもの。2006年1月9日時点でのものなのでもちろん変化はし続けますが、現時点の予測ということで。
■When&ToDo
GoogleLocalやGoogleBaseのように地理軸で情報をプレゼンテーションする流れに続き、時間軸で情報をプレゼンテーションすることへの(一部の整理学上の)ニーズが高まっていることへの対応が進行する。具体的には、ソーシャルデータ(SNS・ブログ・プロフィール・検索結果等)を時間軸にプロットするサービスなど。また、ソーシャライズ進展の流れとして、ブログ=思考の共有、SNS=人間関係の共有、RSS・SBM=情報ソースの共有といったものに続いて「スケジュールとタスク・ワーク・ビジョンの共有化」が旬になるだろう。
注目株:・CheckPad・ビジネスgoo・FeedPath
■マイクロアドバタイズメント
CGMに貼り付られ、ユーザーに還元される広告が一層盛んになり、多様化する。AdWords・Overtureをはじめとするキーワードマッチ、Adsense・BlogClickなどのコンテンツマッチに続き、gooが提供を始めたエリアマッチ、RSSマッチ、そしてビヘイビアマッチ、PodCastingメタ情報マッチなどのマッチング型で最適なAdが提示されるモデルが堰を切ったように登場する。注目は音声広告型、動画広告型が進展するかどうか。かつてソニーと電通の合弁で華々しくデビューして人知れず消えた「PaSaTa」という動画マッチング広告の配信PFのようなサービスの登場は今こそがタイミングと言えるのではないか。
注目株:・MicroAd・Feedburner・エリアマッチ
■携帯-PC連動サービス
ソフトバンクらの携帯参入を機に、2006-07年は「FMC」(Fixed&Mobile Convergence)が喧伝されることになる。ワンフォン等の基本サービスもさることながら、携帯のモビリティという本質的強みから「地域」という軸が重要視され、地図・地域情報ベースのサービスも一層活性化する。そこに対してGoogleの打っている手も興味深い。携帯のGPS情報にCGM的要素が入り込む余地も大きいだろう。携帯へのマッチング広告配信も進行するだろう。
注目株:・ニワンゴ
一部当然視されているところもありますが、旬の予測としてはこのようなところを見ています。なお、業界全体としての空気は少なくとも2006年の年末までは現在のホットな状態を保って推移するでしょう。
その間に個人的にはいろいろな実験をしてみたいと思っています。また、現在の大企業的な文化とネットベンチャー的な文化の中間位置という立ち位置をうまく活かして立ち回りたいと思います。
ちなみに、ふと一年前の予測を見てみると、当時考えていたのは「小バブル」「ネットコミュニティフィーバーの沈静化」「マルチデバイス」といったところで、大方はずれてはいなかったようです。きれいに当たってるわけでもないですが(笑)。ただ、「エスタブリッシュとベンチャーの文化融合」という課題は今年も継続ですね。がんばっていきたいと思います。
関連:
・展望2006:MS、Google、Appleから見る2006年ウェブ、メディア再編 -CNET
・2006年 大胆不敵・当たらぬも八卦 広告・メディア業界予測 -Ad Innovator
・2006年、ネットビジネス予測。 -Speed Feed
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2006年を予測してみる(前編)
久々の地に足のついた好況と同時に人口減少経済が始まる、という二面性を内包して幕を開けた2006年。
「ブログ・SNS」「放送と通信の融合」「Web2.0」といったキーワードに湧いた2005年から年を越して、日本のインターネット業界は今年どのように進んで行きそうか、私が考える2006年の勝手な予測を書いてみます。
まず2005年に世間を騒がせたブログとSNS(というよりmixi)は今年も着々とユーザーの裾野を広げることになるでしょう。先日Blogfan.orgのデータから試算したところ、現在の日本のアクティブブロガー(1ヶ月1回以上)は150万人程度となっており、総務省発表のブログ開設経験者数からは3分の1程度が実際に生きているブロガー数のようですが、このアクティブ率を徐々に減衰させながらも実数としては増えていく、という状況が2006年の間は続くでしょうね。また、法人によるブログ型の情報発信もますます裾野を広げることになると思われます。
放送と通信の融合については、ライブドアや楽天の騒動のような資本サイドで起こっている事象がすぐに生活者に届くサービスに反映されることはまだ2006年に目立ったものにはならないと思います。ネット事業者側からのアプローチとしては、2005年のGyaoの取り組みは2002年のブロードバンドフィーバー時とは異なる実(ユーザーのニーズ)を伴ったムーブメントになりつつあるようで、TVバンクを皮切りとしてまた多くの事業者やコンテンツホルダーがこの市場に参入することになりそうです。
Web2.0については、早くも過熱を抑制しようとする空気がネットコミュニティ内でも広まっていることから、キーワードとしてのWeb2.0はそれほど長続きはしなさそうです。しかしながら、Web2.0で議論されていることのうち、いくつかのエッセンスはおそらく今後長くインターネットビジネスの基盤的な考え方になると思われます。
・インターネットの本質は「参加のメディア」であること
・構造化されたソーシャルデータの所有がビジネスでの強みとなること
・オープンAPI(Webサービス)の公開はネットコミュニティを味方につけたディストリビューションの好手立てであること
・ユーザー基点・オープン志向・ネットワーク外部性が基本であること
・ロングテールをつかむべし。ただし、ニッチ戦略との勘違いはしないこと
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RTC『バブル』講演者 村松竜氏
1月16日のRTCカンファレンスVol.8「バブル」でフレームスピーカーに立ってくださる村松竜氏(GMOベンチャーパートナーズ(株)取締役)から、ご本人の経歴とコメントをいただきましたので掲載します。
■村松竜氏 経歴
平成6年4月
日本合同ファイナンス株式会社(現株式会社ジャフコ)入社。
インターキュー株式会社(現GMOインターネット株式会社)等へ投資、天文学的IRRとなる。
平成9年から米国シリコンバレーのJAFCO America Venturesに駐在。
平成11年12月
クレジットカード決済処理サービスの株式会社ペイメント・ワンを設立、代表取締役就任。
平成14年7月
グローバルメディアオンライン株式会社(現GMOインターネット株式会社)と資本提携、 その後株式会社カードコマースサービスと経営統合、常務取締役経営企画室長として経営企画、上場準備及び上場後のIRを担当(現在も継続)。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社へ社名変更を経て、平成17年4月東証マザーズに上場。
平成17年9月
GMO VenturePartners株式会社を設立し、GMO VenturePartners投資事業有限責任組合、ブログビジネスファンド投資事業有限責任組合の2つのファンドを設立、無限責任組合員に就任。
■村松竜氏 コメント
投資する側、投資を受ける側、未上場と上場、やってみたら想像を超えて異なっていた世界にて、ネットバブルあり氷河期あり、経営戦略・マーケティング戦略・資本政策の根本的な転換に幾度も直面しながら、山と谷を超えて顧客・サービス・事業のゴーイングコンサーンと成長を死守して上場に至り、上場後は資本市場と向き合いながら日々見てきた風景は、およそVC勤務時代のそれとは程遠いものでした。
成長企業に本当に求められている資本戦略のパートナーとはいかなるものなのか?
この問いに一つの解を出すために、今回の新しいプロジェクト(ファンド)を運用します。
これを見て改めて、私自身かなり楽しみになってきました(^^
■RTCカンファレンスVol.8 「バブル」
日時: 平成18年1月16日(月)19:30~21:30
場所: NTTレゾナントプレゼンテーションルーム
千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル20F
地下鉄大手町駅A5番出口から直結
■講演: 村松竜氏(GMOベンチャーパートナーズ(株)取締役)
『2.0時代のベンチャー投資とバブル』(仮)
■申込: こちらのページからお申込ください
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2006年01月06日
ドリコムの上場決定
ドリコム上場決定、おめでとうございます。
おそらく2006年に続出するU30群の上場第一号ですね。
上場承認日 2006/1/6
上場予定日 2006/2/9
上場市場・所属部 マザーズ
既公開市場 -
コード 3793
新コード JP3639570005
業種 情報・通信業
事務幹事証券 大和証券エスエムビーシー(株)
事業内容、収益バランス、経営者、サポート陣、IR能力、時節柄、いろんな角度で見てもたぶん上がると思いますので、公募で購入させていただこうと思います。
内藤さん、浩一郎くん、ドリコムのみなさん、おめでとう!
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2006年01月05日
RTCカンファレンスVol.8 『バブル』
昨年末頃から、各メディアでは「景気回復」「株価上昇」といった文字が躍っています。久しぶりですね、この感じ。前に見たのはいつ頃か、といえばやっぱり思い出すのは2000年頃の「ITバブル」。ドットコムを名乗った実体のないビジネス(もちろんそうでない方々は生き残りましたが)に資金が流れ込み、その実体のなさが露呈した瞬間にはじけてしまいました。
今回の景気回復の中でも「IT」「ネット」は経済社会全体の中で切っても切り離せない存在になっています。IT・ネット業界も今回は地に足をつけた本当の成長循環として長期の好況とソフトランディングが成されるようであってほしいと思いますが、今の流れ、ちょっと危ないような気がしませんか?
ということで、今年最初のRTC勉強会改めRTCカンファレンスでは、「バブル」をテーマにして、みなさんでディスカッションしてみたいと思っています。
このところ「ブログバブル」とか「Web2.0はバブルワードだ」とかいった言葉も耳にします。個人的にはブログの普及もWeb2.0の基本的な意味もバブルとはかけ離れた位置にあると捉えていますが、今回はそういった議論の丁度真ん中で実際の投資活動をしていらっしゃる、村松竜氏(GMOベンチャーパートナーズ(株)取締役)にフレームスピーカーに立っていただきます。村松氏は日経誌上などで”Web2.0ファンド”と呼ばれて話題となっている「ブログビジネスファンド」の主幹事です。
■RTCカンファレンスVol.8 「バブル」
日時: 平成18年1月16日(月)19:30~21:30
場所: NTTレゾナントプレゼンテーションルーム
千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル20F
地下鉄大手町駅A5番出口から直結
■講演: 村松竜氏(GMOベンチャーパートナーズ(株)取締役)
『2.0時代のベンチャー投資とバブル』
村松氏 経歴・コメント
このほか、村松氏-保田氏@ワクワク経済研究所-上原@goo のトークセッションも予定しています。
■申込: こちらのページからお申込ください
■プログラムの形式:
フレームスピーチ→質疑応答→お題用紙配布→個々人で思考→そのお題でテーブル毎ディスカッション→テーブル毎発表→終了→名刺等適宜
■その他:
・参加者は30名~50名程度(IT、金融、コンサル、メディア、学生といった方が多い)
・参加費は100円(ジュース代)としています
・筆記用具と名刺を1枚はご持参ください
・22:00~23:30で懇親会を予定しています(自由参加)
と、少し固めのご案内文ですが、いつも初めての方にも「居心地のいい勉強会」というふうに言っていただける会ですので、初めての方もお気軽にご参加くださいね。
~RTCカンファレンスは「FPNニュースコミュニティ」のアソシエイトイベントです。~
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2006年01月03日
リーダーの原則
あけましておめでとうございます。
いつも近江商人JINBLOGをご覧くださり、ありがとうございます。
今年もばらつきながらになりますが粛々と思考のプロットとかプライベート、告知などをこのブログで上げていきたいと思います。お付き合いいただけますと幸いです。
さて、
このブログを訪れてくださる方は学生さんから40代くらいの方まで幅広くおいでくださっているようです。本当にありがたいことです。
そんないろんな方がご覧くださる中で、「誰に向かって書いているの?」と時々たずねられることがあります。Webサイトをつくるときに言うところの「ペルソナ」というやつですね。梅田望夫さんなんかは「若い頃の自分」なんていうかっこいい回答をされたりしていますが、私の場合はそんなセンスある回答ではなく、ごく普通のこたえ。
いつも私がこのブログを書くときにイメージしているのは、ある遠くに住む25歳の後輩の顔です。別に彼にそのことを伝えているわけではありませんが。
彼は私なんかよりもずっと地力も意欲も高いものを持っていて、今は修行の身として遠い地で社会勉強をしている青年。彼がインターネットの世界と真正面で闘うときが来るまでの間に、私にできる範囲でインターネットとマーケティングの前線での思考をスライスしてわかりやすく伝えることをしたいな、と思って書いていたりします。そんな文章がご覧くださるほかのみなさんにも少しでも意味あるものになれば、それはとても素敵なことなんだろうな、とか思いながら。
そんな中、なんとなく彼のことをイメージしながら、今年最初のこのエントリーでは私が考える「リーダーの原則」のようなものを記しておこうかな、なんてことを思いました。
■リーダーの原則
一、 強く、優しく、かっこよく
一、 自分に厳しく、責任は取り切る
一、 決断は早く、有言実行
一、 思考は深く、言葉は易しく
一、 幅広い知識と、一つの専門
一、 笑顔と自信を絶やさない
このところ、めっきり「リーダー」なんていう言葉は聞かなくなっています。どこかクサくてこそばゆい言葉だから、なんとなく東京でネットに接する生活をしている人は使いたがらないのかな、なんて想像したりしながら。彼にはぜひそんな人になってほしいな。そして多くの人がそんな「リーダー」になれたら、人口減少経済の日本もまだまだ価値を生み出して成長を続けることができるんじゃないかな、と。
さ、今年も一年がんばってまいりましょう。
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