2005年12月30日

何をやめるか

今年ももう後2日。ちょうど一年の振り返りをしたくなるこのタイミングで梅田さんのエントリー『「やめること」を先に考えよう』を読んだ。たいへん参考になる。

さあ来年は何を始めようか。そう考えるのではなく「何をやめるか」を先に決めよう。それも自分にとってかなり重要な何かを「やめること」。
それが「来年の抱負」「今年の抱負」を真に意味のあるものにするための最重要ポイントだと思う。新しく始める「何か」を決めるだけでは、できない場合がほとんどだ。
「時間の使い方の優先順位」を変えないと、新しいことを始める時間はなかなか捻出できない。とにかく「やめること」を決めなくちゃいけない。

おそらく、高校の先生くらいの人が生徒に言うコメントとあまり変わらないもののような気もするが、梅田さんのバックグランドと経験則を添えて言われると、ものすごく深い示唆に富んでいるような気がしてしまうのがおもしろい。これも時系列で一人の人の発言と思考・背景を追い続けることができるブログというコミュニケーション手段の効能の一つだろう。

さて、
私の2005年はたぶん今までで一番新しいことをたくさん始めた年だったと思う。2004年にmixiとブログと社長ヲチにはまり始めてできた土台の上にいろいろなものを載せることができた、という言い方もできるか。ちょっと振り返ってみる。

1月に徳力さんに誘われFPNに参画した。その時は諸々こんなに絡んでいくとは思っていなかった。

2月にブログをMTに切り替えceonews.jpでの運用を始めた。この頃大量にドメインを取ってちょっとしたECサイトを作ったりもした。

3月に保田さんと「RTC勉強会」を始めた。これも長く続けることになるとは思わず。こないだ保田さんと「20回目まではやろう」ということに決めた。後、3月2日に書いた「ブログとは -はあちゅう騒動から考える」が切込隊長に引用され、ネタ的な理由もあってアクセス数がえらいことになったりしたのも3月だ。

4月は本業の方だな。mixiへのgoo検索提供をスタート。まだまだ育つ仕事の種をつけれた。FPN座談会で梅田さんにお会いして、カリスマブロガーもリアルな人間だ、と感じれたのはその後に影響を与えたような気がする。

5月はコミュニティマーケティングの思考にはまった。今も継続中。また、「近江商人」として近江商人についての講演などしたのも初めてのことだった。

6月は週末に取り組みを始めた。ネット流通通貨を思考したりも始めた。

7月はgoo2.0の布教活動を始めた。

8月は書籍「アルファブロガー」のインタビューと執筆をした。初めての出版活動。本業との両立は苦しかったが、その後の仕事や出会いに明らかに広がりが出た。

9月はブログTOPに画像・実名・所属を入れた。それまでも名前は出していたのだが、この頃にかなり「ついに実名出したね!」と言われたので、たぶんこの時に初めて実名ブロガーになれたようだ。

10月はとにかくWeb2.0。16日に上げた「Web2.0 とは -7つの分類と要素MAP」というエントリーが、主にはてな市民のみなさんのおかげで「Web2.0」というキーワードでのgooやGoogleでの検索結果1位に来るようになり、PVが激増した。これを機に執筆依頼やお誘いが増えた。情報の価値が希薄化して認知に価値が置かれる「アテンションエコノミー」を体感。

11月もWeb2.0。老舗インターネットマガジンへの寄稿RTC勉強会「Web2.0」は100人規模になった。

12月はカンファレンス。FBSカンファレンスで話したり、ジャパン・ブロガーカンファレンスで司会・モデレータやったり。新たな書き物も入った。

下半期は本業でも二つ、週末でも一つ新しい取り組みを始めているので、年末には相当首が回らなくなった。まさに「やめること」を考えなくてはならない状況だと思う。ここ2日ほどで、たまりにたまった身の回りと頭の整理をしたところなので、今日・明日は2006年に向けてどのタスクを「やめる」にして前に進むかを考えたい。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月22日

クリスマスプレゼントです

いつも近江商人JINBLOGをご覧いただきありがとうございます。

ちょっと早いクリスマスプレゼント。

ドラえもん最終回 -漫画版

以前出回ったテキスト版からシチュエーションに膨らみが出て一層よくなってます。
ドラえもん大好きの上原はPCの前でダダ泣きしてしまったわけです。

お気に召したら幸いです。

では、Happy Merry Christmas to you!

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月21日

ブロガーカンファレンスの事後評とアルファブロガー2005

インプレス Broadband Watchがジャパンブロガーカンファレンスのことを記事にしてくださいました。
【ジャパンブロガーカンファレンス】「ブログは自分を伝えるブランドに」有名ブロガーがブログの魅力を語る

今回のイベントはこの書籍化を踏まえ、「ブロガーのブロガーによるブロガーのためのイベント」というコンセプトで開催されたもの。主催者の1人であるFPNの徳力基彦氏はイベントに趣旨について「ビジネスや技術といった観点ではなく、ブログを書く人がどうすればいいのか、ブロガーの悩みなどを、ブログ界の“濃い”人から聞いて欲しい」と語った。

・「毎日更新」「悪口を書かない」がブログの鉄則
・ブログは自分をプロモーションするツールに
・気軽な匿名ブログ、自分のブランドになる実名ブログ
といった切り口でご紹介くださっています。

また、JBCサイトに今回のイベントへのブロガーの皆さんのレビューが集まってきていますので合わせて見てみるとおもしろいです。やっぱり、小鳥さん・Catfrogさんの匿名ブロガーの赤裸々トークの評判がいいですね。参加の皆さんと近い立ち位置で参加者の気持ちを代弁していたからでしょうね。

また、アルファブロガーを「もっと」探せ 2005企画も始まっています。意外と知られていない素晴らしいブログがこういった場で浮かび上がってくるといいな、と思っています。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

いっしょに仕事したいひと

私が一緒に仕事してみたいと思う人を考えてみた。

一、家入一真

一、山本一郎

一、渡辺聡

理由は、思考にゴールをつくらない人だからかなぁ。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月19日

英語の勉強法(TOEIC用)

TOEICで高得点を取るための英語の勉強法(AlphaGeek2.0より)。これは確かによさそうだ。

0. 洋楽を聞く、歌詞を読んで覚える (R/L/S)
1. 海外の有名 Blog を購読する (R)
2. 自分の得意そうなキーワードを PubSub / Technorati で検索・購読する (R/W)
3. Google News のテクノロジーカテゴリのニュースを読む・音読する (R/S)
4. 英語 Blog をつくり、興味のあることにコメントする (R/W)
5. オープンソースソフトウェアのバグを見つけ、パッチを送る (W)
6. IRC チャネルやメーリングリストに参加し、発言する (W/S)
7. 自分の興味ある Podcast をいくつか見つけ、iTunes に登録する (L)
8. 内容を理解できたら、何度でも聞く・シャドーイングする (L/S)

0は私も同じことをやってましたが、とても効果的だったような気がしてます。おすすめ。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

ブログのネタに困ったら

ブログのネタに困ったらこの「ブログに投稿するための10のアイデア」を使うのがよいな、と感じたので備忘録。

1. How to
2. Lists
3. Campaign
4. Interview
5. Review
6. Case study
7. Research results
8. What's new, trends
9. Attack!
10. Ask the audience

9.のAttack!とかは短絡的に使うのはあんまりおすすめじゃないけど。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月18日

JBCの反省

Japan Blogger Conference の反省をはてなばりにオープンにて。

2日前時点220人の申込で最終参加者170名。キャンセルの量については純粋に「ちょっと多かったな」と思っています。もちろん、会場が渋谷駅と表参道駅の間という位置だったことや年末の週末という日程だったこともあるでしょうが、たぶん募集の仕方もゆるめで、事前払いと告知していたものがそうでなくなったという落差なんかがその一番の原因だったのかな、と。ここは運営に改善の余地があるような気がします。

今回のイベントは、オフィシャル感がありつつも人肌のあたたかみがあったというとこが一番よかったのかな、と思っています。徳力さんFPNの運営の仕方を知っていればおよそこういった形になることはまさに想定通り、という感じですよね。かつ、大成功なんだろうな、と思うです。

フラットなコミュニティであることを前提としたチームで何か事を起こそうとして、むやみな統一の目的もガチゴチの役割分担もなし、指示命令系統もなし。だから有志が自発的に集まるし、ミッションに対しても個々人の意思で自浄作用が働いて、本業持ち5・6人が片手間で中途半端に組織立ててやるよりも、可能な範囲の小さな稼動の寄せ集めで適切なサイズとクオリティのサービスを提供することができる。
徳力さんのやってるのはネットワーク型組織によるサービス提供の最適解の追求なのかな、と。私が彼と一緒にもろもろをやりたいと思うのはそういう方向が合致しているからな気がしています。

個人的な反省としては、
上原はトークの切り替えしが微妙でwパネル3の膨らみを削いでしまったところが改善の余地あり。ので、もう少し事前にパネラーのブログを熟読して人の理解を深めておかないとだめだよ、という基本的なとこから、スポンサー&ノベルティ&チラシの管理が中途半端だったな、とか、磯崎さんがカバンとコートを持ち着たままパネルに出たのはやっぱり席に安心感がなかったからだよね、せめてパネラー席に見た目でわかる席指定と管理人一人はおいた方がよかったかもね、とか。

今回はマジっぽオフィシャルっぽさとぶっちゃけ&エンタな感じが仕込みなしで入り混じったのがよかったのであって、これをオールエンタにしたらやっぱりだめなのかな、と個人的には思うです。あと、こういうブレンドは仕込みでやったらおもしろくない。観客はそんなもの見たくない。

なんやかんやでセッティングとキャスティングと時間割のフレームだけちゃんとしてたら、ナチュラルに思索して個々人が動くのがうまくいくのかもね。小鳥さんがパネル3の直前打合せで「このままじゃ観客がブログって難しいと思って帰るよ」「ここはバトらなきゃ」 って言ってバランスをとろうとしたのもやっぱりフラットチームのナチュラル思索の勝利だったのだろうな、とか思います。

そうじゃなかったら200人規模のイベントなんて完全なるイベントプロフェッショナル集団が三角形ガチガチでやらなきゃね。そういう意味で、2000円はあくまで「会場代」だったと思いますよ。ブロガーがたくさんあつまるための会場代。

あと、「内輪っぽさ」というのはコミュニティ/ネットワーク型組織がせめてもの共通意識を持とうとして陥りがちなワナだと思うので気をつけないと、ですね。

ということで、次は何をしようかな。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月17日

ジャパン・ブロガーカンファレンス 後録

16日のJapan Blogger Conference、終了しました。ご参加のみなさん、運営のみなさん、本当にお疲れ様でした。

パネル1・2・3にきれいにコントラストが出て、全体で「ブログの書き方に正解なんかない、自分のスタイルで楽しもう」、みたいなメッセージが現れていたような気がします。

個人的にはパネル3に出てくれたCatfrogくんが見事に会場の空気をかっさらってくれたのが感謝かつ印象的。

もう少し詳細のレポートは別途アップしようと思います。

現時点の関連エントリーは下記
http://bloggerconference.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=24
http://netafull.net/archives/011715.html
http://blog.livedoor.jp/spy_code007/archives/50273889.html
http://plaza.rakuten.co.jp/catfrog/diary/200512170000/
http://plaza.rakuten.co.jp/catfrog/diary/200512170002/
http://simon.txt-nifty.com/blog/2005/12/post_7690.html
http://chou.seesaa.net/article/10746101.html
http://d.hatena.ne.jp/besus/20051217/p1
http://ameblo.jp/katsushika/entry-10007157771.html
http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20051217/1134758970
http://sw.cocolog-nifty.com/swmemo/2005/12/japan_blogger_c_8a45.html
http://www.kuromomo.com/mt/archives/2005/12/japan_bloggers.html
http://www.kuromomo.com/mt/archives/2005/12/japan_bloggers_1.html
http://www.kuromomo.com/mt/archives/2005/12/japan_bloggers_2.html
http://plaza.rakuten.co.jp/ryogokusakura/diary/200512160000/
http://d.hatena.ne.jp/mohri/20051217/1134763549
http://d.hatena.ne.jp/work_memo/20051216/p2
http://www.heartlogic.jp/archives/2005/12/post_11.html
http://cheebow.info/chemt/archives/2005/12/japan_blogger_c.html
http://yaplog.jp/parsleymood/archive/311
http://unit-punto.seesaa.net/article/10755252.html
http://maximiliana.seesaa.net/article/10757111.html
http://minamiko.livedoor.biz/archives/50017675.html
http://firewood.txt-nifty.com/bbc/2005/12/japan_blogger_c.html
http://www.itbook.info/mt/archives/002422.php
http://blog.livedoor.jp/nuru_se/archives/50272858.html
http://kira-ism.seesaa.net/article/10733772.html
http://blog.livedoor.jp/ahiru178/archives/50256567.html
http://www.hinalog.com/archives/000471.php

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月11日

ドリコム内藤社長とドリコムRSS

12月12日にドリコムが新サービス「ドリコムRSS」を発表するとのこと。日本一カーナビを売った男・吉田浩一郎氏がドリコムに入社して以降ドリコムの事業が一気に法人寄りに偏っていき、コンシューマー向けサービスで競う他のU30企業たちとは一線を画していたため、個人的には若干物足りなさを感じていました。ここに来て再びコンシューマー向けにパワーをかけていく(ために記者発表まで行うのでしょう)ことには期待が膨らみます。

ドリコムの内藤社長はたいへん大人にモテる人だという評があります。GMOインターネットの熊谷社長やグロービスキャピタルの小林雅氏をはじめとして、U30と呼ばれる若手経営者の中でも特に内藤社長を持ち上げる人は多い。個々の理由はわからないけど、先日のNILSでの講演記事などを見てもたいへん「思考したことを整理して伝えるのが上手い」という印象がある。例えば彼のWeb2.0に関する捉え方は以下のようなもの。

僕たちは僕たちでこの流れを3つに整理してます。
1.SocialDataBase
2.API
3.MicroAd

メインは1のSocialDataBase。
いままのでようなDBをせっせとつくって囲い込んでいくタイプのビジネスじゃなくて、利用ユーザーさんの力によってさらにDBが拡充されていって、結果としてユーザー全体として利便性が高まっていくみたいな。

逆にajaxだとかRSSがどうとか、なんだという議論は2・3年前にあったtrackbackがないとブログじゃないとか、時系列じゃないとブログじゃないとか、そういった議論の類と一緒な気がします。結局trackbackを受け付けないブログが結構あったりする中でそれは本質じゃなかったわけで。それと同じじゃないかと。

本質を捉えて、箇条で、最重要なエッセンスを噛み砕き、逆に本質ではないエッセンスとを噛み砕く、という表現技法ですね。もちろん、技法だけが立っていても全く意味をなさないところですが、彼の場合はちゃんと本質を捉える力が高いからより一層その技法が映えてくる。

なにぶん、12日のドリコムRSS発表は楽しみなわけです。U30ヲチャー兼ブロガーとして記者発表に伺います。

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

FBSカンファレンスとネットバブル

8日(木)に開催された「FBSカンファレンス ~Web2.0時代における、Feedビジネスとテクノロジー~」に、パネラーとして参加してきました。”gooのひと”としての講演やパネルディスカッションは文字通り「無難に」過ごしたと思います。「We are Japanese」とか言ってしまったのは職務を超えてましたが(笑)。

FBSでご列席の皆さんの肩書だけを見ているとネットエイジさんデジタルガレージさん周辺のITバブルの薫り漂う香ばしさのイベントかのように感じてしまうところですが、今回列席の方々は講演内容も後で懇親ディスカッションした内容も、たいへん地に足をつけてユーザー方向を見ている人たちで、「2000年と同じことは繰り返さない」という意気込みが伺えるところがたいへん好感でした。そろそろネット周りはまたバブルが膨らんできた感が強いですが、関わる人は皆できるだけ虚構を語らず地に足をつけてバブルに対する調整をかけていきたいですね。

そんな「地に足」志向で今回のカンファレンスの発表を見たときに、最も印象に残りかつおもしろいと思ったのはサイボウズ・ラボの奥一穂さんが語ってくれた「RSSのさまざまな拡張の具体例」。Podcastingや天気予報のRSS、GoogleBaseのユーザーアップロード情報など、各種のRSS拡張をXMLタグと具体例を並べて解説してくれました。その模様はEnterpriseWatchで画像付で紹介されています。

奥さんはじめサイボウズ・ラボのみなさんはお話をしていてとてもおもしろい。今度うちのgooラボメンバーと一緒にランチディスカッションしに行きましょう、ということになっています。「サイボウズ・ラボ×gooラボ」は個人的に大変楽しみ。

ところで、RSSやFeedやXMLやセマンティックや、とかいった技術マーケティング言葉は、どうしても概念的な部分だけを理解して応用・適用を語り始める人が多い。(私自身、かなりそうである自省を込めて。)それがマーケッターの口と手によって増幅されて、具体的なものと「あんなこともできる」的なものの間にとんでもない乖離が生まれ始め、「あんなこともできる」サイドの評価で資本が流れ込むのがネットバブルであり、「あんなこともできるかもしれないけどとりあえず今はムリ。世間がついてきてないから。」という現実の針に刺されてはじけるのがバブルの崩壊だと思っています。

今回の奥さんのように、流行の技術マーケティング用語に関して、エンジニアサイドからはよりマーケッター(≒生活者)や資本家にわかりやすい具体例を伴った説明がなされ、マーケッターサイドはできるだけ具体例に忠実にそれを生活言語化して生活者へ頒布し、資本家はそういった用語に踊らされずに本質を見てバリュエーションを行うようにしたいものです。

今回のネット周辺の好況って2003年末あたりからの情勢なので、後になったら「ブログバブル」とでも呼ばれるかな。「Web2.0バブル」は勘弁してほしい。

追記: 今回たくさんの方とお会いした中でインフォバーンのこばへん会長とお会いできたのはサイゾーファンの私としては無上の喜びでした。

posted by huehara88 | トラックバック (1) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

ET研究会『Googleの戦略分析』に参加

FPNまわりのブロガーが開催している定期の勉強会には保田さんと上原でやっている『RTC勉強会』とCNETブログの渡辺聡さんがやっている『ET研究会』とがあります。参加するメンバーの色合いはそれほど違わないのですが、たまたまRTCは「思考拡張型」、ETは「思考深耕型」と参加者が得られるベネフィットもいい役割分担になっているようです。

金曜はその後者、ET研究会「Googleの戦略分析」に参加してきました。

会場に着いたら、受付にR30さんが立ってて参加者をさばいたりしていてたいへん驚いた。後で聞いてみるとなにやら渡辺さんとR30さんでいっしょに面白いことしようと画策しているらしい。たいへん楽しみです。

内容の方は、まずGoogleのサービス群を一式並べて、その個別の収益源・競合・破壊対象市場を解析するワーク。もちろん収益源は「広告」が並ぶわけだが、その競合・破壊対象市場に並んだのは、既存マスメディアからフリーペーパー、タウンページ、地方紙、タウン誌、リクルート、マイクロソフト、図書館、通信、SIサービス、広告代理店等々といったラインナップ。改めて眺めてみてもその破壊対象の幅広さに背筋が寒くなります。

話したり気づいたりなるほどと感じたりしたのは以下のような項目。
・GoogleTalk(IM/IP-TEL)は一義的にはClick-to-Callを介してタウンページやフリーダイヤル等の電話広告市場パイを狙うが、USでは携帯個人情報とIDの紐つけが行われるなどskype-in・skype-out同様の固定・携帯通話の通話料・相互接続料収入を狙いに来ることは想定の範囲内である。
・Orkut(SNS)は人のデータベース。一義的には検索やニュース等のソーシャライズ(自分だけでなく周辺のコミュニティで重要視される情報を上位表示する、など)と広告のソーシャライズに適用されるデータベースと見るのがよい。
・GoogleBaseとOrkutとWifiサービスとGooglePersonalizeが連動すれば、最高の「広告=コンテンツ」サービスが実現する
・Googleはオープン、Yahoo!はクローズ。
・GoogleMapsやGoogleBaseが空間の軸でGoogleの情報網を広げるものなら、When2.0でも議論された「カレンダー」の領域は時間の軸でGoogleの情報網を広げるものになる。
・チープ革命でネットベンチャーにはイニシャル資本がどんどん不要になっているのにVCはイニシャルが低いベンチャーの評価価額をどんどん高くしている。

そういったことを思考していたところに、議論の後半で前CNET代表の御手洗さんが「でもまあ、日本でGoogleが苦戦してYahoo!が一人勝ちしている実態は”現実”として見ないと」と言うようなことをおっしゃったときに、ふと、もしかしたら私たちはGoogleの「世界政府」というワードに過剰反応して思い込みが激し過ぎる状態になっているのかもしれないな、と感じたりした。近いことは懇親会でゲストの三矢さんもおっしゃっていた。

いずれにせよもう少しGoogleの戦略を体系化して把握してみようとすることは自分にも事業にもプラスに働くと思うので、今後もう少しGoogleのサービスを一つ一つ掘り下げて考えるよりもサービスとサービスをつなぎ合わせたときに何が脅威であるのか、という視点で思考してみようと思う。

ET研究会、楽しかったです。

posted by huehara88 | トラックバック (2) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月10日

みんなで選ぶベストブログ2005

これまであまりこのブログ上では自分がお給料をいただいているgooの告知っぽいことは控えてきたのですが、今回は説明責任の意味も込めて。(私見にて)

昨日からgoo上で「みんなで選ぶベストブログ2005」という投票企画がスタートされました。
gooランキングで続いている「みんなでつくるランキング」というコンシューマージェネレイト型コーナーの企画の一環です。

これは夏からgooに参画してくれているガ島通信の藤代氏の発案で、アイデアから実施まで約1日で進んだスピード企画です。結果発表はgooニュースをはじめとして内外のメディアで発信される予定です。

正直、2004年までは年間ブログ大賞的な企画を一つの事業者の仕切で行うことはあまり好ましいことではなかったと思っています。草の根メディアたるブログというものが投票型とは言え順番付けがなされて事業者によって発表されるというのはあまり美しくない。

ただ、2005年4月から5月頃に梅田さんのエントリーを皮切りにしてR30さんネタフルさんガ島らが第一次ブログフィーバーを締めくくるようなエントリーを折り重ねて「ブログ終焉論」が一部で盛り上がって以降、ちょうどその頃からブログは一般層へ爆発的に普及しはじめ、ブログの熱源はブログエバンジェリストたちの手からより一般の人々の手に移っていったと認識しています。

こうなってくると年間ブログ大賞的な企画がどんなコミュニティからの発信で行われても、そこに「内輪感」のようなものが出てきたり、こういうときのに光が当ったりしてしまう。それよりは、たとえ同様の企画が乱立してしまったとしても(たぶんすると思いますが)、より多くのコミュニティと無色に接点を持っているメディアやプラットフォーマーのインフラ(機能・集客・露出等)を使ってより多くの意見が集積する状況を整えて、今までコミュニティ接触のなかったような新しい優良なブログたちが浮かび上がってくるようになるといいな、というような思考が巡ってる間にさくっと公開されてました。

まあ、あまり難しいことばかり考えててもおもしろくもなんともないので自分もさっき投票してみた。長らく私のブログの先生であるHeartlogicさんに。
とか、出口調査っぽくみんなで露出してみるのもおもしろいかも、と思って自分の票を露出してみるテスツ。

gooランキングスタッフブログ

posted by huehara88 | トラックバック (0) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月08日

mixi 200万人突破とWeb of the Year 2005 総合大賞受賞おめでとう

真のコミュニティとは「無」であり、アンコントローラブルである。これはリアルでもオンラインでも同様である。

無の中に生じる構成者の心の振動と構成者同士の共鳴が、場が無であるがゆえに伝播しやすく伝播スピードも速く、時にその振動の重畳がそのコミュニティのフレームを形成することになる。
フレームが出来た瞬間にそのコミュニティはサイズが規定され、暗黙のルールが形成され、内向と階層化が始まる。ここでコミュニティはコミュニティ足りえなくなり、それは「ネットワーク型組織」という一種のコントローラブルな存在となる。ただしネットワーク型組織に永続性はない。

2ちゃんねるはひろゆき氏がフレームを規定したネットワーク型組織である。電車男などはその組織の商業的アウトプットであるという認識を持ってよいだろう。

mixiの功罪はコミュニティの外向性確保をサービスの根本にビルドインしている反面、人間関係の蓄積と可視化を可能としたことによって適切な濃度と規模のコントロールが不可能となったことにある。

そんな中、mixiは昨日Yahoo!InternetGuideの総合大賞を受賞するとともに会員数200万人を突破した。笠原さんはmixiというコミュニティのフレームをどの規模に設定するのだろう。

posted by huehara88 | トラックバック (3) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月07日

フィードビジネス・カンファレンス

FBS主催で8日に行われる『フィードビジネス・カンファレンス ~Web2.0時代における、Feedビジネスとテクノロジー~』なるものにパネラーとして登壇させていただきます。先日>小川さんRTC勉強会でスピーチをしていただいたお返しにというかなんというか。

今回は「gooのひと」として出るお話になるので、『goo2.0』戦略をざっとご説明したり、バトルトークをご一緒するサトウマサヒコさんのテクノラティや小川さんのサイボウズとは異なる、日本の2000万人の幅広い裾野のみなさまにサービスをお届けしている立ち位置で、Feedの利便性やWeb2.0の中身が”一般普及”する上での課題や戦術を語りたいと思っている。

ご出席の方がいらしたら、どうぞよろしく。

posted by huehara88 | トラックバック (2) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク

2005年12月04日

ペパボとサイボウズ

木曜はペパボのサービスローンチパーティ。
金曜はサイボウズ.nite2.0。

それぞれに参加して感じることは、
1.今はいい意味でインターネット業界は景気がよい のだろう
2.ペパボは3.0に遊んでいるし、サイボウズ.netというか小川さんは2.0をネタにして遊んでいる
3.インターネット業界は狭い、狭すぎる。 が、たぶんちょっとずつ広がっている

景気のいいときはより業界という一定のコミュニティ範囲内での文化と開発を深めてより投資大成果大な事業に人の思考も資金も偏っていくし、景気の悪いときはより社会に直接響く消費や便益に対してよりロングスパンでインフラを組み上げる方向に人や資本が偏っていく。それはY!→楽→U30→その次 というような波であり回転であり、その時々の天の利地の利人の利を得た人が注目されて勝者になるということである。それ以上でもそれ以下でもない。

景気のよいときに、それが2.0のような今っぽいものならそれを道具にして遊ぶのがよいし、自分はそれをちょうどよいとは思わずに完全にさっさと次に向かっているならば3.0に遊べばよい。3.0の時にはまた全然違うゲームのルールができている。

まあ、ペパボはやっぱり大きくなるし、サイボウズは小川さんや秋元さんのいいフィールドになるんだろうな。


あと、サイボウズ.nite2.0に行ってよかったのは、秋元さんとちょっと長めに話せて、R30さんの顔が認識できて、渡辺さんに話した書籍ネタで後で彼がメールをくれ、shuhoさんに「また会おうねおにいちゃん」と言われてその後動悸が止まらなかったこととかとか。

posted by huehara88 | トラックバック (2) Twitterでつぶやく newsing it! このエントリーを含むはてなブックマーク