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2005年09月06日

「BUOV」 -インターネットマーケティングの4P

現時点のところ、インターネットとリアルでは人の情報行動・感情行動・消費行動に差異があると考える。

インターネットは距離と時間の制約と共に認知障壁が大きく取り払われている代わりに、まだまだマルチメディアコミュニケーションが進行の途上であるためビジュアルや音声での伝達に向く情報・感情を表現することは得意ではない。リアルはその反対に距離・時間の制約に苛まれるがその制約自体が文化の中で消化されており、また表現媒体は基本的に選択可能な状態にある。

そのような違いが前提にある2つのワールドでの情報行動・感情行動・消費行動が、例えば動機が同じであっても媒体が異なるために行動のプロセスと結果が異なってくるのは当然といえるだろう。

なお「いつかはリアルとネットは技術的にも文化的にも融合する」かどうかなどはここでは論点ではなく、2005年9月現在はその2つのワールドで人々の行動プロセスと結果が異なる点に着目したい。

特に消費行動に関しては、ビジネスに直結することや結果が詳らかになりやすい領域であるためにリアル側での研究が進んでいる。世に言う「マーケティング論」だ。マーケティング論にはコトラー先生をはじめとする大家がたくさんいらっしゃり、ビジネス研究・社会研究の結果を体系化してたくさんの理論を発表していらっしゃる。4P、AIDMA、3C、PLC、ブランド理論などなど。(「それは戦略論だ」とかのツッコミは無効)

それらはリアルワールドでの消費者行動(最近は生活者行動という方がそれっぽいらしいが)に当てはめてみると、素晴らしい切り口となってマーケティング思考のサポートをしてくれるわけだが、殊インターネット上での消費者行動に当てはめるとあまりうまく行かないことも多い。当然だ。行動プロセスが異なるのだからそこへの対策も変わってくる。
私の最近の興味はそんなリアルで成立している理論たちをインターネット上でのマーケティングに転化してフィットさせること。以前、思考のプロットとして「ネット消費のバリューチェーン」とか「AISCEAS」とか書いていたが、実体験から自分で考えたり人の話を聞いたりしながらそういったものを積み上げていきたいと思っている。

で、最近の興味は4P理論のインターネットへの転化。もしかするとここ数年のトレンドかもしれないが、インターネットでのマーケティングにおいて、

Productは「Benefit」
Priceは「Usability」
Placementは「Open」
Promotionは「Viral」

と認識して適用していくと上手くいく場合が多いように感じている。
仮にBUOV(ブォーヴ)と名付けてみよう。

前ふりで長くなりすぎたので続きは別途。


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