2005年02月25日

「Buzz」のわかりやすい手法

2004年のブログとソーシャルネットワーキングのムーブメント以降、コンシューママーケティングにおける「CGM」(ブログ・SNS・掲示板等のユーザ発信ツールを指す)や、口コミやそのコミュニケーションを示す「Buzz」といったキーワードが興隆の兆しを見せています。要は「口コミ」がインターネットコミュニティの普及拡大によっていっそう重要性を増している、というお話です。

広告と口コミのどちらを信じるか、という問いに対して8割の人が「口コミを信じる」と答えるという調査データ(参照:クチコミュニティ・マーケティング2)が物語るとおり、今や口コミを無視したマーケティングは成り立たないとさえ言われます。

そんな中でのたいへんわかりやすい「Buzz」の手法がここ数日はてなダイアリーの中で展開されています。

はてなダイアリーのキーワード - ブラザーのレーザープリンタ「HL-2040」欲しい!
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はてなでは、実際にお使いいただいてレビュー(感想文)をお書きいただけるはてなユーザー様を対象に、ブラザー工業からの提供によりコンパクトなモノクロレーザープリンタ「HL-2040」を計5名様にプレゼントするキャンペーンを行います。
(中略)
【応募方法】
本日以降、2005年3月2日(水)までのご自分の日記本文内に“ブラザーのレーザープリンタ「HL-2040」欲しい!“とお書きください。”ブラザーのレーザープリンタ「HL-2040」欲しい!“はキーワード化されていますので、このキーワードを含む日記一覧にご自分の日記が載ったら応募完了です。
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ブラザー工業さんとはてなさんの共同企画で、これに伴ってはてなダイアリーユーザがタイトルを「ブラザーのレーザープリンタ「HL-2040」欲しい!」としたエントリーが大量発生しています。はてなダイアリーユーザのみなさんにはコミュニティでのいい話題の提供になり、一般のインターネットユーザの人々には「なんだなんだ?ブラザーのレーザープリンタ?!」ということになります。加えて「レーザープリンタ」というワードへのSEOにも大変効果的というおまけ付きです。

これはたいへん参考になる事例ですね。

クチコミはこうしてつくられる―おもしろさが伝染するバズ・マーケティング
エマニュエル ローゼン Emanuel Rosen 浜岡 豊
日本経済新聞社 (2002/01)
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2005年02月24日

堀江社長は生き残りそうですね

ニッポン放送問題について、今日一日の動きはそれほど予想に反するようなものはありませんでした。

予定通りライブドア・ニッポン放送・フジテレビの3社ともの株価が大商いの中で下落しました。予定通りライブドアは新株予約権発行差し止め仮処分を申請しました。訴訟における論点は、ニッポン放送の既存経営陣保護目的の第三者割当の違法性と、ライブドアの2月8日の時間外取引が違法な相対取引であったことの立証、とのどちらに重みが置かれるかというポイントに絞られています。どちらの違法性も同程度にグレーの状況ですので、今後の世論の流れが判決を大きく左右するものと思われます。

そんな中、今日一日のFNN系列以外の報道やワイドショーでの扇動は、予想通り堀江擁護論に傾き始めました。昨日近江商人が申しました「判官びいき」の色合いが早速出てきた様子です。これに対してフジテレビが他局の反応を批判しています。このような行動が世間にどのように受け止められるかがわからないのでしょうか。

状況がホリエVSナベツネの時と同様に、またもや「新勢力VS旧勢力」のような構図になってきています。土俵がこのカタチに整ってくると、最終的にこの問題自体がどのように転んでも、堀江社長にはプラスの結果をもたらすことになるでしょう。近年の、古い構造を無差別に嫌う世論が彼に順風を吹かせてくれるからです。

こういった状況から敢えて予測しますと、おそらく今回の訴訟の結果は「いずれにも違法性は認められない」ということになるのではないでしょうか。日本の司法はこの状況に両成敗以外の回答を出すほど独善的ではありませんから。そして堀江社長はニッポン放送株の適正価格での売却の後、またもや鬱屈した日本経済界に新風を吹き込んだ風雲児として、今後も将来有望な若手経営者として生き残り続けることになるでしょうね。

関連記事:
1.ニッポン放送争奪戦はフジテレビの勝利
2.堀江社長への判官びいきという視点
3.堀江社長の「これまで同様」会見

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2005年02月23日

堀江社長の「これまで同様」会見

先ほどライブドア堀江社長の会見の一部が日本テレビとTBSで放送されました。

日本テレビ・TBS編集済みの映像ですのでその全容はまだつかめませんが、堀江社長のコメントは、
「今回の突拍子もない新株予約権の発行はフジテレビさんの圧力がかかったものと思わざるを得ない。こちらは真摯にニッポン放送との業務提携を申し入れ、その場では先方も握手で応じてくれているのです。我々としてはこれまで同様、市場でのニッポン放送株購入を進めていきます」
という主旨のものでした。

どうやら堀江社長はこの5時間の間に、「愚直にメディアの発展を追及したいという思いと市場の正義を主張して世論を取り込み、一般株主を味方につけた上で次のテーブルにつこう」という判断を下したようですね。もちろん次のテーブルとはニッポン放送大株主であるライブドアとして、株主価値を下げ、なおかつ「経営権の保持を目的とした新株発行を認めない」とする商法に違反している可能性のある新株予約権付与の取り下げ訴訟という場です。そしてそこには、フジテレビが新株予約権執行のための2,800億円のキャッシュを用意するつもりなどないはずだ、という読みがあるのでしょう。

明日以降、泥仕合は次の展開ですね。そして世論はどう動くか。

1.ニッポン放送争奪戦はフジテレビの勝利
2.堀江社長への判官びいきという視点

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ライブドア堕ちました

ライブドア・・・

堀江さん、そりゃサーバ堕ちますよ。。 古館さんに「今、ライブドアでストリーミング放送する堀江社長のコメント収録が終わったようです」なんてことを言わせる情報入れたりしたら。

とりあえず今すぐその収録βカム持ってとなりのテレ朝スタジオに部下走らせてください!
ニュースステーションおわっちゃう前に。

ニッポン放送争奪戦はフジテレビの勝利
堀江社長への判官びいきという視点

(2/23 22:50現在)

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堀江社長への判官びいきという視点

一時はフジサンケイグループの「護送船団論理」の勝利と受け止めることのできたニッポン放送争奪戦ですが、もう一つの日本人気質が出てきました。

『判官びいき』

堀江貴文氏はプロ野球での楽天VSライブドア抗争でもこの「判官びいき」を意識してかせずか活用して、球団取得合戦には負けたものの「名をあげる」という勝負には勝つ、という結果を得ました。 
参考:勝ったか負けたか楽天イーグルス

さきほどテレビ朝日ニュースステーションでなされた報道は、「フジサンケイグループはライブドアが法律ギリギリのやり方で挑んできたのに対して、これまた法律ギリギリの対抗策を打った。しかしこれは一般株主を完全に無視した振る舞いだ。ライブドアはこれに対して当然新株予約権差し止めの訴訟を起こしてくるだろうが、そこで一般株主、ひいては一般世論がどちらにつくかが勝負を決めるのではないか」といった論調のものでした。
いやはや朝日らしいニューステらしいということも言えますが、冒頭に述べた「日本人気質」を捉えた論調でもあると思います。

近江商人はさきほどのエントリーで「日本的経営の勝利、勝負あった」と述べたところですが、もしかするとまだ「日本人気質の逆襲」が待ち受けているかも知れませんね。一旦前言撤回させていただきます。

ひとまず23時の堀江社長会見を待ちましょう。

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ニッポン放送争奪戦はフジテレビの勝利

ニッポン放送が4,720万株分の新株予約権をフジテレビに対して発行する取締役会決議を行いました。明日以降フジテレビがこれを受け入れ、新株予約権を執行してニッポン放送株を取得することにより、フジテレビはニッポン放送と合意の上でニッポン放送を連結子会社化することとなります。

ライブドアが「市場の論理」でニッポン放送の株式購入による経営権取得を進めたのに対し、ニッポン放送経営陣がライブドアとの経営方針の不一致を理由にして、「護送船団の論理」で自らフジテレビ子会社化へのスイッチを押した、ということです。

これへの布石として、ライブドアのニッポン放送株式大量購入の発表以降の世論が
「市場の論理もいいけれど、やっぱりそんな無茶なことはしちゃいけないよ。来年以降の外資の株式交換買収規制撤廃後のことを考えても、市場の論理ばかりじゃなくてちゃんと人間同士の意思確認があって理にかなった経営権の移動がなされないといけないよね。だからある程度日本らしい護送船団ぽい防衛策もOKだよ」
という流れが作られてきていました。今の日本人の思考が堀江社長の追求した市場の論理を受け入れなかったのです。仕方ありませんね。

ライブドア堀江社長としてはじくじたる思いではありましょうが、絶対資本主義に対する日本的経営の勝利、ということで、近江商人としてはこの結果を好ましく受け止めます。かわいそうなのは既存のライブドア株主です。明日以降のライブドア株の下落はとどまることを知らずに続くことでしょう。そして、もしかするとリーマンブラザースが、引き受けたMSCBの株式転換を執行してライブドアの親会社となり、堀江社長は失脚の憂き目に合うかも知れません。

これが、良かれ悪しかれ今の日本社会だ、ということですね。

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2005年02月21日

レシピコミュニティ「COOKPAD」

COOKPADというサービスをご存知ですか。
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毎日の料理が楽しみになれば、心からの笑顔がもっと増えるはず。もっともっと料理が楽しくなる秘密がいっぱいのホームページです。
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スタッフのブログなどを拝見してもとても気持ちのいいコミュニティを形成されている、日本最大のレシピコミュニティです。レシピ数は10万件を数えるとのこと。グーグルで「レシピ」と検索して1位に出てくる大阪ガス系の「ボブ&アンジー」でレシピ数6,000件、2位の味の素「レシピ大百科」で10,000件ということですので、その数だけで見てもとても強力なレシピサイトであることがわかります。ですが、このサイトのよさはレシピというコンテンツを介して交わされているコミュニケーションにあるようです。

先日から私自身このコミュニティに登録してレシピと日記をアップしてみたのですが、早速見知らぬ奥様から私のレシピにコメントをいただきました。このコメントがとてもやさしくやわらかい空気を出していて、このコミュニティのバランスのよさを感じさせてくれました。初めてミクシィでひととつながれたときの感触にとてもよく似ていました。しかも「あなたのレシピがメールで友達に紹介されました」というメールも届きました。これはうれしい。「誰かが私のレシピを誰かに紹介するくらい気に入ってくれた(^^」という喜びです。

私はネットコミュニティには3つのベネフィットがあると考えています。「コミュニケーションの楽しさ」「つながっている安心感」「人に認められる喜び」の3つです。COOKPADはひとの基本である衣食住のうちの「食」をコンテンツの中心に据えて、その3つのベネフィットを上手に提供していらっしゃるように感じました。なにより、スタッフブログを拝見していても、主婦を中心としたスタッフの皆様がとても楽しそうに消費者の観点を生かしてサービスを創っている空気がよいですね。

社長さんはSFCの出で、学生時代から近隣の野菜をネット販売したりしていて、仲良くなった農家で食事をいただいたときにその新鮮野菜と農家の食事のおいしさで「食の喜び」に取りつかれたそうです。アメリカ帰りで学生起業な31歳の男性社長が主婦スタッフに支えられて主婦が喜ぶサービスを提供しているというのが想像するにつけ微笑ましいです。

と、ひとしきり褒めちぎったところでたった今COOKPADのサイトに行ってみるとサーバが落ちていましたorz. やはり一見成功しているかに見えるネットコミュニティはまだまだ安定運営可能なだけの収入を得ることに大きな苦労を強いられているのですね。がんばってください。

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2005年02月20日

サザエさんの視聴率と株価の関係

「サザエさん」の視聴率が上がると株式市場は低迷、大和総研がリポート -CNET

同社では、2003年から現在までの東証株価指数(TOPIX)の値動きとサザエさんの視聴率の推移を比較。グラフ化すると、視聴率のピークと株価市況の底などがきれいに一致することがわかった。

サザエさんが見られると景気が悪くなる、ということです。おもしろいですね。大和総研では「サザエさんを見ながら夕食をとるのは、休日に外出しないということで、景気の悪さと関連しているのでは」と分析しているということですが、かなり真実めいているように思います。詳細を分析すると、サザエさんの視聴率UPに伴って外食産業は業績が下がり食品流通業は上がる、という傾向なども見えそうです。

他にもテレビ番組の視聴率と社会動向の関係性はいろいろと見つかりそうですね。その関係性を上手く活用して社会問題の解決を誘導できるとよいな、などとふと思いました。週末の深夜番組を意図的につまらなくして視聴率が下がると少子化対策に効果が出たりとか。

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堤家 逝く脇役と生残る主役

西武鉄道の小柳前社長が自殺 -NIKKEINET

西武鉄道の小柳皓正・前社長(64)が19日午後零時50分ごろ、東京都町田市の自宅で死亡しているのを妻が発見した。警視庁町田署によると、家族あてに遺書が残されており、自殺とみられる。同社を巡っては有価証券報告書の虚偽記載問題で、東京地検特捜部や証券取引等監視委員会が証券取引法違反(虚偽記載、インサイダー取引)容疑で捜査・調査を進めており、特捜部は小柳前社長からも参考人聴取していた。

西武鉄道問題、大企業が滅ぶとき -切込隊長BLOG

小柳氏が、西武グループに忠節を誓って秘密を隠匿するために自ら命を絶ったとも考えづらい。また、秘密を知っているがゆえに何らかの事件に巻き込まれた(そして、そういう方向で「処理」された)とも思われない。それ相応の事実を知るような立場にも境遇にもなかったようだからである。おそらく事情を詳しく聞かれていたであろう「西武鉄道株の名義偽装問題」など知るはずもなく、ただ、西武鉄道の社長になってしまったから尋問されたに過ぎなかろう。


こういった事件がおきたときいつも、「なぜ?」という思いが頭をよぎります。

いわく、不祥事の責任に耐え切れなかったのだ、と。いわく、トカゲのしっぽとして切られたのだ、と。いわく、日本社会の裏構造に追い込まれたのだ、と。その真実など知るよしもありませんが、こういった時に命を絶つのは、メディアの中心でタタキの対象にされている人物ではなく、その周辺にいた脇役の人物です。

不祥事の主役の人間が、人生の大往生として死を選択するのであればまだいさぎよし、と理解できるのですが、なぜ脇役が死ぬ必要があるのか。そこまでして守るべきものがあるのか。それとも主役の人間は脇役を死なせて自分の身を守るほどにこの後の時間で何か大事なものを生み出すことができるのか。

そうは思えません。

堤家は近江商人の血筋です。近江商人ならば自分なりに真正直に生きた末に、いつの間にか重ねてしまった不浄・悪行があったならば、いさぎよくそれを一身に背負って世間に詫びて、裸一貫天秤棒一本の状態に戻ればよいはずです。なぜそれができないのでしょうか。なぜこれ以上、他人様に迷惑をかけるのでしょう。

小柳氏のご冥福をお祈りします。

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2005年02月18日

インターネット広告市場拡大のやさしい分析

インターネット広告費が1814億円となりラジオ広告を上回りました。

4大メディアと言われたテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の一角を崩したという格好ですが、そのこと自体はいずれ来ることがわかっていたことですので、ここでむしろ着目すべき点は「前年比153%」という伸び率です。ネットバブルがはじけた2000年以降の4年間、インターネット広告市場の伸び率は、'00→'01で124%、その後115%、140%と来て、またも5割増の大台に戻したわけです。その間の広告市場全体の伸び率は96%とマイナス成長です。

NRIによる過去の市場予測では、2004年インターネット広告市場規模は一昨年時点では1,204億円と予測され、昨年時点でも1,730億円と予測されていました。これは権威あるNRIの見解として「インターネット広告市場は前年度伸び率以上の成長性は今後も見込めない」という判断があってこのように予測されていたものです。昨年の市場成長はこの見解を2年連続で覆したということですので、規格外の成長であるという捉え方が順当です。

このインターネット広告の成長力復活の要因は、3つのポイントに絞られます。①常時接続環境の普及による媒体接触時間の長時間化、②Adwords・Overture等のキーワードマッチ広告の登場・普及、③大手広告代理店のインターネット媒体見直しによるナショナルクライアントの出稿増加、です。これら3つの要因はそれぞれが相互に作用し合っています。

ヤフーBBのパラソル部隊+格安IP電話による街頭販売戦略は、これまでインターネットにあまり積極的でなかった層の需要を喚起しました。この層はインターネットをすでに一般用語として認識しながらもそこに深く参加していなかった層であるため、ネット先進層らがインターネットに対して持っている疑り深さやネット=無料の感覚が薄く、広告、特に自分のアクションに対して適切なレスポンスをくれるキーワードマッチ広告を違和感なく受け入れています。このことがキーワードマッチ広告の普及を促進しました。

キーワードマッチ広告が成長して困るのは大手広告代理店です。キーワードマッチ広告枠はGoogleやOvertureがインターネットを介して直接クライアントと取引するため広告代理店は基本的に介在しません。これまで4大メディア媒体枠の買取を少数社で寡占しその媒体枠をクライアントに売りさばくことで収益を上げていた代理店としては、自業界が介在しない広告市場が存在感を増してしまうことが大変大きな問題なのです。とはいえ、キーワードマッチ広告は1クリック7円からという低単価の商材であるため、単発で広告代理店が介在するには利幅が薄すぎました。このため、Yahoo!のトップバナーをはじめとする高単価商材と抱き合わせでキーワードマッチ広告にも介在するという手法で、ドル箱であるナショナルクライアントの広告費が自業界をスルーしてしまうことを防ごうとした、という動きが③の背景にあります。

もちろん、インターネットユーザの裾野拡大によってナショナルクライアントがインターネットを自社商品を露出する媒体として認知したことや、テレビとインターネットの同時”ながら”利用者の増加を捉えたクロスメディアキャンペーンといった手法が普及したという一般的な捉え方も大きな要因ですのでお忘れなく。

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経営者の人種と起業家

経営者という人種にもいろいろな人がいます。

自分自身が高いセンスや現場能力を持ってグイグイと現場を引っ張って会社を大きくする人。知力と発想力と人間性に富んでいて会社の歩むべき道筋を照らして周囲を先導する人。自分の身の丈に合わせて周囲と接しながらその身の丈の中で最大の努力をしながら仲間を増やしていく人。もちろんもっともっと他にもいろんなタイプの人がいて、それぞれが個性を持って経営という仕事を生業にしていらっしゃいます。

もちろん、その中には経営のプロセスの中で自信を喪失してしまって会社を前に進めることができなくなってしまう人や、そもそも根本的な能力や性質に適正が無かったことに気づかずにやはり前に進めなくなる人もいます。

本当にいろいろです。

経営者が経営者たる所以として、株主でも従業員でもない存在としての最も重要なミッションは「会社の永続性」を追及することにあると思います。利益の追求や社会への貢献といったミッションは他の存在にも果たすことは可能です。しかし「会社の永続性」を追及することは経営者にしか担うことはできず、もしその経営者が交代するときがきてもそれは永続性の追及行為自体のバトンタッチであったり、もし資本の移動などに伴う経営の移転があったとしてもそのとき元の経営者が最もこだわるべきはやはりその会社の永続性であったりします。ちょうど映画プリティウーマンでリチャードギアが買い取って解体しようとした造船会社の老社長がリチャードギアに懇願していたように。

そう考えたときに、今この瞬間にいろいろな個性を持った経営者のどの人がすばらしい経営者でどの人がそうではないのか、などという疑問は、今から30年ほど後になって彼らが会社の永続性を担保できているかどうか、ということで判断すべきものです。その経営者がたとえその時点でその役回りから外れていたとしても。

そうすると、これから起業しようという人は、「今」の時間の中ですばらしい姿を見せている経営者や「過去」の時間をよりよく生きた経営者を真似ようと考えてもそれがイコール正解ということはありません。正解は唯一、これからの時間の中ですばらしい姿になろうとする自身の姿を思い描いて、その姿を順に形作ってゆくことではないでしょうか。

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2005年02月16日

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアはインターネット社会の縁の下の力持ちです。

インターネットのサービスづくりやマーケティングの仕事をしているときには、ユーザの方向を向いて、このサービスを通じてユーザにいかに便利にいかに楽しくいかに豊かに生活や仕事をしてもらうか、を考えていればよいですし、もちろんそれが最も重要なことです。経営を考える仕事においても、IPの7つのレイヤでいうところのネットワーク層以下の基盤的な部分は事業全体のオーバーヘッドコストとして捉えることが通常になっています。

しかし、優秀なネットワークエンジニアが特殊な言語のごとくにネットワーク用語を駆使しながら、セキュリティポリシーやロードバランシング、ルータのコンフィグをそらで読み上げつつラックの電圧まで計算している姿を見ていると、「インターネットは彼らに支えられてるのだなぁ」と強く感じます。

実は日本のインターネット業界に最も不足しているのは、ネットワークのコア技術を理解して基盤全体を設計できるエンジニアであるとも言われています。

インターネットが単なる情報ツールから消費や生活の置き場所(一種の住み家)となっている中で、ともすると目に見えるサービスとそのサービスエンジニアやプロデューサーたちだけを持ち上げる風潮がありますが、その基盤を根元のところで支えてくれているのはそのインフラを造り護ってくれているネットワークエンジニアたちであることを忘れてはいけませんね。

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2005年02月15日

マーケティングという仕事

「マーケティング」という仕事について。

よくマーケティングという言葉を市場調査や販売施策と混同して使っているのを見かけます。また、学術的には「市場からターゲットを選定し、自社や商品群のポジショニングを設定して、製品のつくりこみ・価格設定・流通方策・ユーザコミュニケーションを最適にミックスして収益の最大化を目指すこと」といったことになるでしょうか。(USの偉い人の定義などはまた別に存在しますが)

それらの営み自体はもちろん重要なことなのですが、「マーケティング」という仕事がどういったものか、ということを問われれば、それは「人の気持ちをどれだけ集められるか、それをどれだけふつうの言葉でまとめられるか」ということになると思います。

価値観が多様化しているバブル崩壊以降の時代においては、短絡的な年齢・性別・職業などのデモグラフィックな属性でマーケットを区分してビジネスしようとしても上手くいかないことが多いです。特に細分化されたメディアの情報や個性をつぶさない教育を受けてきた10~30代の消費者の実態は、デモグラフィック区分の母数における反応率の値がターゲット以外の層におけるそれとあまり変わらないこともしばしばです。

このような状況においては、いかにたくさんの人々と話をして消費者のライフスタイル区分(サイコグラフィック区分ともいえます)を理解しているか、ということが重要になります。頭の中に事業プランの仮説を据えた状態で、まずは雑談をしながら相手の生活目標や消費態度、そのプランの外郭にたいするの考えなどを確認し、決して仮説にプラスな方向に誘導することなくそのプランを語り、その反応を伺って質問を掘り下げます。相手は身近な人から順に、できるだけ多くの人の話を聴きます。

たくさんの人たちの話を聴く中で仮説をスクラップしたりブラッシュアップしたりして、その新しい仮説をまた人に話して話を聴く、という繰り返しです。そうした中で、自分のプランが完成していくと同時に、ターゲットとなる人々のライフスタイル区分が明確になってきます。そしてそのプランを実行することになったなら、これまでたくさん話を聴いてきた人たちが一番うなづいてくれたメッセージで、それが一番伝わりやすそうな方法を使ってコミュニケートするのです。

男子高校生が漠然と「彼女がほしい」と思って、部活動の女友達やクラスの女の子に相談にのってもらって自分の服装やらはなし方やらにアドバイスしてもらっているうちに、好きな子がはっきりしてきていつのまにか本人の言動も磨かれていて、告白の末に恋は成就する、 なんていうのと似ているかもしれませんね。

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ビジネスモデルとユーザマインド

ネットビジネスにおける「ビジネスモデル」という言葉を整理してみます。

インターネットの勃興と時を同じくして「ビジネスモデル」という言葉が喧伝され、魔法の杖のように崇拝された時代も今は昔。ネットバブル崩壊の余波を受けて最近は「ビジネスモデル」という言葉自体が、発しただけで若干「うさんくさい」と言われるような用語に成り下がってきたように見受けられます。しかしながら本来の「ビジネスの構造」という意味合いでは今も昔もこれからも大変重要なキーワードであることに違いはありません。

「ビジネスモデル」とは、あるビジネスにおけるユーザマインドに適合した収入ミックスである、と定義することができます。

ネットビジネスにおける事業者の収入源は、対消費者では機能使用料、情報・物品販売料という2つ、対ビジネスユーザでは広告料、ASP使用料、情報・物品納入料という3つの合計5つしかありません。これにリアルから持ち込まれた収入源である人員提供料、物的インフラ提供料、運搬料が巧みに組み込まれて、これら8つの合計値がネットビジネス市場の総パイとなります。

ここに対して、事業者はアイデアと経営資源を駆使してこれらの収入源を手にするためにサービスや財を作り出し、それが世間のマスかニッチのニーズに最も合致すると思われる表現方法、価格・料率設定で市場に投入します。そこには一般的に「マーケティング」と称されるターゲティング、ポジショニング、4Pといったステップやチューニングの切り口が介在します。そのマーケティングをリアルの市場と比較したときに、未だ市場が発展途上であるが故の変化のスピードへの適応力と、N:Nの情報伝達障壁が低いが故のユーザニーズ至上の思考がより必要とされることがネットビジネスにおけるマーケティングの特徴と言えます。

例えば楽天市場などのインターネットモール事業の当初のビジネスモデルは、消費者が一見すると単純な物品販売に見えるところです。しかし実際は、「インターネットで買い物をするというニッチな消費者に対して、購入選択肢とネットのメリットが十分整った買い物娯楽を提供することを介して集客力を高め、ビジネスユーザに対してその集客力とコマース機能のASP提供を行って対価を得る」という、消費者ニーズと環境の有り様を逆手にとってビジネスユーザからの収益を高めるというものです。この例だけを見てもネットビジネスのビジネスモデルは、収入源はシンプルなのに、その全体像をユーザマインドに適合させるために表現上はとても複雑なものになっていることがわかります。その複雑さがネットビジネスのビジネスモデルを世間の理解から遠ざけているのでしょう。


今でもビジネスモデルなどと言うと難しく考える人が多いように思いますが、ビジネスの構造レベルでネットビジネスを整理したときには、実は至極シンプルに把握することができるものです。近い将来、先人の知恵を集約したネットビジネスの学術的なデファクト教科書のようなものが生まれてくるのでしょう。そうなるころにはこの市場の大きなチャンスはほぼ食い尽くされているのですね。のろのろしている場合ではありません。

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2005年02月14日

アフィリエイトについてのユーザ調査

「アフィリエイト」についてのユーザ調査で、モニターの生声を掲載していてたいへん参考になるものがありましたので、紹介します。
「アフィリエイトでお小遣い稼ぎ」調査結果レポート(2005年1月実施)

「アフィリエイト」といえば自分のWebサイトやブログ・メルマガなどにECサイトの商品や企業サービスへのリンクを張って成果報酬を得るという、主にインターネットで情報を発信する人々向けのサービスです。そのアフィリエイトが「お小遣い稼ぎ」に敏感な主婦やOLの間で認知度を高めてきており、上記の調査では「既にやっている」12%、「今後やりたいor興味がある」41%と、ブームの予兆を感じさせます。

モニターの生声を拾っていくと、既にやっている人の中に「あまり甘いものではないよ」というタイプのコメントも見られるものの、「自分のチョイスで人が買ってくれたときの喜びはたとえようがない」「アフィリエイトは自分のブログをわかりやすくする道具」といったコメントから、楽しみながら小遣い稼ぎができるツールとして、情報を発信する側の人々にも金銭以外のメリットを感じさせていることがわかります。

「アフィリエイト」の一番の良さは常時接続が普及して大きく花開き始めているネットコミュニティの力をテコにして、ネットコマースの売り手にも仲介者にも買い手にもプラスになる、というところです。

別のUSの調査で「消費者はモノを買うときに、売り手の言うことは47%、メディアの言うことは53%、他の消費者の言うことは90%を信じる」という結果があります。自分たちで一生懸命売り込んでもなかなか売上が伸びない売り手にとって、アフィリエイトの普及は追い風です。上記調査モニターの声で「自分でも欲しいと思うものを紹介する」「やっていて癖になる」といった言葉がありますが、アフィリエイトの仲介者は売り手にとって性善で熱心なプロモーターになってくれる可能性があるということです。もちろん、商材が魅力的で本当によいものであることが大事な条件ですが。

また、買い手にとってはそのような性善で自分たちに近い立場の仲介者(用語で言えば「プロシューマー」)の信頼できる口コミ情報を参考にして、かしこい買い物をすることができるわけです。

モニターの声「実際やろうと思うと、どのようにやっていいのか分かりません」という言葉に代表されるように、現在のアフィリエイトサービスはまだまだネット一般ユーザには敷居が高いため、ブレイクまでにはサービス提供者側が技術障壁・心理障壁を大幅に低下させる必要があります。現時点では、申請が容易で簡単に組み込めるAmazonアフィリエイトや、楽天広場でブログを作れば自動的にアフィリエイトをスタートできる楽天市場、ブログを作成すると関連するキーワードアフィリエイトが自動生成されるSeesaaブログなどがこの領域で先行しています。そして、そのAmazonや楽天市場では全体の流通額の30~40%がアフィリエイト経由のものとなっているのです。

上記調査のモニター代表最年少で「ネットとケータイあたりまえ世代」な16歳の高校生が「ブームになりそうな気がします!」とコメントしているところが印象的です。アフィリエイトがこれからのネットビジネスにとても重要な位置を占めることは間違いないでしょうね。

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2005年02月13日

「おとりよせネット」 粟飯原社長

先日、Web of the YEAR 2004の新人賞第2位となった『おとりよせネット』の運営者である粟飯原社長のお話を伺う機会がありました。彼女は1996年にNTTに入社してからネットに触れ始め、自らの手で「OL美食捜索隊」などの企画サイトを運営した後、リクルートで「All About」のマーケティングプランナーを経て一昨年独立したばかりの、一見やわらかくて芯が強そうで、表情に「人生なんでも貪欲に楽しまなきゃ」という空気が表れているすてきな女性でした。

話を伺っていて感じたのは、ビジネスにおけるチャンスもヒントも全てが消費者の声につまっている、ということを彼女自身が思考のベースに持っていて、そこに彼女なりの感性や実行力、ネットコミュニティの可能性などをスパイスにしてサイトを企画・運営していることが現時点の成長軌道の秘訣なのだろう、ということです。

『おとりよせネット』を企画したときは、すでに彼女は「OL美食捜索隊」の運営を通じて同世代(いわゆるネット世代に含まれる20代後半~30代前半)の女性たちの食に対する考え方やスタイルを理解していてたのでしょう。彼女の言葉で言うと、「おいしいものを外だけじゃなくて家でも食べたい、ってみんなが思いはじめてるって感じたんです」というシンプルながらも芯を突いたマーケットの捉え方で『おとりよせネット』をスタートさせたそうです。

エピソードとして、スタートアップ前にある広告主に年間出稿契約をもらってからサイト開始を決めたということや、現在の「お金をもらってクチコミする。いいものはいい、わるいものはダメ、を正直に」というスタイルも周りからは成功するわけはないと言われていたお話などを伺いましたが、どれも彼女自身が同世代の女性たちのニーズとネットコミュニティの大きな可能性を自然体で理解した上で、そのセンスに自信を持って進めたことが奏功した、ということでしょう。


ネット起業家の多くが、カリスマ型(≒自分志向)でパワフルに市場を切り拓くスタイルであるのに対して、彼女の自然体のビジネスセンスとユーザ目線のマーケティング志向はたいへん学ぶべきものが多いと感じました。ちょうどmixiの笠原社長と素養の似ているような気がします。よいネットコミュニティを作る起業家には共通点があるのかもしれませんね。

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ネット起業と情報過多

情報過多である。

いまどき、何か新しいビジネスをやろうとしたときには周りのだれかがそのビジネスの経験があったり経験者の体験談を知っていたりする。それがネット周辺のビジネスであればなおさらである。「コミュニティはもうからないよ」とか、「メルマガはもうだめだね」とか、「直販は在庫リスクがあるからやめとけ」とか。

マスメディアの選別を介さずに情報が発信されるようになったり情報伝達のコストが大幅に低減されたりという、インターネット革命の最も初期的な影響がこういったところに表れているのかもしれない。

しかし、インターネット社会は一年一昔の時間軸で流れている。そしてインターネットで全ての情報要素を伝達できるわけではない。そのことを忘れて、過去の顧客層・顧客規模・消費者マインド・生活時間シェア・インフラ状況などなどの中での失敗体験の肝かどうかもわからない情報でビジネスを判断していては思考もチャンスも深まることはない。

「どんなアイデアも、自分が初めて考えたなどとは考えないことだ。成功とは、それを実行してみて、試行錯誤で最後までやりきって、それが時の利を得ていたならば自ずと手に入っているものだ。」

まあ、まずはやってみることですよ。ネットビジネスは初期投資の小ささが魅力ですからね。

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「下りのエスカレーター」 グッドウィル折口社長

会社を経営するということは「下りのエスカレーターを上に向かっているようなもの」である、とグッドウィルグループの折口社長が言いました。この表現は言いえて妙であり、まさしく経営、もしくは社長業というものを端的に表していると思います。

簡単に上に上がることはできない。一般の人々とは流れの異なる生き方である。
努力して努力してやっと一歩ずつ進めるが、立ち止まったら一気に下に下がってしまう。
その道に乗った時点で、EXITするまでずっと走り続けることを課されている。


それがわかっていても経営の道を志すならば、今すぐに動くべきだ。エスカレーターは刻一刻とスピードをあげている。先人たちはどんどんと前に進んでいる。

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2005年02月10日

ペーパーボーイアンドコー

今一番アツいネット企業を挙げろ、と言われたら、一番にpaperboy&co.を挙げます。
一部の人には「そんな今さら」と言われたり「あんな連中」と言われたりしますが、彼らのスピード感・技術力・マーケティングセンスには誰しも学ぶべきものがあるはずです。

彼らの『インターネットを楽しくしたい! 簡単で楽しく使えるインターネット環境の創造」という企業理念はシンプルでありながら深く、彼らの提供する一連のサービスにすべて直結しています。

ロリポップ、JUGEM、ムームードメイン、キヌガサ、Color me Shop!。どれもすべて個人ユーザがインターネットに能動的に飛び込んでいきたいと思ったときに、簡単に使えて、機能的にも実はプロもそこそこ満足するスペックを整え、かつ価格は常識を打破した設定にしています。そしてそれを「若い女性向け」にターゲットをチューンしてとてもわかりやすいメッセージで伝えています。補足ですが、インターネットサービスに限らずF1向けマーケティングに成功するとバイラル効果と金魚の糞効果で勝手に周囲の層がついてくる、という定石もたいへん上手く活用したマーケティングを行っています。お見事です。

2004年3月にGMOの傘下に入って以降も勢いは増す一方で、今や先進的なサービス展開においては完全にGMOグループの顔となっています。熊谷氏もほくほくでしょう。しかしながら、ペーパーボーイ自体が会社化からたった2年で50名を超える企業体になり、組織としての階層化やコミュニケーションロスもこれから露呈してくるところでしょう。経営者である家入氏のはっちゃけ方も、メッセージとして社内外にうまく伝わらなくなることも多くなってきたところです。

ここからが正念場というにはまだ早いかもしれませんが、現在の素晴らしいスピード感・技術力・マーケティングセンスを持続できるような組織作りがなされて、これからも一層ホットに日本のインターネットを楽しくしていってくれることを期待してやみません。

がんばってください。家入パパ。

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