2004年11月16日
mixi分析3 -1000万PV/日突破
イー・マーキュリーのSNS『mixi(ミクシィ)』、1000万PV/日を突破
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株式会社イー・マーキュリー(東京都渋谷区、代表取締役:笠原 健治)は、11月15日、同社が運営する招待制ソーシャル・ネットワーキング サービス(以下SNS)『mixi(ミクシィ)』の一日あたりの閲覧数が、11月8日に1000万PVを突破したことを発表しました。
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現在(2004年11月15日)の『mixi』利用概況は以下の通りです。
・月間総PV数(10月16日~11月15日) 約2億5000万PV
・一人一日当たりの平均ページ閲覧数 約50ページ
・一日あたりの総日記数 約4万件
・一日あたりの総コメント数 約16万件
・平均アクセス率(72時間以内に同一ユーザがアクセスする率) 70.0%
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mixiの怒涛の勢いを語るのは今更の感さえあるとはいえ、やはりすさまじい成長力だ。12月には3億PV/月をゆうに超えることになるだろうが、これは単純比較でいうと2ちゃんねるの3.5億PV、exciteの3.4億PVといった数字に開始10ヶ月で比肩するということになる。これだけで見てもmixiがいかに成長力が高いだけでなく、すでに十分に一個のメディアサイトのレベルに達していることがわかる。
それに加えてもっとも特筆すべきはそのサービスとしての「粘着力」である。ユーザの3日以内アクセス率が70%という数字の異常な高さが物語るところでもあるが、これを一人当たりPVという観点で見ると、mixi23万UU(12月予測値)、2ちゃんねる670万UU、excite750万UUであり、一般のポータルや掲示板/無料HPサービス類の約50PV/月・人という数値と比較してmixiは約1,300PV/月・人。他サイトの約25倍、Y!オークションという最強粘着サービスを持つYahoo!Japanの615PV/月・人と比較しても、2倍以上の数字である。いかにmixiユーザが曰くの「mixi中毒」に陥っているか、その中毒率がいかに高いかがわかる。
これらの数字が意味するところは、これまでのインターネットサービスが消費者にとっての「ツール」や「趣味」の域を超えない、もしくは局所的なユーザ層にとってのみの居場所であったのに対し、mixiが消費者、特にこれまでネットサービスへのロイヤリティを持つことのなかった層にとっての「リアルに代替する生活場」となっていることだと捉えることができる。
以前のエントリーで記述した招待制SNSとしての特徴、mixiならではの特徴が相互に作用してこの状況が生まれているわけだが、今後この「生活場」となったmixiが狙うべくは、mixi住人がmixi上でより豊かな生活を送ることができるサービスの提供であろう。まずmixi上で商行為がなされるプラットフォームとしてのサービス内通貨の導入、課金・決済・送金機能、法人・個人向けのストア機能、オークション機能、取引者認証制度及び機能、バイラルコミュニケーションをコマース行為につなげや
すくするUI・機能、これら一式への接触障壁を下げ流通活性化を促すためのサイト内検索機能といったものだ。
以前、笠原社長自身がインタビューで「ECの導入も考えている」と答えているとおり、今後mixiとしては順次これらの機能を整えていくものと予想されるが、ぜひとも気をつけてほしいところが、現在のmixiユーザがmixiに感じている魅力である「安心感」「ユーザ自律性」「お金の匂いの無さ」といったものを守る、もしくは折り合いをつけながら進行しないと、ここまで奇跡のようにして築かれた「生活場」としての位置づ
けは簡単に崩れてしまうということだ。私の友人がmixiについて発した言葉に「お茶呑みながらはなしてる気分」というものがあるが、これは端的にmixiユーザ(mixiユーザクラスタのうち特に「内輪で楽しむ層」=最大母数クラスタ)の使用感を表している。要は日本的な「隣近所づきあい」の感覚でそのムラに住んでいる住人に、突然商業主義的なアプローチをかけることは、そのムラを包んでいたやわらかい空気を消し飛ばすことになる、という話だ。そのようなことにならないように、さりとてmixiが築きつつある新たなネット経済の可能性を無駄にすることもないように、上手く上手くmixiの経済圏化のアプローチを進めてほしい。
話を大きく展開しすぎたが、まだまだ成長し新たなネットの可能性を拓きつつあるmixiの今後に強い期待を抱く。 そんな私はもちろんmixi中毒。
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