2009年05月07日

エフルートと超店舗検索が連携した件

集客のエフルート、店舗DBの超店舗検索、位置連動広告のシリウステクノロジーズという3者の美しい連携ですね。携帯ジオメディアを市場として育成していく上での一つのモデルケースとなりそうです。

エフルート、「バーガー検索」「牛丼検索」の超店舗検索と提携:MarkeZine(マーケジン)

今回エフルートが採用した「超店舗検索」は、携帯のGPS機能を使って、チェーン店を検索する「バーガー検索」「牛丼検索」や、「ドラッグストア検索」「100 円ショップ検索」「無線LN検索」などを含み、16種類の25万店舗を検索することができる。

超店舗検索の強みはクロール×手作業で収集・蓄積した25万件という店舗データベース。ユーザー目線で「誰でも知っているチェーンなら信頼できる」ということで敢えて個店を無視したDBとしたことで、結果的にユーザーとメディア双方から使いやすいDBとなっている。

この「信頼性」の担保には食べログに代表されるようなユーザー間のクチコミに頼るのがインターネット的と考えられるところだが、そこを86世代の「ネット的かどうかも相対的な価値軸の一つでしかない」という軽やかな価値観でさらりと(ほぼ無意識に)中小個店の存在を無視しているところがニクい。

おじさん達はすぐに「地域情報ってのはなぁ、地元の商店主の顔が見えてだなぁ、地域を活性でだなぁ・・」といったねっとりしたことを考え出してしまうものね。顧客接点を考える上では個店と大手両面で手を打っておくのが吉ですが、DBとしてだけならねっとりは機械か他人に任せるという手は大いにあり。

そして連携相手のエフルートも昨年軽やかな社長交代劇を演じた企業。行く先楽しみな連携です。

関連:
超店舗検索 柴山嶺取締役 | 近江商人JINBLOG
九段ではたらく社長が会長になった件 | 近江商人JINBLOG
シリウステクノロジーズ 三好雅士執行役員 | 近江商人JINBLOG

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2009年04月07日

Googleマップに路線図情報がかぶさった件

Googleマップに路線図かぶせられるようになったのが超便利。

Google マップで地下路線図を表示--9都市42路線に対応 - CNET Japan

路線図が公開されているエリアを表示した状態でGoogle マップの画面右上にある[その他]ボタンの[路線図]にチェックを入れると、一度にその都市すべての路線を表示することができる。

一見地味な機能追加に見えるけど、人の空間認識と地図とをかけ合わせたたいへん意味深い機能向上。駅チカやその周辺の情景って一度通ったことあれば何となくの肌感覚で認識できて、それと地図上の位置関係を掛け合わせたら認知空間がぐっと広がるよね、という話。

地図上への路線図情報の単なる可視化を行ったというところがポイントなのではなく、「駅」という存在が持つ特有の立体感・実体感によって地図の情報価値が何倍にも増幅されるものだと思う。

ジオメディア的なるもので地図に情報レイヤをかぶせることを考える上で、「利用者が元来持っている認知」を活用して価値増幅するという視点は大事、と改めて感じた一件。

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2009年02月19日

Googleも5分後行動支援

Googleローカル英語版のバージョンアップ。ローカル検索結果上位10件以外も地図上に表示するようになったとのこと。

英語版「Google Maps」検索、上位10件以外の場所も地図上に表示可能に

この機能が今後モバイル機器に移植されたなら、歩いて行ける範囲内の場所を検索する際にとても便利だと思われる。

そう、それ。JapanではY!もGもキャリアもすでに着々と積み上げ進めてる。
うちでももうすぐ5分後行動支援の次の具体策、打っていきますよ。

関連: 携帯検索は『5分後のメディア』 | 近江商人JINBLOG

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2008年12月10日

ジオメディア忘年会2008に行ってきた

先週金曜5日夜、シリウスの関さん・ゴーガの小山さんら有志が主催する『ジオメディア忘年会』に行ってきました。そこにあったのは久々に味わえた「熱量」。自分はこういう熱量が大好きなんだなぁ、と久々に味わったから余計に感じられました。またRTC的なこと激しくやりたくなった。

このジオメディアの会自体は昨年からカンファレンスや懇親会の形で何度か開催なさっていて、夏の第2回ジオメディアサミットはCNETさんでも取り上げられたりでかなりの盛り上がりだったようです。行ってなかったのが残念。

位置情報連動メディアの未来を語る「第2回 ジオメディアサミット」開催- CNET Japan

位置情報と連動する地理的な性格を持ったメディア「ジオメディア」。この業界を盛り上げようと、同業界のプレーヤーたちが組織するジオメディアサミット運営実行委員会が7月30日にカンファレンス「第2回目ジオメディアサミット」を開催した。

個人的には、katy(ケイティ)が1万以上の店舗の方々にご利用いただけるようになってきたことで、これまでの「リアル店舗の携帯サイトかんたん作成ツール」だけでなくそろそろ「リアル店舗の位置情報付き携帯サイトデータベース」の側面を持ち始めたこともあって、ようやく「ジオメディア」な皆様とお話しに行けるようになってきた、という感覚。

今回初めてジオメディアの会に参加させていただいて、冒頭にも書いた熱量に当てられて一層そちら方向に思考が偏って行きそうな予感です。

会の場では、幸い2割くらいの顔見知りの方がいたのでアウェイ感度数は若干マシだったのですがそれでも大半が知らない方で、かなり初めましての名刺交換・ごあいさつをさせていただきました。中でもブログでは古くから存じ上げてるここギコさん(ケータイ国盗り合戦の中の人です)や先日このブログでも触れたクウジットの末吉社長とお会いできたのがうれしかったです。他にもたくさんいろいろお話できました。ご参加の皆さんありがとうございました!

今後結構この界隈に頻繁に出没させていただきたいな、と思っています。

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2008年09月23日

ドコモのコンテンツ専門検索開始とローカル検索の予兆

NTTドコモがiモードのコンテンツ専門検索をスタートされるということで。

iモードのコンテンツ専門検索サービスが開始--エフルート、NTTレゾナントの技術を採用- CNET Japan

10月7日からはiモード検索結果画面から検索クエリーを引き継いで動画、音楽、ゲームの専門検索をすることもできるようになる。

ということなので、導線も太めの重要施策という位置づけの様子。

まだまだ携帯サイト自体が少ないことなどもあって一般検索ではなかなか心地よい検索結果が得られなかったことから、だいぶ前からエフルート佐藤会長が主張されていた「携帯検索の今後はバーティカル検索」という思想をドコモさんも採用された形(かな)。

一般検索でのドコモ×Googleの提携のインパクトが強かったので、バーティカルも何らかの形でGoogleのエンジンで実現するか、そうでなければドコモが先日100億出資したNTTレゾナントに全部任せるかとなりそうに思われましたが、ここでしっかりとエフルートが食い込んだのは素晴らしいことですね。未来を見越したビジョンの提示と愚直な実践が為した業だと思います。

ドコモさんは先日から「生活支援から行動支援へ」というフレーズを掲げていらっしゃいますが、コンテンツのバーティカル検索を打ち出せたこの次はいよいよローカルのバーティカル検索に取り組まれるのでしょうか。

4月のiメニューリニューアル時にiエリアの導線が太くなっていたり、先日報道のあった「利用者の場所と時間を自動的に認識し、それに合わせて営業中の最寄りの飲食店やレジャー施設など最適の情報をインターネット上から探し出す」というサービスの件や、Googleが着実に増強している国内のGoogleローカルDBとの連携組み込みなど、水面下で進んでいるであろう施策も徐々に視界が開けてきましたね。

先日このブログで「携帯検索が5分後の行動を規定する」という考えを書きましたが、自分たちはそのリアル行動の行き先となる個店の携帯サイトをケイティを通じて愚直に増産することに注力していこうと思っています。

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2008年08月19日

Google Base ってあったなぁ

Google Baseってあったなぁ。ものすごい久々に目にした。

グーグルにまた特許侵害訴訟--「Google Base」などをめぐり - CNET Japan

ソフトウェアメーカーのGraphOnが検索大手のGoogleに対して訴訟を起こした。Googleのサービスである「Google Base」「Google AdWords」「Blogger」「Google Sites」、および「YouTube」がGraphOnの特許を侵害したとしている。

Google Base登場は2005年11月15日(どうでもいいが私の誕生日)。当時は世界国家を作ってしまおうとするGoogleの最終兵器的プラットフォームサービスかのように憶測を呼んだり喧伝されたりしていたが、今思えばあの時期くらいがGoogleの有していた底知れなさ・得も言われぬ期待感バブルのようなもののピークだったような気がする。

Google Base、ついに姿を現す--実態は「何でも共有サイト」か - CNET Japan

Googleが今も凄まじく強大でまだまだ巨大化する存在であることには変わりないし、Google Base自体コンセプトは素晴らしいとは思うんだけどね。コンセプト的にはkatyのそれは少し近い。

あと、脈絡ないけどこないだシュミットCEOが言ったこの話はモバイルウェブにぶっこんで行ってる自分たちには心強いお話です。
メディア・パブ: Google CEOのシュミットが予言,将来はモバイル事業がPC事業を上回ると

iPhone3Gもきっかけとなってシリコンバレーではモバイル熱が想像以上に高まっているとのことです。ガラパゴスケータイも熱上げていきましょう。

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2007年11月03日

gooスクロール路線図イイ!

まいどどーも。gooのまわしもん(誰にも頼まれてないけど)の上原です。

gooの乗換案内に「スクロール路線図」がつきました。こういうインターフェースは確かにほしかった。gooのツールチームさん(or gooラボ絡んでる?)、GJ。

gooが「gooスクロール路線図」を提供開始--マウス操作のみで検索可能:ニュース - CNET Japan

gooスクロール路線図は、スクロール可能な路線図上の駅名をクリックして出発駅や到着駅を指定するだけで、キーボードから駅名を入力する手間なしに経路検索ができるサービス。

今までなかったのが不思議、というタイプのサービスだけど、実際に目にするとやっぱりいい。ローディングの時間が長いのがちょっとストレスなのと、都心だとマウスでつかもうとしたら駅選択になっちゃうことが多い、というようなツッコミどころはあるけど、総論OKな仕上がりですよ。

「goo地図」や「goo天気」「goo地域」の各gooサービスとの連携により、周辺地図やそのエリアの天気、飲食店などの地域情報を確認することも可能。

ということで、ローカルサーチ的な方向に目線がしっかり行っているのも好感。gooはNTTなんだし、「地域」だけはGoogleやYahoo!に負けないでね。

あと、これを携帯で使えるUI用意したら、結構ブレイクもんだと思います。期待して待ちます。

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2005年08月11日

Googleのローカルサーチ戦略が回転し始めた

Google Map API を利用したサービスが日本国内で矢継ぎ早にリリースされています。APIリリース直後ははてなのはてなマップが目立った程度でしたがいよいよウェブサービスとして回転を始めた感があります。

地図からブログ検索「maplog」βがスタート -ITmedia

ニューウェイブは9日、Google Maps APIを利用して地図からブログを検索できるサービス「maplog」のベータ版サービスを開始した。

イー・マーキュリー、地図から求人検索「地図から検索 Find Job ! Maps β」ベータ版を開始 -SEMリサーチ

株式会社イー・マーキュリーは2005年8月10日、求人情報サイトFind Job !(ファインドジョブ)において、地図から求人情報が検索できる「地図から検索 Find Job ! Maps β」サービスを開始した。求人情報業界では初の試みという。

規約上GoogleはMapへの広告掲載を制限していますが、今回のFind Job!の例のように広告料を取って収集しているコンテンツを付加価値的に地図上にプロットする程度の利用であればOKという判例ができれば、今後一気に広告モデルのコンテンツホルダー(ぐるなび、トラベル・シーオー・ジェーピーなど)がGoogle Map API を採用する可能性が出てきます。写真、ブログ、求人情報、と来まして、今後は飲食店・商店・ホテル・金融・・・ と続いていくことになるでしょう。

Google MapにおけるGoogleの戦略は、ウェブサービス⇒コンテンツアグリゲーション⇒ローカルサーチ広告、のステップで進めることだと思われます。

ローカルサーチ市場を根元から席巻するためにまずはウェブサービスとしてのGoogle Mapをゆるめのレギュレーションで提供して、イエローページ(日本ではタウンページ)や折込広告・ミニコミ誌といったローカル広告市場の対象に加えこれまでローカル広告市場には入ってこなかった領域の商材までを事業者側のオペレーションで地図上にプロットさせ、1~2年のスパンをおいて十分にコンテンツが収集できたところでローカルサーチ広告として広告料を徴収する、というものと予測します。

ユーザの利便性とサービス提供者の自発的貢献の先に新たな収益源を生み出すGoogleのビジネスモデルは全く素晴らしいものと思いますが、梅田望夫氏いわくの「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられているミッション」という思想を知るにつけ、本当に私達のすべての情報がGoogleに支配されていく危険を感じ、日本のローカルサーチもがんばれよと応援したくなる今日この頃です。

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